「激坂最速王決定戦2021」参戦レポ 2021.11.16(火)

コクハク編集部
更新日:2021-11-16 06:01
投稿日:2021-11-16 06:00
 緊急事態宣言も解除され、徐々にスポーツイベントも開催されるようになりましたね。マラソンが趣味の筆者は、11月13日に行われた「激坂最速王決定戦2021@ターンパイク箱根」の登りの部に初参戦してきました!

「激坂最速王決定戦2021@ターンパイク箱根」とは

 「激坂最速王決定戦2021@ターンパイク箱根」登りの部は、アネスト岩田ターンパイク箱根の小田原料金所をスタートして、箱根大観山口にゴールするコースで13.5キロを走ります。

 注目すべきはその標高差。なんと981メートルもあるんです。つまり13.5キロずっと登り坂。行けども行けども登り坂。

 それゆえ、お正月に開催される「箱根駅伝」の仮想5区として、有力大学からの招待選手が多く参加するのも特徴です。さらに今回は「3代目山の神」こと神野大地選手も! そんな有名選手と同じコースを走れるなんて、夢のようです。

最愛シューズでいざ参戦!

 大会当日はお天気に恵まれ、透き通るような青空。愛用のHOKA ONE ONEのシューズで挑みます。

 実はこのシューズ、4足目なんですよ。一番足に合うのでセールの時にまとめ買いしたっていうね。

 そしてまだ開封してないシューズがもう1足あるっていうね。

招待選手の肉体美にウットリ

 密を避けるため、参加者は複数グループ(ウェーブ)に分けてのスタート。筆者は第3ウェーブでした。

 招待選手のみなさんは、一番最初のスタート。スタート前にはフォトセッションが行われていました。みんなカッコイイ! 締まったいい体してる! 眼福、眼福♪

 この大会のキモは「最初の3キロ」なのだとか。ふむふむ、逆に考えればこの3キロさえクリアできれば流れが掴めるのかな? と思っていました。目標は2時間切り。足を傷めない限り、まあクリアできるだろうとタカをくくっておりました。

坂道が終わらない…過酷すぎるコースに悲鳴

 筆者のマラソン歴は13年ほど。決して早くはないのですが、ほぼ毎朝8キロ走っていますし、週末は15キロ以上走るようにしています。フルマラソン完走は10回。アラフォー女子としては頑張っているほうだと自負していたのですが……。

 キツイ!! の一言でした。

 まったく前に進まないのです。100メートルごとに標識があるのですが、感覚と数字が全然合わない。もう1キロ進んだかなと思ったのに、実際は100メートルしか走ってないという状態がずーっと続く。これには心が折れました。走ってるのになんで? っていうか走るとは? 足を交互に前に出せば、普通前に進むよね? なのになんで?

 さらにターンパイク箱根は一本道。見えるんですよ、ずーっと続く登り坂が。うつむけば全く進まない自分の足が、かといって、顔を上げれば終わりのない登り坂が見えるという……。絶望しかない。

 加えて、本来有料道路である場所を大会のために特別開放しているので、沿道の声援もなく、ただただひたすら黙々と走るのみ。

 こんな過酷な状況下なのに、自分以外の一般ランナーがすいすい坂を登っていくのです。70代くらいのおばあちゃまも軽々と、筆者の脇をすり抜けていきました。

景色の良さに救われる

 それでも登るにつれて、景色はどんどん美しくなっていきました。

 5キロを過ぎたあたりで、相模湾と市街地を一望できたし、

 紅葉もちらほら始まっていました。

 天気もいいし、絶景だけどさー。やっぱり、車で来たいよね。ドライブデートにピッタリだよね。普段ならカップルが車の中から「きゃーきれいな景色♡」とかなんとか言っちゃってるんだろうなあ。いちゃいちゃしてるだろうなあ。許せん、別れてしまえ……。

 空想のカップルに一方的に恨みを抱くくらいには疲れていました。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


鮮やかな朱色にハッとする 見つけたのは秋が忘れていった物
 ずいぶんと歩いたけれど、ひときわ映える朱色にハッとして顔を上げた。 「秋の忘れ物」もきっと鳥に見つかって、最後は...
共働き夫婦はいつ洗濯物を干すのが正解? 一長一短な6つの選択肢
 現代では、多くの夫婦が共働きですよね。そこで問題となるのが「洗濯物をいつ干すか」という点です。特に朝からのフルタイム出...
Tバックで足が速くなる? 40女が自己ベストを更新できたワケ
 先日行われた「第18回湘南国際マラソン」の「ファンラン10kmの部」に参加してきました。ランニング歴15年にして初の1...
カメラマンの本領発揮! ウブ“たまたま”を追いかけパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
節約は正義!家庭で過ごすクリスマスアイデア【飾りつけ編・レシピ編】
 一年の最後の大イベントといえば、やっぱりクリスマスですよね。特に子供のいる家庭では、部屋の飾りつけやパーティー料理など...
2023-12-07 06:00 ライフスタイル
縁起悪っ!ポインセチアが毎年グッタリな人へ…NG事項と育て方のコツ
 クリスマスを彩る真っ赤なポインセチアですが、実は暑い地方が原産で「寒いのは苦手」。そんなポインセチアを綺麗に長く楽しむ...
「うちの夫が美容に目覚めたら…」謎のこだわりと行き過ぎた美意識エピ
 美容といえば、女性を連想しますよね。でも最近では、男性もメイクやスキンケアをするなど美意識に変化が現れています。  ...
探し物のほうも「見つけられるタイミング」をうかがっている
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
気が重すぎる…。年末年始に義実家への帰省を円滑に回避する4つの方法
 年末年始が近づくにつれて「義実家への帰省がしんどい」と、気が重くなる妻たち。せっかくの新年なのに、1日中気を遣って食事...
お気に入りの柔軟剤♡ドラム洗濯機の乾燥モードでどうなる?
 初めまして! 大切なお洋服を洗っても、イヤ~な臭いがするとテンションが落ちてしまうコクハクガールズ1期生の「よもも」と...
1日8時間労働は働きすぎ? 理想の働き方を手に入れる方法
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  海外のTikToke...
16年物グレゴリー「フローラルタペストリー」を卒業!ネットで新調し涙
 趣味もファッションもその時の流行りや年齢で変化しますが、それとは別にいつまでも好きなモノってありませんか?  30代...
子供のおねだり攻撃をかわす4つの対策&絶対やってはいけない行動
 子供はいつでも自分の欲求を全力でぶつけてきます。だからこそ、子育ては本当に体力&忍耐勝負! 特にママたちを困らせるのが...
一心に、朝日に向けて飛ぶその眼は何を視ているのか
 思いはそれぞれでも同じ方向を向いて、必死に羽を羽ばたかせて一心に飛ぶ。  疲れたら声を掛け合い、ときには目的地を...
ツートン“たまたま”が港で御開帳♡ モフ腹&肉球も見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
嫌味まぶしてる?こんな年賀状にイラッ! 地雷を踏む5項目に気を付けて
 最近では、クリスマスや新年の挨拶もデジタルで済ませる人が増えていますよね。  そんな中、結婚や出産など「報告した...