子どもの口グセで判明…悟ってしまったママ友の「鬼嫁事情」

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-12-06 06:00
投稿日:2021-12-06 06:00
 外ではどんなに取り繕っていても、家庭内では、“鬼嫁”っぷりを発揮している女性も散見されますよね。一方、子どもは正直なので、ママが家で話していることやママの口グセを外で悪気なくそのまま口にする子も少なくありません。だからこそ、子どもが何を言っているかによって、その家の“鬼嫁事情”が推察されてしまう場合も……。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、子どもの発言をきっかけにママ友に鬼嫁疑惑を抱いたという女性たちのエピソードをご紹介します。

1:「パパは寄生虫〜」

「子どもの幼稚園の友だちが、うちに遊びにきたときに、そのときにかかっていた童謡の替え歌で『ウチのパパは寄生虫〜!』って大きな声で連呼して歌っていたんです。

 最初は、なんのことだろう?と思ったのですが、そういえばその家はママがバリキャリで、パパはパートで働いているのを思い出し、『あっ』と思いました。

 “寄生虫”なんて単語は、母親などの身近な人が口にしない限り、あの世代ではなかなか言わない言葉だと思います。ママがいつもそんなふうに言っているのを聞いて真似しているのかもなぁ〜と思ったら、なんとも言えない微妙な気持ちになりましたね」(34歳女性/福祉関係)

2:「役立たずな男」

「下の子が小学校低学年で、学校のお友だちと子どもの会話が聞こえてきたときのこと。

 その子が真剣な顔つきで『ウチのお父さんは、役立たずな男なのよ』って言っているのを聞いてしまいました(苦笑)。最初は、夫婦喧嘩のときにでも覚えた言葉なのかなって思ったのですが、話をよくよく聞いているとそういうことでもないみたいで、そのお友だちは『稼ぎが少なくて、家事の段取りも悪くてね……』と、ため息まじりに我が子に話しているではありませんか。

 女の子はマセているってよく聞きますが、その子も例外ではなかったみたい。ママがどこかで話しているのを聞いて覚えたのか、その子にママがそういうふうにパパのことを話しているのかは分かりませんが、ママがパパに対してそういう扱いをしている家庭なんだろうなぁ〜と感じましたよ。

 そのママは、見るからに気が強そうで普段から言葉がキツい人。家ではきっと、私たちママ友に見せている以上に、強いママなんだろうなと思いました」(34歳女性/ITサービス)

3:「パパのようなクズ」

「娘の学校のお友達を連れて遊びに行ったときに、深い意味はなく『将来はどんなお嫁さんになるのかな〜?』なんて話をしていたんです。そうしたら、その子が真剣な顔で『ママからは、パパのようなクズとは結婚してはいけないって言われています』と言うので、ビックリ。

 その家はパワーカップルとして有名で、ママ友たちのあいだでは理想の家庭みたいなイメージが強かったので、ママがパパのことをそんなふうに言っているなんて意外でしたね。

 いろいろ話を聞いていると、ママはその子に“パパはダメ男”っていう教育をしているようでしたが、夫婦にどんな事情があるにせよ、子どもに対してそんな露骨な教育をしないほうがいいのでは……と、他人ながらに思ってしまいました」(37歳女性/サービス)

  ◇  ◇  ◇

 子どもたちの発言をきっかけに、身近なママ友に対して鬼嫁疑惑が生じてしまうこともありますよね。ギョッとするような言葉が子どもから出てきたら……、その家庭の鬼嫁事情が浮き彫りになる瞬間でもあるのかもしれません!

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


年親を安心させたい。でも、30代で付き合った不倫相手が忘れられません(44歳女性、IT勤務)
 都内のIT企業で働く44歳女性です。年収は1000万円弱で、経済的には自立していますし、年齢的にも子供も望んでいません...
植草美幸 2025-04-11 06:00 ラブ
どんな“優良物件”も劣化させちゃう悲しきモンスター! 男をダメにする女の5つの特徴
「男を見る目がない」「ろくな男がいない」と嘆いている女性の中には、男をダメにする女が含まれているのも事実。あなたもそんな...
恋バナ調査隊 2025-04-11 06:00 ラブ
アラフォー妻が実践するセックスレス解消の秘技。夫と再び燃え上がった3つのステップ
「ダンナがしてくれなくて…」とセックスレスに嘆く女性は少なくありません。  近頃は女性用風俗や恋人レンタルに癒やしを求...
内藤みか 2025-04-10 06:00 ラブ
「気になる人」と「好きになる人」の違いとは? 自分の恋愛感情を6つの判断軸で考えてみよう
「気になる男性がいるけど、恋愛感情として好きになっているかはわからない…」と自分の気持ちに疑問を抱いている女性、必見。今...
恋バナ調査隊 2025-04-10 06:00 ラブ
「浮気してね?」男性の怪しい言動5選。意外でも深掘りしてみる価値あり
 今回は、男性の浮気を見破ったきっかけについて女性に話をうかがいました。中には意外な言動から見抜いた女性も! ちょっとで...
恋バナ調査隊 2025-04-09 06:00 ラブ
お花見デートの失敗談5選。飲みすぎ→リバースで大ヒンシュク! 桜とともに恋が散った…
 お花見デートのシーズン到来! 「気になる彼と約束してる」なんて女性もいるのではないでしょうか?  そこで今回は、お花...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
マッチングアプリの意外な成功談4選。まさかの恋愛成就、“加工詐欺”は悪い話とは限らない?
 今回は、マッチングアプリでの意外な成功談を紹介します。マッチングアプリには下心しかないヤリモク男が溢れている印象ですが...
恋バナ調査隊 2025-04-08 06:00 ラブ
彼が萎える彼女の言動7選。遅刻、スマホチェック以外にクチャラー、口ヒゲもドン引きの対象に…
 彼にドン引きされた経験はありませんか? 今回は男性が「マジで萎えるからやめて」とドン引きする彼女の行動をご紹介します...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
既読スルーをくらって連絡が途絶えた…ラリーが続くやり取りとは? 思わず返したくなるLINEテク3選
 気になる男性からのLINEが途絶えると、「脈なしなのかな?」「また送ったら迷惑かな…」と考えてしまうでしょう。  そ...
恋バナ調査隊 2025-04-07 06:00 ラブ
家事をしない夫への“プチ仕返し”3選。気が済んだら、上手に心を入れ替えさせるコツ3つで改善を
 今の時代は、夫婦共働き世帯が多いですよね。それなのに家事をしない夫に、イライラがつのって爆発寸前の妻たちも大勢います。...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「俺のこと好き?」LINEのダメな返し方3選。“真の正解のヒント”は彼との前後の会話にあり
 好きな彼から「俺のこと好き?」とLINEがきたら、あなたはどう返すでしょうか?  3人の男性に「これは嫌だな」「ちょ...
恋バナ調査隊 2025-04-06 06:00 ラブ
「腐れ縁でも寂しくなる」社会に強い不満を持つ55歳男性の別れの予感
「冷酷と激情のあいだvol.240〜女性編〜」では法律婚を選択せず交際10年を迎えた、一回り上の恋人・ハルトシさん(55...
並木まき 2025-04-05 06:00 ラブ
老害予備軍それとも男の更年期? ひと回り上の恋人の豹変ぶりに慄く43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-05 06:00 ラブ
【漫画】「彼女のフリをして欲しい」そんな顔で見ないで…元同僚がたくらむ“偽装恋人”計画『プラチナム』#3
【『プラチナム』あらすじ】  広告代理店を不当に解雇された真中愛は、現在フリーライターとして新たな仕事を探し中。今日も...
【漫画】元同期のシゴデキ男が「俺の時間、体で返してくれ」。それってどういう意味?『プラチナム』#2
【『プラチナム』あらすじ】  広告代理店を不当に解雇された真中愛は、現在フリーライターとして新たな仕事を探し中。今日も...
【漫画】同期NO.1男と5年ぶりの再会…「今日は会えてよかった」と彼が耳元で囁いた『プラチナム』#1
【『プラチナム』あらすじ】  広告代理店を不当に解雇された真中愛は、現在フリーライターとして新たな仕事を探し中。今日も...