目指せ開運!節分は“最強の魔除けカラー”赤色の花を味方に

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-01-26 06:00
投稿日:2022-01-26 06:00

節分の鬼ってどんな鬼?

 鬼と言えば、「赤鬼」「青鬼」と勝手に思い込んでいたワタクシではございますが、実は節分の鬼は、5色の戦隊ヒーローばりの肌色を持つそうで。

 そのフォルムも、子供の頃からの刷り込みで、クルクルのアフロヘアから筍みたいな角がはえ、曖昧な虎柄パンツを履いてとげとげのこん棒を持っているとか。でもこれ、子供は怖くても、大人のワタクシからすれば、なかなかファニーな鬼のイメージでございます。

 鬼の語源は諸説ありますが、姿や形のない魔物を意味する隠形(おんぎょう)の「隠(おん)」が転じて鬼になったとするものもあります。いずれにせよ、目には見えない、形がわからない恐ろしいものとして考えられていたようでございます。

 鬼の色には、仏教や陰陽五行説と深い関わり合いのある意味がございます。赤鬼(欲望・渇望)、青鬼(悪意・憎しみ・怒り)、黄鬼(後悔)、緑鬼(怠惰)、黒鬼(疑心)これら全て、人間が持つ煩悩の表れでもあります。

 いにしえの人々は節分に自らの中に見る煩悩を鬼に見立て、それを戒めようとしていたのかもしれません。豆をまくことで自らの卑しい気持ちを追い払い、清らかに新しい年を迎えるための準備なのかもしれませんな。

新年の開運は魔除けと厄払い

 まずは、開運のための地ならしをしなければなりません。幸せをお迎えする準備でござんすね。2月の節分に行う豆まきが、自らの中に見る煩悩を打ち払うのであれば、これまで以上に大切にしたい行事でございます。

 ワタクシが強くオススメしたいのは、アナタにも簡単にすぐできる技、“花色を操る”でございます。節分に必要なアイテムの“トゲトゲ柊”を使って、家の中に漂う「鬼の気配」も追っ払っちゃいましょう。

 厄払いや魔除けに使われる花は、いわずと知れた赤色。「赤」はいにしえの頃より、縁起の良く魔除けの意味があり、太陽エネルギーの色でもあり、仏陀の血の色でもあります。

 冬至や小正月に赤い小豆を食べる、というのは体の中から厄払いをするという合理的で大切なしきたりもございますが、そんな「赤」の色を、節分にはぜひ使っていただきたく存じます。

 オススメは、チューリップラナンキュラスといった、手に入りやすい旬のお花。加えて、「難を転じて福となす」と言われる南天の赤い実なんぞがあれば、さらに最高!

 旬の花は、そもそも野菜同様、エネルギーが強い。旬の生花エネルギーをいただきながら魔除けができるならば、そりゃあ好都合でございますわよ。

 一緒に飾るのはもちろん、魔除けの“トゲトゲ柊”でございます。柊の枝はこの時期、気の利いたお花屋さんだけでなく、スーパーなどでも手に入れることができるようになりました。

柊のスワッグ(壁飾り)はいかが?

 難しいことは考えずに、赤いお花をフラワーベースで簡単に飾る! でも良いですが、柊を使ったスワッグ(壁飾り)はどうでしょう?

 チョ~乾燥しております今の季節は、ドライフラワーが上手に仕上がるチャンスシーズンでもあります。柊をベースに、ユーカリやレモンリーフといったドライフラワーになりやすいグリーンを適当に束ね、その中に赤いバラ、赤いクリスマスローズ、赤い実物、あれば南天の実をフレッシュなままで玄関先に飾れば、勝手にドライフラワーに。

 赤い和紙や赤いリボンでデコレーションすれば、なお“赤”のご利益が期待できますわよ~、お試しあれ。

 一年の始まりにまずは厄を払って、煩悩を豆まきでぶっ飛ばし、清々しく美しいアナタの新たな年が始まりますことを、遠い空の向こうで、お祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


静謐な深い山の中
 何か深いことを考えようと思ったけれど  かすかな川の音を聴くだけで  ただ心が安らぐのだね
セクシーな男の余裕が尊い! 不意にポロリした“たまたま”にドキドキ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第87回「こたつチャージ」
【連載第87回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女ことば】「眉目秀麗」は誰に当てはまる“褒め”四字熟語?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
「38歳です」→マチアプ男「あーwww結構いってる」って感じ悪っ! 縁切り不可避LINE3選
 自分のLINEを読んで相手がどう捉えるか、どんな気持ちになるかまで考えられない人や、わざとトゲのある言い方をしたがる人...
「無能の鷹」の菜々緒もビックリ? 一丁前に仕事ができる風に見えるLINE3選
 どう見てもキャリアウーマンに見えるのに、衝撃的に無能な新入社員の日々を描いたドラマ「無能の鷹」が話題になりました。 ...
「おじたちから評判いいよ」で得た自分の価値。パパ活女子の末路は惨め一直線なの?
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃は、同い年のお客様である港区女子のまひなから誘われ、ギャラ飲みに参加する。気乗りは...
「ギャラ飲み」初体験女子が港区で受けた洗礼。富裕層おじがニヤつくワケは…
 恵比寿のエステサロンで働いている晴乃。お客様の中でも港区女子のまひなは、同い年の晴乃を見下し顎でこき使う。1カ月の食費...
モブキャラ自認の23歳が「パパ活」に落ちるまで。50万円のヴァンクリに「興味ない」は言い訳?
「倉持様、こちらでお待ちいただけますか」  恵比寿から徒歩5分。山手通り沿いのビルにある美容整体サロン。受付の山本...
ママ友界隈の事件簿10連発。キャベツ枕、ゴミ屋敷、NO予防接種の自然派ママまで…今日も激ヤバ!
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い! 気が合えばいいですが「付き合うのが面倒」と思うママ友もいるでし...
人生64年ずっと実家暮らしですが何か? 介護に看取り…「子ども部屋おじいさん」が至った境地
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
プロフの名前が『(^^)』に不信感! LINEから滲み出る信用できない人の特徴3つ
 信用できない相手と仲を深めようとする人は、まずいないでしょう。むしろ警戒心が芽生え、距離を置こうとするはずです。あなた...
「スパッツ」も古いの!? 今すぐアップデートしたいファッション用語8選
 ファッション業界の移り変わりは、とても早いですよね。同じアイテムでも、気が付けば呼び名が変わっていることも…。とくに4...
腐女子歓喜! BLさながらのイチャイチャ“たまたま”に胸キュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
年末の定番「シクラメンって古くない?」その感覚こそ古すぎる!進化系続々、安価・高価な株の違いは…
 今年も順当に(?)曖昧な秋が過ぎていきなりの冬になったかと思うと、残すところ1カ月を切り、お歳暮シーズン真っ只中。ただ...
職場Gに送った激ヤバ誤爆LINE8選。「先生、夜勤ズル休みしたから会えそう♡」で全部バレちゃった
 職場のグループLINEは、仕事を円滑に進めるために、今や欠かせないものでしょう。でも、あろうことかそんな職場LINEに...