自分らしく生きる!コロナ禍での“気づき”で離婚を決めた女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-11-09 06:00
投稿日:2021-11-09 06:00

夫はあっさりと離婚に合意

 何かから目が覚めたように、自分の人生について改めて思いを巡らせたとき、友美恵さんには「離婚」が頭に浮かび、それ以来「今のまま一生を終えるのか、離婚して新たな道を進むのか」という二択に数ヶ月、悩み続けたそうです。

 そして出た結論は「離婚」。夫に離婚を切り出したときには、最初は面食らっていた様子だったものの、翌日には「離婚しよう」とすんなり合意されたのも拍子抜けだったのだとか。

「自分らしく生きたいから、離婚してもらいたいって夫に言いました。夫も私との結婚生活には不満が強かったようで、翌日には離婚を受け入れてくれましたし、離婚を決めてからのほうがむしろ、お互いに本心を話し合えました。

 親権でも財産分与でも一切揉めることなく、いわゆる円満離婚です。

 今でも、私がどうしても子どもを預かってもらいたいときには夫が快く預かってくれていますし、離婚した今のほうが子どもの父母としても“いい関係”を築けていると思います」

全部楽しめる女性になりたい

「自分らしく生きるための離婚」だから、前向きな決断であることを強調する友美恵さん。現在は、実家の近くにアパートを借りて子どもたちと暮らしていて、フルタイムでの仕事も始めました。

「やっと自分らしい生活がスタートした感じですね。もう少し子どもが大きくなったら、東京は遠いので難しくても、うちから一番近い都会の福岡に出て、仕事をしたいなと考えています。

 もともとバリキャリ思考があったわけではないけれど、いろんなことに忙殺されて、自分らしさを失っていた期間は、今振り返っても、もったいなかったなと思います。

 コロナ禍に入らなければ、そのまま日々に忙殺されて、もっと後になってから『こんな人生で本当に良かったの?』って自問自答して苦しんだと思うんです。

 これからは、子育ても仕事も自分の人生も、全部楽しめる女性になるべく頑張っていきます!」

 ◇  ◇  ◇

 コロナ禍は、潜在的に存在していた男女の問題を、残酷とも言えるまでにあぶり出しています。異常事態でありながらも、ニューノーマルでもある今のご時世には、これまでとはまったく異なる男女模様も散見されます。コロナ禍によって、男女の恋愛観や結婚観も大きく揺らいでいるのが現実なのではないでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


いいなと思った男性が逃げて…アプローチしても失敗する理由
 より良い出会いを探している女性にとって、「いいな」と思える男性に会えた時はしっかりアプローチしていきたいですよね。モテ...
若林杏樹 2021-05-26 06:00 ラブ
偉そうな“俺様彼氏”に疲れていない? 彼の隠れた心理や対処法
 いつだって上から目線で偉そうな「俺様彼氏」に困っている女性は多いようです。でも、恋愛って難しいもので、彼の悪いところが...
恋バナ調査隊 2021-05-25 06:00 ラブ
結婚したいのに彼氏が働かない…男性心理&タイプ別対処法
 ある日、彼氏が家に転がり込んできて、仕事もしない……。そんな状態に悩んでいる女性は、意外と多いようです。中には、「お金...
恋バナ調査隊 2021-05-24 06:00 ラブ
訳あり? 40代で売れ残る男性の特徴&掘り出し物の見抜き方
 出会った男性が独身で40代の場合、「売れ残る男性には、それなりの理由があるのかも……?」と、結婚になかなか踏み切れない...
恋バナ調査隊 2021-05-23 06:00 ラブ
可愛いわがままが言える女子はモテる♡ セリフ&コツを紹介
 恋愛において、男性は女性の「可愛いわがまま」が大好きだそうです。「仕方ないなぁ」なんて言いつつ、内心では「可愛すぎる!...
恋バナ調査隊 2021-05-23 06:00 ラブ
幻滅から始まる倦怠期…妻を女性として見られなくなった瞬間
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「倦怠期」という言葉って、終わりが近いようなネガティブな印象があります。どの...
山崎世美子 2021-05-24 18:07 ラブ
恥ずかしい…消したい…好きな人に送ってすべったLINE5選!
 好きな人とのLINEって、彼の本音が知りたいものの、なかなか切り出せないドキドキ感でいっぱいですよね。中には、そんな彼...
恋バナ調査隊 2021-05-22 06:00 ラブ
なぜ? 恋人から一度も「愛してる」と言われない女性の叫び
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-05-22 05:44 ラブ
暴走されるのが嫌…恋人からの期待に絶対に応えない男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.39〜女性編〜」では、恋人から一度も「愛してる」と言われないことに悩む女性・Tさんの叫びをご...
並木まき 2021-05-22 05:45 ラブ
男性と目が合うのは脈ありサイン? 5つの特徴を見極めて♡
 好きな男性と目が合うと、誰だって嬉しいもの。「これって脈ありサインなの?」とドキドキする人も多いでしょう。でも、万が一...
恋バナ調査隊 2021-05-21 06:00 ラブ
彼氏が頭を撫でるのはなぜ? 隠れた男性心理&嫌な時の断り方
 男性は好きな女性と接している時、気持ちが行動に表れてしまうもの。彼女の頭を撫でるのも、そういった心理が働いています。女...
恋バナ調査隊 2021-05-20 06:00 ラブ
コロナ禍で「無恋愛時代」に?恋より仕事を選ぶ女性が急増中
 コロナ禍による出会いの激減により、恋愛をすること自体をあきらめる女性が続出しています。そんな“無恋愛”を選択した彼女た...
内藤みか 2021-05-20 06:00 ラブ
婚活成功への道♡ 結婚相談所を比較するなら?選び方11のコツ
 突然のコロナ禍。人とのコミュニケーションが少なくなり、健康やお金、仕事への不安を抱えている人も多いでしょう。でも、そん...
母性とオカン化の違いとは? 男がベタ惚れする母性の魅力!
 みなさん、母性あふれる女性って魅力的だと思いませんか? 近年では「バブみがある」と言いまして、つい甘えたくなる女性のこ...
若林杏樹 2021-05-19 06:00 ラブ
どう接したらいい? 泣く彼氏に隠れた4つの心理&対処方法
 一昔前までは、「男性は人前で泣かない」というのがセオリーでしたが、最近では彼女の前でも隠すことなく涙を流す男性が増えて...
恋バナ調査隊 2021-05-18 06:24 ラブ
惚れっぽい女性必見!6つの特徴で診断&上手に恋をする方法
 出会ったばかりの男性を好きになったり、男友達と二人で遊んだだけで気になりはじめてしまったり……そんな惚れっぽい女性は、...
リタ・トーコ 2021-05-18 06:25 ラブ