他の人には出資しているのに
「そこは無理にお願いするのも嫌なので、さりげなく話に出して彼の様子を探ったことも何度かあるんですけど……。
全然お金の話にならなくて、なんで?って感じです。
彼は、他の人にはお金をポンポン出していて『誰それの会社に出資した』だの『どこそこの新規事業に投資する』だのって話をよく聞いているので、これは本当に意外だったし、正直言うとちょっとムカついています。
彼は、私の事業を本気で応援してくれているわけではないのかな〜って考えちゃうこともあって。それで、ひとりで落ち込んだりもします」
ものすごくお金が欲しいわけではないけれど、できれば、少しまとまった金額を援助してもらいたいと考えているという由紀さん。
しかし、「面と向かって自分からは具体的な金額を出したくない。彼の“気持ち”に期待したい」とのことで、一緒に暮らしてはいるものの、核心に迫った話は出せずに時間がすぎているとため息をつきます。
お金だけじゃないけど、期待はしてる
「彼がなぜ、私の事業を金銭的に応援してくれないのか、理由を知りたいですね。
彼がお金持ちじゃなかったら、なんとも思わないんですけど、彼は同世代の人と比較して桁違いに資産があるのを知っているので。
一緒に暮らす私が、お金が足りなくて仕事に不自由を感じているのを理解しているはずなのに、援助の申し出をしないってことは、それなりの理由があると思うんですよね」
このまま彼が資金的な援助をしてくれないなら、彼への不信感が募るかもしれないと話す由紀さん。「もちろん、付き合っているのはお金だけが目当てではないけれど、資産家だから、いざというときには助けてくれるだろうという期待もあって、彼と結婚前提で付き合っている」と明かします。
では、資産家である恋人は、なぜ由紀さんの事業を援助しようとしないのでしょうか。そこには彼なりの理由がありました。男性編に続きます。
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