涙が頬を…彼女に見せられたレズビアンの元カノとの裸写真

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-10-15 06:00
投稿日:2021-10-15 06:00

突然現れた第3の女性

――そんな……お互いおつらいですね。

「はい……A美はアパレル会社でバリバリ働いてキャリアを積んで、美人で、誰の目にもまぶしい存在だと思いますが、どんなに輝いて見える人でも心の闇はあるのだと感じました。

 ただ、優しいときは思いっきり甘えさせてくれて、セックスだって『もう死んでもいい』と思えるほどの快感を与えてくれる――完全に、彼女無しでは生きていけない自分になっていました。

 どんなに傷つけられても、出会った頃の楽しい思い出やセックスの快楽の瞬間があるから……。

 もう完全に支配されていますよね。

 頭で理解していても、感情はついていかない。もう這いあがれなくなったらどうしようと思いながら、睡眠薬を飲んで寝る日々が続きました」

――聞いていて苦しくなります。

「ある日、久しぶりに明るい声でA美が『新宿二丁目のレズバーに行こう』と誘ってきたんです。あまりにも明るい声だったので、ちょっと不思議に思いながらも『今度こそ改心してくれたのかしら』と心弾ませながらバーに向かったんです。

 店に入るとすでにA美はカウンターに座っていました。二人で乾杯をして、『今日は酔わないから、安心して』と言ってきて――。

 酔うと攻撃的になる性格はA美自身もよくわかっているようで、少しだけ安心しました。

 しかし、またも愕然することが起きたんです。

 30分後くらいだったでしょうか。

 店のドアが開いて小柄でキュート系の子が入ってきたんですね。ロングヘアを丁寧に巻いて、メイクもばっちり。細身の体に白のワンピースが似合っていました。

 あの子もレズビアン?と思っていたら、A美はその子に手を上げて『こっちだよー』って横に座らせたんです。
『初めまして』と頭を下げた女性は、同じアパレル関係の仕事をしているB子(32歳・独身)と名乗りました」

元カノを前に大人の対応をしたけれど

――なんと、お友達も呼んでいたんですか?

「はい、てっきり二人きりのデートだと思っていたのに、ちょっとショックでしたね。私も自己紹介をしましたが、ルックスでも若さでも明らかに私のほうが負けている。

 でも、もっとショックなことが起きました。

 A美が『実はB子は元カノなの』とあっけらかんと言ってきたんです」

――そんな……W子さんに許可も得ず、元カノを同席させるのは、ルール違反では?

「私も同じことを思いました。元カノが同席するなら、私は来たくなかった……一瞬にして表情を引きつらせた私を心配したのか、B子さんは私に『大丈夫ですよ。私は今、他の女性と付き合っていますし、A美とは単なる友人です』と笑みを向けてきました。

 私も大人の対応をして、『はい……』と答えましたが、動揺する私を見て、A美は嬉しそうにしていましたね。

 しかも、これ見よがしに『W子、大丈夫だよね。W子にはダンナもいるし、おあいこだよね』などと訳の分からないことを言って、一人で笑っているんです」

裸で抱き合う二人の画像を…

――そんな……ひどいです。

「気まずい空気を察したのでしょう。B子さんは30分ほどで『仕事の電話が入ったから、そろそろ帰ります』と席を立とうとしたんですね。

 その時、A美は『そういえばB子と撮ったエッチな写真、まだ持ってるのよ』とスマホを操作し始めたんです。

 信じられませんでした。

 B子さんが『やめてよ!W子さんに対しても私に対しても失礼でしょう!』と、やや強い口調で止めたのですが、A美の耳にはまったく届いていないようで……。

 で、A美が『あ、あった!』と私に差し出した画面には、裸で抱き合う二人の画像が次々に表示されたんです。

 キスをしたり、抱き合うショットはもちろん、アップにした乳房、乳首を摘まむ姿、露出した性器、性器と性器を密着させた貝合わせ、大人のオモチャをハメた性器……もう、心臓がバクバク鳴って、悲鳴を上げたくなるような画像が、これでもかと私の眼前にさらされて……」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


遠隔プレイ専用ローター爆誕!マグネット装備でフィット感◎
 生活雑貨でも何でも、従来のアイテムがちょっとの工夫で劇的に使いやすくなることってありますよね。なんで前からなかったのか...
桃子 2024-02-18 06:00 エロコク
パンティの奥が熱い…乳房、卵巣を失った40代主婦。男の誘いに抗えず#3
 乳がんをきっかけに両乳房と卵巣を切除した香織さん(仮名・49歳主婦/子供アリ)。彼女は、単身赴任をきっかけ外泊するのが...
蒼井凜花 2024-02-24 15:52 エロコク
パパ活も多様化の時代…収入のためではなく手段として愛人に
 長引く不況で勤めている会社もどうなるか分からない昨今。副業しようかと考える方も多いはず。  そんな中で3年前あた...
中山美里 2024-02-13 06:00 エロコク
プリプリのボディが“中”でグルグル回転♡ああん、気持ちいい
 レトロな雰囲気のバイブレーター、懐かしく感じる人もいれば、新鮮! と感じる人もいるでしょう。 「無限輪廻くねりん...
桃子 2024-02-11 06:00 エロコク
乳房と卵巣を失った40代主婦「愛されたい…」マチアプで男漁り #2
 乳がんをきっかけに両乳房と卵巣を切除した香織さん(仮名・49歳主婦/子供アリ)。  彼女は、単身赴任をきっかけ外...
蒼井凜花 2024-02-21 20:26 エロコク
顔だけじゃなくて職業&年収も…オジサマだって盛りたいです
 いつもはパパ活女子を対象にインタビュー取材をしている私ですが、先日、愛人探しを最近になって始めたという50歳の男性に話...
中山美里 2024-02-07 06:00 エロコク
吸われて軽く叩かれて…マルチユースなバイブレーターに夢中
 人は常に、新たな刺激を求めます。吸引系グッズといわれるものが2017年ごろに登場してから、吸われる快感に目覚めた女性は...
桃子 2024-02-04 06:00 エロコク
両乳房と卵巣を失った40代主婦、婚外恋愛の彼と関係が狂い始めて #1
 現在、マッチングサイトやマッチングアプリでの出会いは珍しくない。  婚活や趣味仲間、そして、愛するパートナーがい...
蒼井凜花 2024-09-03 13:54 エロコク
女って怖い! 35歳主婦が25キロのダイエットに成功したワケ
 そろそろ女性たちの口から「薄着の季節に向けてダイエットしなきゃ」という言葉が出始めるこの季節。  冬は何かと食べ...
中山美里 2024-01-30 06:00 エロコク
平たいフォルムの面が刺激♡ 新しい心地よさを体験してみて
 平たいフォルムの「極天 -kiwami ten- rotor キワミテン ローター 菱」。女性には、まるで薄型の生理用...
桃子 2024-01-28 06:00 エロコク
パパを逃がさないために! 25歳フリーターの驚きの“隠し玉”
 ある取材でこんなことを言っていたキャバ嬢がいました。 「指名のお客さんをできるだけ長く引っ張るために“あと一押し...
中山美里 2024-01-23 06:00 エロコク
今年デビューを考えているなら…お手軽価格&シンプルさが◎
 2024年が始まったばかりですが、今年こそグッズデビューをしたいと思っている女性に、お伝えしたいこと。それは「お手軽価...
桃子 2024-01-21 06:00 エロコク
40代人妻探偵の止まらない性欲! 涙の極秘SEXからお掃除フェラまで #5
 探偵事務所に所属する探偵・波子さん(仮名・48歳既婚/子供なし)は、5回にわたる不妊治療(体外受精)を受けたが、子供は...
蒼井凜花 2024-01-19 06:00 エロコク
男も女もカップルでもひとりでも! 無限に楽しめるグッズ♡
 2024年っぽさを感じる新商品といえば、「TENGA ユニ」で決まりでしょう。男性も女性も、カップルでもひとりでも楽し...
桃子 2024-01-14 06:00 エロコク
40代人妻探偵の危険な性欲 依頼人の自爆に触発→オナニーで3度イキ #4
 探偵事務所に所属する探偵・波子さん(仮名・48歳既婚/子供なし)は、5回にわたる不妊治療(体外受精)を受けたが、子供は...
蒼井凜花 2024-01-19 13:32 エロコク
嫌になったら即バイバイ! 愛人市場は女のほうが強いんです
 さて今回は買い手市場なのに、主導権は売り手が握っているという摩訶不思議なお話。  あ、愛人の話ですからね、決して...
中山美里 2024-01-09 06:00 エロコク