更新日:2024-08-22 17:26
投稿日:2022-05-20 06:00
どんな風に抱くの? 不埒な妄想が…
会話は予想外に弾みました。
憧れの彼の横顔を間近で見られる喜びに、胸はキュンキュンときめきっぱなし。
何よりも、彼に逢いたいがために通い続けた図書室での出来事を、25年経った今も覚えてくれていることに感激してしまって……ただ、視線を落とせば否応なく彼の結婚指輪が目に入ります。
奥さんはどんな人? 彼ってどんな風に女性を抱くの? などと不埒なことまで妄想してしまいましたね」
K君の予想外の返答にドキドキ!
ーー続けてください。
「会話をしているうちに、気づけば終了の21時になっていました。
幹事が二次会に行く人たちを募っていて……私は迷いました。両親には実家に帰る旨を伝えていましたし、東京にいる娘や夫にも電話をしなくちゃいけない。
それよりもK君は二次会に行くのかしら? 行くならまだ一緒に居たいと……。
段取りを考えていた時、K君に『E子さんは二次会に行くの?』と訊かれたんです。
一瞬、返答に詰まった私ですが、『K君が行くなら参加しようかな』と答えていました。
言った後、すごく恥ずかしくて……これじゃ、間接的に誘っているようなものよ! と自分を戒めたのですが、K君の返答は予想外のものでした。
『じゃあ、2人だけで高校の校舎を見に行こうか。僕は車で来てるし、酒も呑んでいない』と……。
驚きました。つまり、2人だけのドライブデートということになります。
私の胸奥はもちろん、下腹部もきゅんと疼いてしまって……」
続きは次回。
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