なにわ男子・道枝駿佑(20)主演の新日曜ドラマ「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)が来月24日にスタートする。それを記念する格好で、深夜帯を中心に「春の金田一祭り~歴代傑作イッキ見せ!~」(関東ローカル)が再放送中だ。
再放送は4代目のHey! Say! JUMP・山田涼介(28)、3代目のKAT-TUN・亀梨和也(36)と歴代金田一が過去に遡る順で登場。15日深夜には2代目で嵐の松本潤(38)が主演した「幽霊客船殺人事件」が放送された。
そして今月28日からは初代のKinKi Kids・堂本剛編が展開される。しかし、ネット上では通常の「金田一少年の事件簿」の新シリーズではなく、〈37歳の方はやらないのかな〉〈37歳?の金田一君も剛くん辺りにドラマ化して欲しい〉という声があがっているのだ。
こうした“37歳の金田一少年”待望論は、漫画「金田一少年の事件簿」から20年後の設定で、2018年から連載がスタートした漫画「金田一37歳の事件簿」があるから。高校生だったはじめちゃんはPR会社に勤める会社員、幼馴染の七瀬美雪は大手航空会社でCAになっている。ドラマ放送時から一緒に年を取った世代からは共感もあってすでに人気のシリーズとなっているが、未来設定はドラマにしにくいのか。
未来編の映像化が難しいワケ
TVコラムニストの桧山珠美氏が言う。
「人気ドラマにおける“未来編”を映像化する際、前作の主要メンバーをブッキングするのは時間の経過とともに演者の好感度やイメージが変わってしまっていたり、俳優業を退いたメンバーもいるので、想像を膨らませるファンを納得させるのが難しいというのが定説です。新キャストも誰でもいいかという話ではなく、主演をはじめ、ヒロインや周囲のキャラクターも当時の面影を残しているのがベスト。そう考えると、若干メンバーを変えてスペシャル版としてお祭り的に放送するのが現実的かもしれません。実際日テレでは、ドラマ放送から20年後の2017年に、KinKi Kidsの共演作『ぼくらの勇気 未満都市』を金曜ロードSHOW!(現・金曜ロードショー)の特別企画として放送しています」
“消去法”で嵐の松本潤?
堂本剛を主演と考えると、初代の脇を固める同級生メンバーの多くが実年齢で40代を超えており、37歳の設定にハマるかは未知数だ。剣持警部を演じた古尾谷雅人さんは亡くなっている。
「個人的には“はじめちゃん”といえば堂本剛さんのイメージがありますし、彼には同作を超えるヒット作があるかといえばそうではない。だからこそ、新境地として見てみたい気もしますが、実現する可能性があるとすれば、2代目の松本潤さんでしょうね。当時の出演者の年齢的にもピッタリですし。事務所の思惑としても、“37歳のはじめちゃん”なら、俳優業を主とする松潤に見合う役柄と判断するかもしれません」(桧山珠美氏)
大人になった金田一少年は実現するのか。
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