SNSに女の影! 彼氏のパパ活疑惑、疑心暗鬼な元読モ34歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-04-02 06:00
投稿日:2022-04-02 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

アプリで出会った13歳年上の男性と恋愛中!

 32歳の美優(仮名)さんは、アプリで知り合った13歳年上の彼氏・タダシさん(仮名)と交際中。美優さんは20代前半の頃には、雑誌の読者モデルをしていたこともある美貌の持ち主です。

「タダシさんとの出会いはアプリでしたが、リアルで会ったその瞬間からなぜかビビッと来ました。向こうも同じ気持ちだったのか、2回目のデートの帰り際に彼から家に誘われて、そこからお付き合いを始めたんです」

 タダシさんは自営業で、経済的に裕福な男性です。美優さんとのデートでは、いつもおいしいレストランで食事をご馳走してくれて、数カ月に1回はシティホテルでお泊まりデートも楽しんでいるそう。

「タダシさんはバツイチで、当面の結婚願望はないと聞いています。だけど私はまだ一度も結婚したことがないので、できればそろそろ誰かの妻になってみたいっていうのはありますね。

 昔から華やかな世界にいたので、普通の男の人との結婚は、たぶん私が退屈に感じてダメだろうなぁというのがあるので、タダシさんみたいに裕福な人との結婚が希望です」

もしかしてパパ活? 恋人のSNSには複数の女の影が…

 タダシさんとの交際期間は、現在4カ月目。美優さんとしては「交際期間が長くなれば、彼も結婚してもいいって思ってくれるかもしれない」と期待しているといいます。

「だけどちょっと最近、気になっていることがあるんです。タダシさんは、どうやら私以外の女性たちともデートをしているみたいで……。浮気なのかパパ活なのかわからないけれど、タダシさんのSNSを見ると私と同世代の女性のフォロワーと、彼の投稿へのコメントをしている女性が、日に日に増えているので不安です。しかも、そのコメントには『この前は焼肉ありがとう!』とか『ネックレス大事につけてるよ〜』とか、意味深な内容も多くて……。

 浮気だったら許せないし、パパ活だとしてもやめてもらいたい。タダシさんは裕福ですが、他の女性に使うお金があるなら、恋人である私にもっと使ってくれていいと思うし」

自慢の彼女になってもいいはずなのに

 美優さんが、本人にそれとなく尋ねたことがあるものの「どうでもよくない?」と言われて、はぐらかされてしまったとのこと。もともと物事の白黒をはっきりとつけないと気が済まない性格の美優さんは、今の状況に苛立ちを隠せません。

「以前より、彼にLINEをしても未読のままになっている時間が増えているのも気がかりです。お泊まりデートの数も、最初のうちは毎週だったのに、今では数週間に1回って感じで、食事だけしてバイバイする日もあるんです。

 彼みたいにお金があって自由な生活を好む男性と付き合うなら、ある程度は彼を自由にさせる必要があるのも理解しているのですが、一途に私を想ってくれないとやっぱり寂しいし、付き合っている実感も湧きません。

 彼にとって私は、13歳年下で容姿もいいし自慢の彼女になっているはず。なのに、なぜ大事にしてもらえないのか理解できないんです」

 では、13歳年下の恋人が居ながら、別の女性ともデートを楽しむ恋人の真意とは……? そこには美優さんが想像もしていなかった切ない現実が隠されていました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「子供欲しい」が夫に言えない…タイムリミットに焦る妻の複雑事情
 夫婦であれば、夫に「子供欲しい」と言うのはそう難しくないはず。でも、言えずにモヤモヤしている女性もいるようです。今回は...
恋バナ調査隊 2024-05-10 06:00 ラブ
結婚に優柔不断な彼はいつ見限るべき?「時間を返して」と嘆く女性たち
 定期的に会い続けている仲の男性がいるけれど、今後のことについて話をしようとすると避けられてしまう。そんな悩みを抱えてい...
内藤みか 2024-05-09 06:00 ラブ
①ナル②浮気③競う④群れ サッカー部だった男の嫌いな特徴5、ラス1は
 モテる男の部活といえば、何を思い浮かべますか? そうですね、サッカー部です。学生時代、サッカー部のイケイケ男子に憧れて...
恋バナ調査隊 2024-05-08 06:00 ラブ
幸せになれるのは超わずか…セフレの終わりは突然やって来る
 付き合ってはいないものの体の関係を持つセフレ。「割り切った関係」「楽な関係」であるため、恋愛が億劫になっている人は憧れ...
恋バナ調査隊 2024-05-07 06:00 ラブ
父が浮気している…? 大人になった今だからできる4つの家庭崩壊回避術
 あなたは自分の父が浮気していると知ってしまった時、どうしますか? もし知ったのが未成年の頃であれば、誰に相談していいか...
恋バナ調査隊 2024-05-06 06:00 ラブ
え、彼氏いたの?処女のままの私と、処女を喪失していたオタ友への嫉妬。
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかった私ですが、これまで処女...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:41 ラブ
サレ妻「不倫相手に会う」の巻 ママ友、かばう夫…ただで済むと思うなよ
 夫に不倫された“サレ妻”。「ただで済むと思うなよ!」と、怒りや憎しみMAXで不倫相手に会いに行く人もいます。  ...
恋バナ調査隊 2024-05-05 06:00 ラブ
性欲満たしたいだけでしょ?マチアプスピード婚を“汚点”と言い切る40男
「冷酷と激情のあいだvol.193〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合ってスピード結婚へと至った夫とのレスに悩む妻...
並木まき 2024-05-07 10:33 ラブ
子づくり提案→アバズレ認定に絶望しかない…37歳バリキャリ女性の後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-04 06:00 ラブ
圏外男性からの告白LINE、顔を合わせるの気まずっ!上手に断る3本立て
 異性に告白されるのは嬉しいものですが、中には好きになれない相手、恋人として見れない相手からの告白もありますよね。 ...
恋バナ調査隊 2024-05-04 06:00 ラブ
アラフォー世代以上の婚活成功の近道は「ありのまま」より「ちょいモテ」
 アラフォー、アラフィフという年齢に達してから慌てて婚活をスタートさせる女性が少なくありません。  しかし「ありのまま...
内藤みか 2024-05-02 06:00 ラブ
好きになった彼はモテ男でした。ライバルに勝ち、選ばれる女になる法5つ
 たまたま好きになった人がとてもモテると、恋のライバルも当然多いはず。中には積極的なライバルもいて、自分の恋を諦める人も...
恋バナ調査隊 2024-04-29 06:00 ラブ
40代既婚男性が20代女子からモテる謎…理由5つと夫に浮気心が出る面倒
 40代の既婚男性は、実は20代の若い女子に特にモテるといわれています。「なぜ40代の既婚者なのに、若い女子からモテるの...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ
22時半すぎ「さみちぃ!さみちぃ!!」連投⇒30分後のレスに激おこで“こじらせ40代独女”と見なされた件
 40代の女性は立派なオトナ! 豊富な恋愛経験に魅力を感じる男性も多々いるでしょう。  しかし、固定観念や思考の癖...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ
バツ2の恋人を「リゾート地の愛の巣で癒してあげたい…」と夢見る50歳男性、実はご無沙汰な夜生活に悶々
「冷酷と激情のあいだvol.192〜女性編〜」では、好きではなかった男性・ヨシテルさん(50歳・仮名)から懇願され、形式...
並木まき 2024-04-27 06:00 ラブ
2人の老後を妄想する50代彼が「不気味」と女、行き場のない憎悪どうする
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-27 06:00 ラブ