他人の服を汚した時の4つの対処法!トラブルを避けるには?

コクハク編集部
更新日:2021-09-14 06:00
投稿日:2021-09-14 06:00
 うっかり飲み物をこぼしてしまったなどで、他人の服を汚してしまうと焦りますよね。特に、相手が激しく怒ってしまった場合には、パニックになってしまうでしょう。実は、服を汚してすぐの言動が、その後、トラブルになるかならないかの大きなカギになるんです。そこで今回は、トラブルを避ける対処法を5つご紹介しましょう。

他人の服を汚した時は「最初の言動」が大切!

 どんな人も、自分の服を汚されたらとても嫌な気持ちになりますよね。それが、買ったばかりのお気に入りの服だったり、これからデートに行くところだったりすれば、その怒りはますます大きくなるでしょう。

 そんな時、パニックになって「クリーニング代です」と、千円札だけ渡したら、相手はどう感じるでしょうか?「金額の問題じゃない!」と、気持ちを逆撫でしてしまうかもしれません。つまり、いかに相手に「お詫びの気持ちを伝えられるか」が、その後トラブルを招くかどうかの分かれ道になるのです。

トラブルなしで和解! 他人の服を汚した時の対処法4つ

 それではさっそく、他人の服を汚した時に取るべき言動をチェックしていきましょう! どの行動をとるのが良いかは場合によって違うので、状況に応じた適切な言動を判断してくださいね。

1. まずは「お詫びの言葉」を伝える

 服を汚すトラブルを起こしてしまった時、多くの人はパニックになって「クリーニング代を払います!」と、お金の心配をするでしょう。でも、汚された相手の気持ちになれば、それは二の次。「このあとの予定や、お気に入りの服なのに……」ということが気になるものです。

 この気持ちのズレが、相手を怒らせる原因になることも。そのため、服を汚してしまった時には、まず「申し訳ありません!」「やけどしていませんか?」など、相手を気遣う言葉をかけるようにしましょう。

2. 相手の立場を考えて対応する

            
 お詫びをしたあとは、服を汚された相手の立場を考えて対応するようにしましょう。「時間がないので、弁償についてはあとで連絡します」と言われれば、速やかに名刺など連絡先を渡します。

 また、相手が「この後、人に会うのに困った……」といった状況なら、ひとまず近くのお店で代用できる服を買える最低限の現金を渡すというのもありですね。

3. 不快感を出さずに誠心誠意謝罪する

 誠心誠意お詫びをしたのに、クリーニング代や弁償代を請求されると「謝っているのに……」と、不快感をあらわにする人がいます。でもこれはNGです。

 ケースにもよりますが、言い訳をしたり、相手も悪かったなどと指摘したりすると、多くの場合、トラブルに発展してしまいます。ある程度の金額を出すことになることを覚悟しておいたほうが無難でしょう。

 汚してしまった事実があるなら、とにかく謝ることに集中すること。そうすることではじめて、相手に「そこまで謝るなら許そうかな」という気持ちが生まれるのです。

4. 弁償代を送る場合は可能なら「お詫びの手紙」を添えて

 弁償代を現金書留で送る場合は、お詫びの手紙を添えるとより誠意が伝わります。内容としては……

・汚してしまったことに対するお詫び
・汚れてしまった原因について
・反省の気持ち

 自分の立場を落としてしっかり謝ることで、相手もこれ以上怒りがエスカレートするリスクを抑えることができるはずです。

他人の服を汚した時にトラブルになったら弁護士に相談を

 お詫びの気持ちと誠意を見せても、人によっては「精神的苦痛を受けた」ということを理由に高額な慰謝料や弁償代を請求してくることもあります。

 もし、わからないことや不審に思う点、トラブルなどに巻き込まれた時には、遠慮せずに弁護士に相談しましょう。時系列にメモなどを残しておくと良いかもしれません。対処法は個々のケースによっても違うため、まずは話だけでもしてみてくださいね。

他人の服を汚したら「相手の立場」を理解してとにかくお詫びを!

 今回は、他人の服を汚した時、トラブルにならない対処法をお伝えしました。でも、まず頭に置いておきたいのは、「相手も人間だ」ということ。どんなにいい人でも、こちらの対応次第では、態度がまったく違ってくるでしょう。

 あくまで、汚したのは自分だということを意識して「相手の立場を理解する」「すぐにお金で解決しようとしない」「謝ることに徹する」という対応をしてみましょう。トラブルなく和解できるための参考になれば幸いです。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


手のぬくもりとともに
 自然と手を合わせるときの気持ちって、  みんな、おんなじだよね。
実りの秋! 澄みわたる青空の下“たまたま”狩りに出かけませんか?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
女と水がいっぱいだ…『娑婆』は何て読む? ヒント:「娑婆はいいな」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第83回「迷いインコ歌をうたう 前編」
【連載第83回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
中目黒「ダコー」はまだ大混雑? 代官山「無印良品」新店はオサレな店員さんだらけだった!【秋の東京散歩】
 8月のオープン時には話題を呼び、大行列をなしていた中目黒のパン屋「ダコー(dacō)」。あれから2カ月が経ち、やっぱり...
下世話な仕事がバレた? 夫や息子の「意外な反応」で主婦が気づいたこと
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
地味な女に負けた? 夢を諦めた“こたつライター”の「プライド」が砕かれるまで
 大崎の高層マンションに暮らす華は、テレビ局に勤める夫・大輔と二人の子供に囲まれ悠々自適な専業主婦生活を送っている。毎日...
私の「仕事」は夫に内緒。専業主婦が下世話なゴシップにのめり込むワケ
 夫を仕事に、ふたりの息子を小学校に送り出してからが、自分の時間だ。  長時間かけて丁寧に淹れたブルーマウンテンを...
プロ作家・村上龍先生をリスペクト。64歳のプロ童貞が語る「自己啓発本を好きなこれだけの理由」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「#男児ママ」トレンド入り 小学校低学年の息子が大浴場で誰かに触れて問題になったら?【弁護士解説】
 9月末、X(旧ツイッター)で「男児ママ」がトレンド入り。これは男児を銭湯や温泉、または女子トイレに連れてくる男児の母親...
え、これだけで? 爆速で人と仲良くなれる「超簡単」なテクニック
 みなさんは距離を縮めたい人にはどんな風に接していますか? 私はミリ単位でジリジリ近づくことが多いのですが、スナックでの...
ボサ髪にギョッ! 100均ヘアグッズで「ちゃんとした女」に変身できる?
 写真や動画を見返した時、自分の髪がボサボサすぎてギョッとしました。「いい加減ヘアセットくらいしようよ」と出かける前の自...
最近の小学校で教わる「ふわふわ言葉」って何? 大人こそ大切にしたい心地よい言葉6選
 皆さんは「ふわふわ言葉」を知っていますか? 最近の小学校の教育現場で教材になっている、子供だけでなく大人こそ改めて大切...
プー太郎君の「ほよよ顔」に癒される~♡ 猫カフェで至福のひと時
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「リンドウ(竜胆)は仏花」と決めつけるのはもったいない! “花が咲くリンドウ”を楽しんで
 日中は冷房、夜は毛布をかけて寝る不思議な時期です。これを秋と呼んでいいのかは迷いますが、季節の移ろいを感じる今日この頃...
「あー家が狭い!」4つのイライラ解消法。プチ優雅な暮らしを諦めない
 家が狭いとイライラしてストレスが溜まりますよね。物にあふれた部屋を見るだけで、どっと疲れが押し寄せてきます…。でも、ち...