「ガーデンシクラメン」攻略法! 間違った園芸方法に決別を

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-10-20 06:11
投稿日:2021-10-20 06:00

横から上から…葉をよく見るべし

 シクラメンにもいえることでございますが、ガーデンシクラメンの花の数は葉の数と同じだと思ってくださいませ。

 良いガーデンシクラメンの株とは、大きさの揃ったたくさんの葉が詰まってこんもり盛り上がって構成されているもの。葉のバラツキがなく、上から見ると株全体が丸く美しい円形を描いているものが個人的には良いと思っております。

 本来9月から10月というのは、シクラメン農家さんでは理想温度の中、花や花のツボミを除去し、葉を増やしながら球根の負担を減らして太らせる、という球根の育成に尽力なさっている最中でございます。

 長期間楽しみたいというアナタ。

 今見える花数を気にするのではなく、花数が少なくてもまるでお椀をひっくり返したようなモッコリ盛り上がった株が将来有望な良い株です。葉数や葉の揃えをチェックするのが良い株の購入ポイントでございます。

ガーデンシクラメンとの「4つのお約束」

水のやりすぎにご用心

 ガーデンシクラメンは、ちょっと乾き気味のお手入れが理想でございます。

 シクラメンのような球根植物は、水が多いと極論、腐ります。地植えの場合は水はけがよく、花壇の端っこなど風が直接当たりやすい場所が理想。鉢で管理する場合は、浅い鉢で赤玉土などをまぜた水はけのよい状態であることが間違いないポイントでございます。

 植え付けは、深く植えるよりも、やや浮かして植えると株にとっても風通りよく、水溜まりの影響も受けづらいので良い感じがいたします。

お隣の植物はなんでもいいってわけではない

 前述のとおり、水はあまりお得意ではないガーデンシクラメン。

 毎朝水やりが必要なパンジーやビオラなどが超接近しているお隣だと、地獄でございます。隣に水を好む植物を植える場合は、ソーシャルディスタンスでお願いいたします。

花を咲くにもご飯が必要

 4月、5月まで咲くガーデンシクラメン、花にずっと咲き続けてもらうにも肥料が必要でございます。

 一番効果のあるのは、水やりをあげるタイミングで水に混ぜる液肥でございます。

 植え付けるときに入れる元肥は少なめで、液肥は水をあげるたびでも言い過ぎではございません。

 優良株は驚きの8月まで咲いた実績がございます。

咲いた花は早めにサヨナラ

 咲き終わった花は早めに除去。ちょっとしおれたらサヨナラでもいいくらいでございます。「もったいない!」と思っちゃダメ。早めのお手当ては、株の負担が減るばかりか、カビの原因除去にもつながります。

 花を上手く除去するコツは、茎をつまんでクルンとひねれば勝手に取れます。

 無理やり引っ張ると株が損傷してしまいますのでご用心!

 いかがでしたか? ガーデンシクラメン攻略法。

 シクラメンは恋愛運をアップする花と言われております。玄関先に白を基調に、ピンク色などのガーデンシクラメンの寄せ植えを置いてみるのはいかがでしょうか?

 お試しあれ。

 ワタクシの失敗の数々が、きっとアナタの成功の糧になりますように。遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


“たまたま”の不思議な1枚を発見!あれ…片手が消えている?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
鉄分を摂り始めたら生理痛がマシになった 2023.4.13(木)
 鉄分不足が気になっている女性は、少なくないと思います。私自身、毎年の人間ドックで貧血ではないことは分かっているのですが...
「ガーベラの命が短い」は間違い! 超経済的でハッピーな花
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は猫もまたげる敷居の低さのせいか、ご贔屓いただくお客様は実に様々な方がいます。 ...
宇宙飛行士候補者のニュースにワクワクした 2023.4.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
祝・再販!「そのまま使えるおさしみわかめ」が美味♪ 2023.4.11(火)
 最近、海藻を意識して食べるようにしています。というのも年に一度の人間ドックが近いから。栄養たっぷりでカロリー控えめな海...
私クサいかも? 40代女性が気をつけたい3つの体臭とケア方法
 40代になると「私って、もしかして体臭がキツイ……?」と不安になることが増えませんか? 実は、女性は40代になるとホル...
名づけの親は郵便屋さん「太郎」の“たまたま”に今年も会えた
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「限定品」の文字に弱い…つい買ってしまう心理&衝動買い対策3つ
 店頭やネットショップで「限定品」と書かれると、思わず買ってしまう人は多いはず。ところが、同じ商品でも限定品ではなくなっ...
桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門 2023.4.10(月)
 ひっそりと桜の中にたたずむ茅葺き屋根の山門を見上げる。  あと数日もすれば花が散って葉桜になるんだろう。青空に浮...
ムツゴロウさんはいろんな顔を持っていた 2023.4.9(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「式の出席はお兄ちゃんだけで」意地悪な小姑からのドン引きLINE3選
「嫁姑問題」という言葉は、耳にしたことがある方が大半ですよね。では、「嫁小姑問題」はどうでしょう?  年齢が近い場...
大人の誕生日の過ごし方8選 おひとり様だからこそ楽しめる!
 今回はおひとり様でも楽しめる、8つの「大人の誕生日の過ごし方」をご紹介します。自分の誕生日はいつも通り仕事をしている女...
推定樹齢2000年! 日本最古の山高神代桜 2023.4.7(金)
 推定樹齢2000年と言われる日本最古の山高神代桜(やまたかじんだいさくら)が、たくさんの棒に支えられて今年も花を咲かせ...
アドバイスする立場の心得「やるヤツはやる、やらんヤツはやらん」
 人にアドバイスするのって難しいですよね。できれば相手のためになるようなことを言ってあげたいと思うから、結果が出てないと...
チャーミングすぎ! “たまたま”が振り向きざまにウインク♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大人だって誰かに迎えに来てほしい日がある 2023.4.5(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...