「マスカレード・ナイト」大ヒットスタート
元祖・視聴率男の木村拓哉(48)の勢いがまたすごい。アラフィフとなったここ数年でもドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)や「教場」(フジテレビ系)といったヒットシリーズを生み出し、19年公開の映画「マスカレード・ホテル」(東宝配給)は興行収入46億円超え。現在公開中の続編「マスカレード・ナイト」初週は、前作超えを狙えるロケットスタートを切った。
フジテレビ製作の同シリーズだが、局の垣根を超えて番宣に出まくっている。今月7日に放送された「家事ヤロウ!!!」(テレ朝系)では「木村拓哉流の超リアル飯」を手際よく調理。9日に放送された「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)では馬上から的に矢を命中させる流鏑馬に挑戦し、見事ラストの3度目で射貫いてみせた。
「カッコいいキムタク」のてんこ盛り
翌週16日にも同番組の「木村拓哉が突然ファンの目の前に現れる」という企画で、木村の大ファンだという河北麻友子(29)を喜びと驚きの渦に巻き込んでいた。
こうした「カッコいいキムタク」に焦点を当てた番組は新作映画の番宣に限った話ではなく、ひとつのお決まり演出として散見された。彼を番組がヨイショしているのがあけすけで、いつからか、ネット上の視聴者から「ちょっと痛々しい」という声も出てくるようになった。
天下のキムタクは新たなフェーズに入った?
それでも天下のキムタクは、自分を貫きつつもアップデートし、新たなフェーズに入ったように思う。ひとつには、家族ネタの解禁だ。2000年に工藤静香(51)と授かり婚をした後も、アイドル時代はNGだったが、次女のKoki,(18)が18年に、長女のCocomi(20)が19年にデビューして以降、風向きが微妙に変化。彼女たちがSNSで夫・パパであるキムタクの匂わせを頻繁にして、本人も徐々に解禁してきていた。
そして、今回の一連の番宣ではより顕著に、木村の口から家族について語られた。今月15日放送の「TOKIOカケル」(フジ系)で、国分太一(47)から子育てで「髪の毛を乾かすことはありますか?」と聞かれ、「ありますよ」「あの時が一番可愛くない? こっちは乾かしてるんだけど(娘は)全然違うことをしてる」と語り、子煩悩ぶりを見せた。
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