“カラー番長”サイネリアのお悩み解決♡金運、恋愛運UPも期待

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-03-09 06:00
投稿日:2022-03-09 06:00

プロ直伝! サイネリアの弱点攻略法

1. 水枯れは命取り

 株いっぱいに咲く花と大きな葉っぱが特徴のサイネリア。株の大きさに対し、植木鉢のサイズが小さい気がするかもしれませんが、お花がいっぱい咲いていれば、お水をガブガブ飲みますし、大きな葉っぱがたくさんついているのですから、水分揮発量はバカになりません。

 それなら「萎れた花に水をバンバンかけたほうがいいんじゃないの?」と思いがちですが、実は衝撃的事実が……。サイネリアの花やツボミは、水が直接あたると萎れてしまうのです。

 だからといって萎れる前に水をジャブジャブあげればいいわけでもございません。多湿は蒸れの原因にもなり、灰色カビ病やうどんこ病をよんでしまうからです。

 水をあげるタイミングと量は、土を触って表面が乾いていたら、株元にたっぷりと鉢底から水が出てくるまで与えること。ずばり「お風呂方式」をオススメしております。お風呂方式とは勝手にワタクシのお店でつけた呼び名ですが、大きなバケツに水を溜め、鉢の上まで湯船に浸かるようにつけるやり方です。

 鉢中の土が渇いていたら、バケツの湯船に浸かると、ブクブクと気泡が出てきます。そのブクブクがなくなるまでお水につければOK。ただし、サイネリアは多汁質(茎・葉っぱに水分をたくさん含んでいる)なので乱暴に扱うとすぐに折れてしまいます。くれぐれも気をつけて。

2. 寒さと暑さに弱いのよ

 本来は多年草ですが、一般的なサイネリアは一年草扱いです。その理由はサイネリアが暑さ・寒さに弱いから。宿根サイネリアというものもございますが、それでも夏越しが難しいのは否めません。

 アジアの猛烈な蒸し暑さはどうにもガマンできないようで、3月の今時期は旺盛に咲いているお花も、気温の上昇とともに株が終わりに近づいてまいります。

 そのくせ寒いのもダメ。温室育ちのお姫様でございます(苦笑)。寒風なんぞさらされようものなら、すぐにグッタリ……。グッタリなのはこっちだわ! と突っ込みたくもなりますが、多少の留意点を理解すれば、ナーバスになる必要はありません。

 購入後、基本的には室内の日当たりと風通しの良い窓側に置くことが無難でございます。寒い時期は日当たりの良い窓辺などの屋内で、3月のお彼岸が過ぎて暖かくなってから徐々に戸外での管理に慣れさせてください。ただし、軒下など雨が直接当たらない場所での管理がベストです。

 とにかく日光と優しい風が大好きなので、ほんわか春日和の戸外が、本当は、一番イイのかも知れませんな。

3. 肥料は購入後にすぐあげて

 サイネリアは超満開の花とそれを上回る蕾の量でお得感満載! ということは、“ごはん”である肥料もよくお召し上がりになります。

 家にお迎えしたら、すぐに固形肥料を与えてあげることをオススメいたします。加えて、10日に一度程度、水やりのタイミングで薄めた液肥も与えてあげるとさらにいいでしょう。

二番花を咲かせるポイント

 株元近くに次の花「二番花」の花芽が控えています。二番花を咲かせるためには、花茎ごと、思い切ってバッサリと切ってください。びっくりするほどバッサリですよ。ついでに、大きな葉っぱも切ってくださいませ。

 そうすると風通しが良くなり、しばらくすると二番花も咲き始めます。その花が咲き終わる6月頃に熱い日本がやってくるので、そこでサイネリアのシーズンは終わりでございますな。

 ……と、ここまで読んで「サイネリア、面倒くさっ!」と思ったアナタ。そのお気持ち、わかります。実はワタクシも失敗の果て、ちょっと敬遠していた時期もございます。

 ですが、仕入れてみるとやっぱりイイ!! 見た目は大ボリュームなのに、安価。春のイベントには圧倒的な存在感で会場を華やかにしてくれます。

 自宅にお迎えしても花殻摘みも加え、上記のポイントを押さえれば、一年草扱いとはいえ、なんだかんだで6月頃まで咲いて、お得な花でございます。

 豊富なカラーバリエーションのサイネリアは「金運」や「恋愛運」の運気をあげたい時にも重宝するお花でございます。お試しあれ。

 色鮮やかなお花がアナタを笑顔にしてくれますことを、遠いお空の向こうでお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...