「ヒマワリ」はウクライナの国花 銃の代わりに花を持て!

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-03-23 06:00
投稿日:2022-03-23 06:00
「これは本当に現代の出来事なの?」と思わず口に出してしまうほどの悲劇が今、ウクライナを襲っております。“戦争はしてはいけないことだ”と世界中の人たちが思っているにもかかわらず、何度も過ちを繰り返してしまう人間の愚かさに、ただただ驚くばかりでございます。

ヒマワリは反戦、平和、復興のシンボル

 そんな中、「ヒマワリ」が「反戦と平和のシンボル」としてクローズアップされています。ウクライナ支援集会などで戦争の抗議者たちが、ヒマワリの花束を持ったり身に付けたりし、ウクライナの国花である「ヒマワリ」を反戦活動の象徴として捉えているようでございます。

 思えば東日本大震災の後も、ヒマワリは「復興のシンボル」として様々な形で傷ついた人びとの心を慰めてくれました。「太陽の花」という名前を持つヒマワリは眺めているだけでも元気が出てきます。今回のウクライナ軍事侵攻においても、形を変えながら、世界中の人たちの心に元気と勇気をもたらしてくれているようでございます。

 今回は「慰めと勇気の花 ヒマワリ」の解説でございます。

美しく悲しい「ヒマワリ畑」

 ヒマワリといえば、第二次世界大戦時に引き裂かれたイタリア人夫婦の悲運を描いた映画「ひまわり」を思い出す方も多いかと思います。半世紀も前の映画とはいえ、第二次世界大戦でも激戦地となった同国の過去と現在がリンクし、配給会社が収益の一部をウクライナの人道支援に寄付をするリバイバル上映の輪が、各地で広がっているようでございます。

 映画を象徴するあの広大なヒマワリ畑の撮影場所は、今まさに悲劇の惨状となっているウクライナです。行方不明の夫を探しにやってきた悲劇のヒロインが、広大なヒマワリ畑の中で地元の女性から衝撃の事実を聞くシーンは印象的で、「どのヒマワリや麦畑にも捕虜になった兵士が埋まっている」という台詞はシベリアでの戦争の悲惨さを物語っておりました。

 今回のウクライナ侵攻においても、ひとりのウクライナ女性がロシア兵に言い放った言葉が海外メディアの動画サイト等で取り上げられ、ヒマワリが“抵抗のシンボル”になるきっかけとなりました。

 その言葉は、「アンタたちが死んだ後に花が咲くように、ヒマワリの種をポケットに入れとけ!」

 ウクライナ女性の心の中にも、ヒマワリがウクライナの国花であるというだけでなく、映画「ひまわり」の記憶があったのではなかろうか……と思うところでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「べっぴん」の由来は? 褒め言葉のつもりでもセクハラ認定の可能性が…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
カナとか!!!とかwwwとかおばさん構文認定なのね…ドン引き痛LINE集w
 言葉遣いや、文章の書き方は世代によって変化していますよね。  そのため、LINEの文章には、つい年代が滲み出てし...
ほっこり読み切り漫画/第61回「ぎゅうぎゅうにゃんこホーム」
【連載第61回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
押し流されていいのか…ダンプカーが運ぶ土が海を埋めていく
 ダンプカーが運ぶ土が、着々と辺野古の海を埋めていく。  ラジオから「完成は早くても2037年」というニュースが聞...
40代独女が「ひとりでできる趣味」でクレーンゲーム中毒になりかけた!
 前回の記事「習い事は無理でもプチ趣味なら! クレーンゲームとガチャガチャにハマった」でクレーンゲームを紹介しましたが、...
参加予定の飲み会、行きたくないときあるよね…角が立たない断り方4選
「飲み会に誘われたけど、どうしても行きたくない……」  そんな気分の日は、誰にでもありますよね。今回は行きたくない飲み...
人生絶賛停滞中…スナックのお姉さんや経営者が実践するブレイクスルー
 仕事でもプライベートでも、“行き詰まった感”がハンパない時ってありますよね。見えない壁があるというか……。みなさんはそ...
ずっと会っていない「昔の友達の誕生日」が忘れられない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
ドヤ顔で“たまたま”をチラリ! ニヤリな口元がカッコイイね
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
なぜか嫌われる人には「7つの特徴」が…!あなたは大丈夫?
 なぜか嫌われる人っていますよね。どんなに場所を変えても人から嫌われる場合、本人も嫌われる原因がわかっていない可能性があ...
男装レンタル(イケメン専門)初体験!女同士で最も心地よかったのは…
 レンタルした男性とデートができるサービスは、今や都内だけで数十以上あるほどに増殖中です。そんななか、イケメン男装さんを...
上昇志向ママ友「揚げ、汁、ポテサラ。あと3品頑張る!」止められねぇ
 上昇志向の人を見ていると、そのバイタリティーに感心してしまいますよね!  自分の成長や出世、より良くするために...
スッピンよりも「メイクした顔」を褒められたほうがうれしい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
30代40代でも実践で変われます! なぜか好かれる人に共通する特徴9つ
 あなたの周りに、なぜか好かれる人はいますか? いつも周りに人が集まってきて、みんなに愛される……、できればそんな30代...
500mlペットボトルは花器になる!マム(菊)をもっと身近に楽しむ方法
 我が花屋がございます神奈川。昼間は半袖、朝晩には上着を着る寒暖差が激しい陽気が長く一方で、野辺に咲く菊の花の美しい季節...