勧められるままにオプションを追加
――分かります。続けて下さい。
「でも、ダメでした。私、彼の手を掴んで、『ここも触って欲しい』と、うつぶせになったまま、乳房に導いたんです。オイルのついた指が、硬くなった乳首に当たり『あっ……』と喘いでしまいました。
急激に欲情する私とは裏腹に、彼は手を動かすことなく『T子さん、ここも愛してほしいんですね』と乳首を摘まんできたんです。
『くっ』と私は唸りました。
そして『プリンセスコースでは、お客様の乳首は触っちゃいけない規則なんです』と、手を引いていくではありませんか。
次の瞬間、私は『他にコースはあるの?』と訊いていましたね。我ながら情けない状態です。
でも、セックスの快楽を知っている女性なら、誰もが感じることじゃないかしら」
――T子さんのお気持ち理解できます。
「タクミ君は、バッグからピンクローターを取り出しました。『これは、さらに特別なサービスを求めるお客様用なのですが……』とオプションの説明をしてきました。
手と口、そして清潔なピンクローターで、女性器を愛撫して欲望を満たすというものです。
私、迷わず『それでお願い』と強気で言っていましたね。
火照りが増した体は制御が効かなかった。悔しいけれど、ここで終了とはあまりにも残酷すぎますから。で、オプションをつけることにしたんです」
絶妙な乳首への愛撫に絶頂寸前
――オプションを……そうですか
「はい、さらにプラス2万円でしたが、彼に愛してほしかった。体が男を求めていたんです。
話が成立すると、私は仰向けにされました。私の乳房を見るなり『とてもキレイです』と優しく囁かれて……。タクミ君は私の乳房を揉みながら、乳首をチュッと吸ってきました。
あまりの心地よさに『ああ……』と声が漏れました。
タクミ君は舌先でネロネロと乳首を舐めしゃぶり、愛撫を深めてきたんです。強すぎず、弱すぎず……その力加減は絶妙で、乳首だけでイッてしまいそうなほど、軽いエクスタシーを覚えました。
しばらくすると、彼の勃起が私の太ももに当たったんです。
純粋に嬉しかった。
大勢の女性客を相手にしている出張ホストに勃起してもらえるなんて……と、体がいっそう昂(たかぶ)っていって……。
先ほど見せられたピンクローターじゃなくて、彼自身に貫かれたい。彼のモノを愛したい――私の中でメスの欲望が再び肥え太ってきたんです」
続きは次回。
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