モラハラ疑惑! 大好きな恋人から子供扱いされる女性の苦悩

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-02-19 06:00
投稿日:2022-02-19 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

2歳差なのに?子供扱いしてくる恋人に不満

「付き合って半年の彼氏が、やたら私のことを子供扱いすることに、心の底からウンザリしています!!!」

 静華さん(仮名・30歳女性)は開口一番、息を荒げてこう訴えます。

「今の彼氏との出会いはゲームアプリで、最初は恋愛対象とは見ていなかったんですけど、オフ会で会ったときにルックスが好みで、いいなって思ったんです。

 そうしたら向こうも同じように好意を抱いてくれていて、初めて会ってから2カ月後に交際をスタートさせました。

 だけど……最初の頃は私に対して、きちんと尊重してくれているって感じましたが、最近は私のことを雑に扱うというか、子供扱いしてばかりで、一緒にいてもイライラばかり募ります」

 静華さんの彼氏であるユウイチロウさんは、静華さんより2歳年上の32歳。しかし「年上」と言っても、社会人になってからの2歳くらいは「同い年に限りなく近い同世代みたいなものなのでは?」と静華さんは考えています。

 それだけに、静華さんに対して尊重心が欠けているように見える恋人の態度には、不満ばかりが募っている様子です。

友人からは「モラハラ」と心配され

「彼は、周囲に対してはめちゃくちゃ気を使うほう。そういうところが好きで付き合っているのに、私に対しては全く違う態度なのが気に入りません。

 具体的には、私が何かをすれば『ほんとお前って、ダメな女だよね』、彼の話にちょっとピントがズレた返答をしようものなら『こんなこともわからないの? ガキだなぁ……』などとボロクソに言われるんです。

 私は、自分でも頭のいいほうだとは思っていませんけれど、だからといって、恋人にボロクソに言われるほど、トロいわけでも鈍いわけでもないと思うのですが……」

 ユウイチロウさんの言葉は、捉え方によってはモラハラのような発言もあるそうで、静華さんの友人を交えて会ったあとには、友人から「彼氏ってモラ男なの?」と心配されたこともあるのだとか。

 身近な友人から見て、自分たちがそんなふうに映っていることに、静華さんは大きなショックを受けたとため息をつきます。

私が悪いの? 「被害者意識が強い」と言われ…

「ユウイチロウにはモラハラだと誤解されるから、もう少し私への態度に気をつけてもらいたいって話は、何度かしました。

 だけど、そのたびに彼からは『考えすぎ』『周りにそう思われる原因は、お前の被害者意識が強いから』と言われてしまって、まったく改善されません。

 友人に会わせて、変な目で見られると私まで恥ずかしいし、私が恋人からモラハラを受けているという噂が周囲で広まるのも嫌だなって思っているところです。

 だから、ユウイチロウには、もう少し紳士的な振る舞いをしてもらいたいなって思うのですが、こういうのって性格なんでしょうか? たった2歳年下だというだけで、こんなふうになんでも子供扱いされて、私の言うことをまともに取り合ってくれないのが、今はとにかくシンドイんです……」

 ユウイチロウさんへの気持ちはあるので、現時点では別れることは考えていないという静華さん。では、恋人はそんな静華さんの想いをどう捉えているのでしょうか。

 実は、ユウイチロウさんには人には言えない事情が隠されていました……。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


「私は彼のATM女?」15歳下の恋人がTDLデートをドタキャン、職場の病院には不倫がバレて… #2
 久美さん(36歳大学病院勤務医/既婚・子供なし)は、医師として仕事に邁進する日々だったが、母がガンで亡くなったことで人...
蒼井凜花 2025-03-03 19:12 ラブ
ご無沙汰すぎる恋愛。何回目のデートで手を繋ぎ、キスするものなのか(43歳独男)
 交際経験が少ないアラフォー会社員(43歳男性)です。  首都圏の大手メーカー関連会社で営業職をしていて、年収は8...
植草美幸 2025-01-10 06:00 ラブ
アラフィフで婚活→1カ月で「即婚」達成!『54歳スピード婚』が断言する“お値段以上のある効果”
 新年に「今年こそ結婚したい!」という大きな目標を掲げる人が少なくありません。では、今年中に結婚するためにはどのような行...
内藤みか 2025-01-09 06:00 ラブ
一体なぜ? “不倫容認”に至った夫婦の6つの物語。「お好きにどうぞ!」に至った経緯は…
 そう多くはありませんが、「お好きにどうぞ!」と不倫を容認している夫婦は実在します。不倫を問題視しない夫婦、今回はそんな...
恋バナ調査隊 2025-01-09 06:00 ラブ
夫の顔を妥協した女が後悔する6つの瞬間。「トゥンク…!」できない生活はつらい
「男は顔じゃない」なんてフレーズがあるように、夫は顔ではなく内面で選ぶべしといわれていますよね。でも、夫の顔を妥協した女...
恋バナ調査隊 2025-01-07 06:00 ラブ
旦那の浮気を義母に相談したら「これが目的やろ?」義母の性格や息子の本性見たり
 旦那の浮気が発覚して「懲らしめたい」「痛い目に遭わせたい」と、義母への相談を考えている女性もいるでしょう。ただ、あなた...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
幸せになりたいなら断った方がいいプロポーズ5選。その彼は運命の相手ではない可能性アリ
 女性としての喜びを感じられる瞬間といえば、大好きな彼からのプロポーズ。好きな人と家族になれる嬉しさで胸がいっぱいになり...
恋バナ調査隊 2025-01-06 06:00 ラブ
【2024年人気記事】私が48歳まで処女だったワケ。30代日本人女性の3人に1人が性体験なし
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
mirae.(みれ) 2025-01-05 06:00 ラブ
【2024年人気記事】年下男にモテるアラフィフ女達 褒めより気を遣う“たった1つ”のNG行為
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
内藤みか 2025-01-04 06:00 ラブ
【2024年人気記事】独占・いきなり“ヤリマン願望”宣言した漫画家のモヤモヤと裸への価値観
 あけましておめでとうございます。2024年は「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記...
河合桃子 2025-01-03 06:00 ラブ
【2024年人気記事】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
蒼井凜花 2024-12-31 06:00 ラブ
【2024年人気記事】「何もかも苦痛なのに夜の営みは月数回」空虚な結婚生活を終わらせたい女
 2024年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
並木まき 2024-12-30 06:00 ラブ
「しないとだめ?」冷凍庫のような結婚に終止符、45歳バツイチ男が不倫相手との再婚を躊躇するワケ
「冷酷と激情のあいだvol.227〜女性編〜」では、2年弱にわたる不倫関係の末に、相手の男性の離婚が成立し結婚を切望する...
並木まき 2025-03-03 19:12 ラブ
「書類を出すだけじゃん!」不倫成就→略奪婚のはずが、前進しない関係に苛立つ34歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-12-28 06:00 ラブ
脱・2番目の女! 本命になれない女子の残念な特徴4つ、デートでしでかす過ちとは?
「気づくといつも2番目の女になってる…」と悩んでいる女性はいませんか? もしかしたらあなたには、改善すべきポイントがある...
恋バナ調査隊 2024-12-28 06:00 ラブ
おかもとまりは2度目離婚→新彼氏公表。シンママの結婚&恋愛、子供の将来に影響しないスパンは?
 元ものまねタレントで現在はクリエイターのおかもとまり(35)が24日、自身のブログを更新し、新恋人の存在を明かした。友...