ディーン様は浮世離れしていてナンボ!お宝シーンよもう一度

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2022-05-01 10:15
投稿日:2022-05-01 06:00

どこからどう見てもパーフェクトなおディーン様

「あいわらずお美しいこと!」

 そう言わずにはいられないのがディーン・フジオカ(41)、通称おディーン様です。4月23日スタートの「パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル」(日本テレビ系、土曜午後10時~)に降臨。前後左右どこから見てもパーフェクトなお姿。

4年ぶり日テレ系ドラマ主演の役どころは…

 おディーン様の役どころは、警察庁内に新設された「科学犯罪対策室」の室長、警視正の小比類巻祐一。現場経験の長い叩き上げの警部、長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)と、科学に絶望し、科学界から身を引いた天才科学者の最上友紀子(岸井ゆきの)とともに、最先端科学にまつわる事件を解決していくというストーリーです。

 そちらを横軸とするなら、縦軸は小比類巻の秘密にあります。亡くなった妻、亜美(本仮屋ユイカ)をアメリカのトランスブレインズ社の技術により、マイナス196度の液体窒素の中で冷凍保存。科学技術が進歩したのちに蘇生させようとしていること。「科学の発展が光」の小比類巻にとっては、天才科学者・最上こそが光ということに……。初回では“AIロボット殺人”を、第2話では“脳内チップ”がテーマでした。

高価な美容液より潤いを与えてくれる

 と、まあ、最先端科学を扱ったドラマは興味深くもあるのですが、なんといっても1番のお目当てはおディーン様のご尊顔ですから。

 制作者もそのことはちゃんとわかっているようで、おディーン様のアップが心なしか多いように思います。前から見ても横から見ても後ろから見ても遠くから見てもアップで見ても、どこから見ても、おディーン様はイケメンだなあとつくづく。

 初回ではイノシシの罠に捕まってしまい、逆さ吊りされるというお宝シーンもありましたが、逆さ吊りされていてもイケメンぶりは変わりません。あっぱれ。イケメンオーラを浴びて見ているこちらのお肌もツヤツヤに。おディーン様はどんな美容液よりも効果があるようです。

岸井ゆきのはミスキャストではない

 ちなみに世間では、“岸井ゆきのが天才科学者に見えない”というブーイングも溢れているようですが、まったく余計なことを……。たとえば、この役を吉田羊や松本まりかがやったとしたら、余計な恋愛要素が入るかもしれません。

 見た目中学生の岸井ゆきのなら、その点、安心です。小比類巻の5歳の娘も懐いているようですが、それも子ども同士、仲良くやっている感じ。おディーン様は誰のものでもない。みんなのものなのですから。

 おディーン様はご存知、NHK「あさが来た」の五代友厚役で大ブレイク。昨年の大河ドラマ「青天を衝け」でも再び五代を演じました。おディーン様といえば五代、五代といえばおディーン様、ほかに演じられる俳優がいるはずなどありません。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


優三も草葉の陰で苦笑い? 前代未聞な別れの“懺悔”は直言らしい名場面に
 直言(岡部たかし)は栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が大事なことを隠していたと知った寅子(伊藤沙莉)の...
桧山珠美 2024-05-30 18:50 エンタメ
「見るんじゃない」と直言。ダチョウ倶楽部の“押すなよ、押すなよ”を彷彿
 直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆ...
桧山珠美 2024-05-28 15:30 エンタメ
視聴率苦戦だから失敗に物申す!山下智久と錦戸亮、5年ぶり民放作の意義
 山下智久(39)が主演を務める「ブルーモーメント」(フジテレビ系)、錦戸亮(39)がキーマンとして出演する「Re:リベ...
こじらぶ 2024-05-25 06:00 エンタメ
「おいしいものは一緒に」出征前の河原デート。はて?初回を思い出すと…
 寅子(伊藤沙莉)は訪ねてきた後輩の小泉(福室莉音)から、女子部が閉鎖されることになったと知らされる。  今年は高...
桧山珠美 2024-05-24 15:30 エンタメ
優三の優しさシャワー全開!寅子のゴロゴロ床入り作戦も大成功だった神回
 昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
桧山珠美 2024-05-21 15:30 エンタメ
朝ドラヒロインは「大日本国防婦人会」と揉めるのがお約束
 結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。  ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
桧山珠美 2024-05-20 15:30 エンタメ
角界一の美容力士・翔猿らが明かした脱毛&モテ事情、全力で推したいのは
 圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
「僕じゃ駄目かな」あすなろ白書のキムタクを想起、優三渾身のプロポーズ
 寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
事件はいつも「あの階段」で起こる! 岩ちゃん演じる花岡もう婚約
 晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
桧山珠美 2024-05-20 15:02 エンタメ
炎上芸人・粗品は松本人志にビビってない!キンプリへの暴言も計算済み?
 2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
堺屋大地 2024-05-15 06:00 エンタメ
「握手」の演出に伏線?寅子と花岡は友情の証、優三のそれとは真逆だった
 寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
桧山珠美 2024-05-14 16:00 エンタメ
あぶ刑事ヒットならドラマ化も?柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿
 先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。  三浦しをん...
映画『広末涼子』(仮)の鳥羽氏は中盤キャラ?スキャンダル史まだ続く説
 昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
堺屋大地 2024-05-11 06:00 エンタメ
花岡(岩ちゃん)、寅子に匂わせプロポーズ!?でも黄色いバラの花言葉は…
 とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
桧山珠美 2024-05-10 15:30 エンタメ
生田斗真“無痛おねだり”大炎上の後始末 羊水発言は“謹慎4カ月”だったが…
 俳優の生田斗真(39)が大炎上している。生田はインスタグラムのストーリーズで、ファンから質問に回答する企画で「今日で妊...
優三のいい人キャラさく裂!予告でヒヤリとした梅子の断崖絶壁シーンも〇
 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)...
桧山珠美 2024-05-09 16:30 エンタメ