離婚後も嫌がらせを…男が頭を抱える「元鬼嫁の悪あがき」

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-04-22 06:00
投稿日:2019-04-22 06:00
 鬼嫁と晴れて離婚に至ったとしても、別れたあとに、想定外の「悪あがき」に遭うこともあるようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな体験をした男性たちに、話を聞きました。

1:卒業アルバムの落としもの…

「年上元妻は、結婚後に豹変した鬼嫁タイプで、家のことも雑で、妻らしいことは何もしない女性でした。
僕から離婚を切り出し、すったもんだの揚げ句に、なんとか協議離婚が成立。

 一緒に暮らしていた家を引き払おうとしたときに、なんと妻の卒業アルバムの忘れものが出てきました。

 他のものなら知らん顔して捨てるんですが、さすがにコレは勝手に捨てるわけにはいかないかなと思い、渋々元妻に連絡。

 すると『待ってました!』とばかりに復縁を迫られ、散々な目に遭いましたよ。

 アルバムを宅急便で送ろうとする僕に、元妻は『大事なものだから、会って渡せ。輸送中に万が一のことがあったらどうしてくれるんだ』の一点張り。

 要するに、復縁を迫るための“仕込み”だったようです。こういう悪知恵が働くところが嫌いで別れたのに、最後にまた、とんでもない目に遭いました……」(42歳男性/サービス)

  ◇  ◇  ◇

 復縁チャンスを見越して、家にわざと忘れ物をするあたり、計算高い鬼嫁というニオイがします……。

2:「1万3,400円を返して」

「感情的で怠惰な鬼嫁系元妻と離婚し、すっきりとした気分で暮らしていたのに、いきなりLINEで『1万3,400円、返して』と連絡がきました。

 離婚時にきっちり財産分与は済ませたし、最初は何のことだかわからなかったんですが、元妻いわく4年前に何かの支払いで立て替えた分を精算していなかったと言うんです。

 金額も小さいし拒むような話でもないので払うことにしましたが、その連絡を機に、離婚への一方的な恨みつらみが散々LINEで届き、あいかわらずの鬼嫁っぷりに、本気でウンザリでしたね」(40歳男性/製造)

  ◇  ◇  ◇

 元サヤに戻りたい相手に口実を作って連絡をするのは、よくあるお話。夫から三行半を突きつけられた鬼嫁の中には、無理やり口実を作って言いたい放題のLINEを送りつける人もいるみたいです。

3:約束の日に出て行かず…

「妻の数々の暴挙や暴言に限界を迎えた僕が家を出て、鬼嫁と協議離婚をしました。

 話し合いの中で、元妻は1カ月後に出て行くと約束し、僕はそれまでマンスリーマンションで暮らすことに。

 ところが、元嫁は約束の期日がきても一向に出て行かず、居座りを続け、本気で参りました。

 マンスリー契約のマンションなので予想外の出費がかさむし、財産分与後なので貯金も心細いのに、元妻は住居費がかからないのをいいことに、僕からの連絡を無視して、半年ほど居座り続けてましたね。

 家賃でも請求してやろうかと思ったんですが、関わるとまた不快な思いをすると思ったので、ぐっとこらえて出て行くのを待ちましたが、鬼嫁は最後まで鬼嫁なんだなぁと妙に納得しました」(44歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 離婚すれば、文字どおり“赤の他人”。それなのに、元妻の立場をフル活用して居座りを続ける鬼嫁も。「少しでも得をしたい」「相手を困らせたい」などの心理があるのかもしれませんが、かなりの迷惑行為です。

「やっと鬼嫁と離れられた!」と心機一転、前向きな人生を歩み始めた男性に、予期せぬ悪あがきをぶつける鬼嫁もいるみたいです。ヨリを戻したい一心であっても、逆効果でしかありません……。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「良好だけど円満ではない」冷え切っていても妻を抱く48歳男の虚無感
「冷酷と激情のあいだvol.184〜女性編〜」では、結婚8年目を迎えた夫が「40代の女性は性欲が旺盛」と思い込んでいるこ...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
私は家政婦兼風俗嬢?「40女は性欲旺盛」を信じる夫に疲れた43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-02 06:00 ラブ
なぜ妻が妊娠中に女遊びしたの? サイテーな夫たちの言い訳と末路
 妻の妊娠中に女遊びをする男性は多い模様。妻としては「一番大変な時期にどういうつもり?」と怒りたくなるでしょう。  身...
恋バナ調査隊 2024-03-02 06:00 ラブ
電車同様、彼氏の乗り換えにもコツが必要!?  男女の“つら修羅場”回避術
 彼氏がいながらも、他に好きな人ができる場合もあるでしょう。今回はそんなときの“彼氏を乗り換えるコツ”をご紹介。 電車の...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
体の相性が良すぎるって何で判断するの? 運命の相手を感じた男女の話
「体の相性がめちゃくちゃいい!」なんて声をたまに耳にしますが、なにをもって「相性が良い」と感じるのか疑問を抱いている人も...
恋バナ調査隊 2024-03-01 06:00 ラブ
春のアプリデビューで幸せを掴む人、掴めない人に3つの違い
 すっかり世の中に浸透した感のあるマッチングアプリ。もうすぐ春なので、マッチングアプリデビューする人も少なくありません。...
内藤みか 2024-02-29 06:00 ラブ
既婚者合コンの怖~い話 行かなきゃ良かったを回避するためにすべきこと
 すでに結婚している男女が交流する“既婚者合コン”に興味がある人もいるのではないでしょうか? 「友達がほしい」「社会と...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
婚活は「同時進行」が当たり前 運命の出会いに制限かける必要はない!
 あなたはどんな婚活の仕方をしていますか? 「彼がダメだったら次の出会いを探そう」と、1人ずつに丁寧に向き合っている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-29 06:00 ラブ
夫の無題外泊=浮気とは限らないらしいけど、その言い分信じていいの?
 夫が無断外泊したら「女と遊んでるんだ」と浮気を疑ってしまいますよね。ですが、必ずしも浮気とは限らないようです。  事...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
男女カップルに聞いた! 自宅のお風呂に一緒に入るのはアリorナシ?
 あなたは彼氏と一緒にお風呂に入りますか? 恥ずかしさから抵抗がある人もいれば、一緒に入ることが当たり前になっている人も...
恋バナ調査隊 2024-02-28 06:00 ラブ
お金に執着する女が結婚できない理由3つ 大切なことを見失った悲しい末路
 婚活中は、改めて自分がどんな男性に惹かれるのかを見つめ直す機会になりますよね。性格や趣味、価値観や見た目にこだわる人も...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
だから「媚びる女」は嫌い! 男性の本音と“媚び認定”する女の言動とは
 恋愛で「媚びる」を武器にしている女性はいませんか? でもその武器は、嫌われるきっかけになる恐れもあるため注意が必要です...
恋バナ調査隊 2024-02-27 06:00 ラブ
更生して一途に?それとも性病に苦しむ?遊び人だった人の明暗分ける瞬間
 遊び人の男性にもてあそばれ、つらい思いをした女性もいるでしょう。しかし、遊び人でも年齢や経験を重ねて更生する場合がある...
恋バナ調査隊 2024-03-19 16:27 ラブ
30代40代「婚活の後悔」4選 あのときどうして気づかなかったんだろう
 婚活に励んでいる女性は必見! 「あのときこうしておけば…」と、自身の婚活に後悔がある女性たちの話を集めてみました。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-26 06:00 ラブ
甘い新婚生活なんて誰が言った?ラブラブ一転イライラ爆発エピソード5選
「新婚」と聞くと、誰もがラブラブな生活を想像するでしょう。 でも、共同生活を始めて間もない新婚は、イライラする機会も多い...
恋バナ調査隊 2024-02-25 06:00 ラブ
男「冗談はよしこちゃん」女「は?」年の差カップルはすれ違い日常茶飯事
 近年、10歳以上の年の差カップルが増えていますよね。年の差があると、相手を尊敬できたり、落ち着いて安定した恋愛ができた...
恋バナ調査隊 2024-02-24 06:00 ラブ