ネットで知り合った人と会う時に気を付けるべき“3つのこと”

内藤みか 作家
更新日:2021-09-02 06:00
投稿日:2021-09-02 06:00
 SNSやマッチングアプリで知り合った人と会い、事件に巻き込まれてしまう女性が後を絶ちません。特に初めて会う場合には、自分の身を守るためにも、十分に安全できる場所で会う必要があります。今いちど、チェックすべきポイントを確認しておきましょう。

マッチングアプリの利用が増えている

 コロナ禍のため、出会いを求める男女の行動には大きな変化が起きています。まず、今まで婚活パーティーや街コンや合コンなど、リアルな出会いの場に参加していた人たちも、そうした活動がなかなか開催されず、また、開催されても感染対策などで今までよりも参加者が少なくなっていることから、オンラインで出会うようになっているのです。

 そのためどういうことが起きているかというと、マッチングアプリやSNSなどのオンラインには、出会いを求める人がいまだかつてないほどに溢れているのです。さまざまな人が色々な目的で登録しているため、かなり混沌とした状況になっていると言えるでしょう。

ずっと家にいて出会いがない

 出会いを求める人はプロフィールに「コロナでずっと家にいて出会いがないので始めてみました」とあることも多く、こうしたサイトにまだ慣れていない初心者であることがうかがえます。そして「最近はなかなか旅行にも遊びにも行けないので、一緒に行ってくれる人募集してます」など、コロナ禍での鬱憤がかなり溜まっていることが伺えます。

 こうした初心者たちに、ベテランたちが言葉巧みに誘えば「会ってみようかな」とその気になる人もいることでしょう。しかし、サイトにいるのは良い人たちばかりとは限りません。純粋な交際をしたいのではなく、お金や体だけが目当ての人もいます。自分が勤めている店に飲みにこないかと誘う勧誘系の人もいます。信用して大丈夫な相手なのか、慎重に観察する必要があるのです。

すぐに会わない

 まず大切なのは、知り合ってすぐに合わないということです。

 わずか2、3回やり取りしただけで「会おうよ」と言ってくるような男性がいたら「もう少しお互い仲良くなってから」と返事をすることをお勧めしたいです。すぐに親密になれる相手を探しているような即アポ系の男性の場合、会えないとわかったらそこで関係が終わる可能性が大ですが、相手とニーズが違うわけですから、それでいいのです。

相手の車に乗らない

 ネットでのやりとりでは「車持ってます」「迎えに行けます」などと車がらみの甘い言葉もしばしば見かけます。コロナ禍であっても車でなら遠出をすることもできるため、車持ちの男性を好ましく思う人もいるかもしれません。

 けれど、車は密室。車に乗るなり山奥に連れて行かれて暴行された事件が何度も起きているので、軽々しく乗らないことです。同様に相手の自宅も密室なので、軽々しく足を踏み入れないことです。

相手の言うことを簡単に信じない

 ネットで知り合った相手のなかには、嘘をつく人がいます。

 たとえ相手が素晴らしい経歴の持ち主だと言ってきても、それを証明してもらうまでは、疑いの心を持ち続けることです。なかには既婚者であることを隠してサイトに登録している人もいますし、最近では「ワクチンを2回接種完了済みで安全だから会いましょう!」とプロフィールに書いてアピールする人もいますが、それも事実かどうかわからないので、人を信じすぎないことです。

誰とどこで会うのか伝えておく

 そして、ネットで知り合った人と会う時に、誰にもそのことを伝えないで出かける人もいるようですが、それはあまりおすすめできません。誰かひとりには「誰とどこに行く」ということをあえて知らせておくべきです。そうすれば、万が一事件に巻き込まれても、ある程度の手がかりを残すことができるからです。

 誰にも行き先を告げずに出かけてしまったら、行方不明になった時に手がかりが少なくなってしまいます。万が一のことを考えて、相手のアカウントを親友にだけは伝えておくなど、慎重な準備が望まれます。命を守るためにも、最初のうちは人目につかない場所に行くことを避け、他の人もいるカフェなどで会ううにしましょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ
ぎゃー! 初対面デート、相手がタイプじゃない…どうする? 5つの対処法
 素敵な男性と出会えるチャンスが潜んでいる、マッチングアプリ。マッチングアプリで恋愛成就させる人も増えている一方で、初デ...
恋バナ調査隊 2025-05-26 06:00 ラブ
【男女別】結婚の理想と現実をガチ告白。思ってたんとちがーう!
 あなたは結婚に対してどのような理想を持っているでしょうか? 理想の結婚生活を求めて婚活している人もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-05-25 06:00 ラブ
「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
意外と簡単? 男に「守ってあげたい」と思わせるLINE3選。やっぱりギャップが大事なのね
 男性には庇護欲があるもの。「守ってあげたい」と思った瞬間、相手の女性を意識したり好意を持ったりしがちです。あなたも意中...
恋バナ調査隊 2025-05-24 06:00 ラブ
43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンター...
蒼井凜花 2025-05-23 11:15 ラブ
やらかしたー!「いい女アピール」が完全裏目に… 恋愛ブランディング失敗談4選
 マッチングアプリやSNSなどが普及し、多くの異性と気軽に出会える時代。だからこそ、いい男を見つけた瞬間「他の女に取られ...
恋バナ調査隊 2025-05-23 06:00 ラブ
男性が即OKするデートの誘い方とは? “断られ知らず”アラサー女子の極意
「勇気をふりしぼってデートに誘ったのに断られちゃった」と嘆く女性は少なくありません。その一方で、お誘いに全部OKをもらえ...
内藤みか 2025-05-22 06:00 ラブ