人生をやり直すなら早いほうがいい!
「もちろん、勢いで離婚したわけじゃなくて、もうちょっと元夫と家族として頑張ってみようか……と、娘がまだ小さいので相当悩みました。
けれど、私ももう30代になったし、人生をやり直すなら早いほうがいいかなぁって思ったのが、今回離婚に踏み切った背景です。
私に好きな人ができたとか、元夫が浮気したとかではないので、そのまま離婚をせずに一緒にいることもできたかもしれないけれど、どうしてもしっくりこなかったんですよね。
今の時代は、まわりにもバツイチの人が多いし、私も我慢だらけの結婚生活を続けるよりも、早めに新しい人生を始めたほうが自分と娘のためになるんじゃないかと思って、決断をしました」
実家の近くに新居を構えた優佳さんは、出社日には実家に娘を預け、フルタイムで仕事を開始。テレワークがメインなので、娘と一緒に過ごせる日も多く、勤務先は子育て世代やシングルマザーに理解がある会社なので、助かっていると笑顔を見せます。
1人で娘を育てる覚悟はできている
「コロナ禍じゃなかったら、私がこんなにいい条件で働ける会社はなかなか見つけられなかったかも。小さな子どもがいる私にとって、テレワークメインで働けるっていうのは、かなりありがたいんです。
職場にも同じようにシングルマザーとして仕事をしている人が何人かいるので、情報交換もできるし、周りの理解も得られているので、本当にラッキーでした」
元夫からは養育費の支払いはあるものの「子育てにかかるお金は、そんなんじゃとても足りない」と優佳さん。今後もフルタイムで勤務を続け、自分ひとりで娘を育て上げる覚悟は決まっていると口にします。
「コロナ禍じゃなくても、いつかは離婚していましたね。ずっとモヤモヤしていたのに、離婚に踏み切れなかったのは、私が働いていなかったことが理由ですから。
これからのことはまだわかりませんけれど、いい人がいたらお付き合いもしたいし、再婚もしたい。これからは、自分らしい人生を切り拓いていくつもりです」
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コロナ禍は、潜在的に存在していた男女の問題を、残酷とも言えるまでにあぶり出しています。異常事態でありながらも、ニューノーマルでもある今のご時世には、これまでとはまったく異なる男女模様も散見されます。コロナ禍によって、男女の恋愛観や結婚観も大きく揺らいでいるのが現実なのではないでしょうか。
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