離婚したくなる夫は年収1500万円超…その事実の裏に潜むもの

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-04-19 06:00
投稿日:2019-04-19 06:00
 結婚相手の年収や仕事の内容って、「恋愛はお金じゃない」と言いながらも、やっぱり気になるポイントですよね?そうしたパートナーの「仕事とお金」問題ですが、このほど、とても興味深いデータが公表されました。

1500万円以上が離婚したい率は40%!

 その気になる調査とは「第6回 離婚したくなる亭主の仕事調査」。良いですね〜、このダイレクトなネーミング。

 さて、こちらはリスクモンスターと言うリスクコンサルティング会社によって実施された調査ですが、その結果がなかなか示唆に富んだものになっておりますので、解説させていただきます。

 まず多くの奥様方は夫の仕事に対して「不満」を感じており、その割合は47.2%と全体のほぼ半数に。不満はあるものの、仕事が理由で「離婚したい」とまで思っている人は9.2%であることから、不満を持ちながらも我慢している方が多いことがわかりますよね。

 しかしながら、年収1500万円以上の夫を持つ奥様方に目を見ると仰天。40%が夫の仕事に不満を抱いており、かつ夫の仕事が原因で離婚したいと思っている方も40%に上るという衝撃の事実。

 つまり、年収1500万円以上の旦那の仕事に不満がある奥様は“全員が離婚したいと思っている”という驚きの結果がそこにはあったのです。

 しかも、この40%と言う数値。年収300万円以下でも15.8%ですから、まさに驚異的というほかありません。

 どうした年収1500万円以上!高額納税者の面目はどこに行ってしまったのでしょうか?

なぜこんな結果に?その理由とは

 さらにデータを見ていきますと、年収1500万円以上の夫をもつ奥様方の50%は「それでも給料が低い」と感じており、給料の金額そのものにも不満があるという結果に。

「1500万円もあって何が足りないんだろう……」と思う方もいらっしゃると思いますが、この年収ゾーンの方の特徴は、「交際費」の支出がどうしても多くなってしまうところ。

 収入に対して「人脈」を維持するコストが高いため、意外と使えるお金も少なくなってしまうのです。また、趣味や生活レベルも高値安定してしまい、車や時計などの贅沢品にもお金をかけてしまいがちです。

 さらに言えば、夫の「残業が多い」と不満を感じている奥様方は100%に達しています。

 これらのことから導かれる結論は次の2つ。

・人間関係や贅沢品の支出も増えるため、結果的に家庭に落ちるお金が少ない。

・残業が多く家事などを手伝わない夫の場合、妻の満足度は下がってしまう。

 お金はあればあるほど良いと思われがちですが、年収の高い男性には、長期的に見てこうした“落とし穴”があるようですね。

 つまるところ、結婚というものは「お金」と「時間」という2つの資源をどう男女間で分け合うか、というものでもあり、両方のバランスが取れている状態が一番幸せなのかもしれません。

まとめ

 結婚するなら高収入の男性が良い、と思う方は多いかもしれませんが、結婚した方の満足度は意外と低いようです。

 しっかり現実を見て、結婚相手を選ぶ際には、冷静な判断基準を持つようにしましょうね。

※参照元:リスクモンスター株式会社『第6回 離婚したくなる亭主の仕事』(PDF)

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「妊活代なんて出したくない」30代夫が“親に請求すべき”と主張するトンデモ理屈
「冷酷と激情のあいだvol.268〜女性編〜」では、5歳年下の夫が両家の親に“タカリ”をしているようで「幼稚」と感じてい...
並木まき 2025-10-18 11:45 ラブ
「偉そうな態度も不快です」老いた親に酒を“タカる”夫にゲンナリ。35歳姉さん女房の深い後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-10-18 11:45 ラブ
「断るならバラすよ」マッチした男の“正体”に愕然。ときめきが地獄に変わった残酷な瞬間
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-10-17 11:45 ラブ
文系男子に一目惚れ♡→現実はだたのオタク!? 婚活女子が忘れらない“ドン引き”体験談3つ
 いまや恋活・婚活の主流となったマッチングアプリ。手軽に理想の相手と出会える一方で、合コンや友達の紹介などとの出会いとで...
恋バナ調査隊 2025-10-16 08:00 ラブ
「本当に好きなのか分からない」“別れ”を決める前のサイン、6つの判断基準を聞いてみた!
 長く交際していたり、ケンカが絶えなくなったりして、相手のことが好きかどうか分からなくなるときもあるはず。そんなときは別...
恋バナ調査隊 2025-10-15 08:00 ラブ
恋が終わる危険も!? 「とりあえずドライブデート」の落とし穴。沈黙、渋滞、迷子…帰りたくなった瞬間5つ
 会話を楽しみ、小旅行気分も味わえる「ドライブデート」。でも実は、ちょっとしたミスで失敗に繋がりやすいデートでもあるんで...
恋バナ調査隊 2025-10-14 08:00 ラブ
【漫画】「避妊しなくていいよ」女の悲しい言葉。一夜限りの男が返した“意外な一言”に救われた夜『できても、できなくても』#3
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
「いいよ」連発は離婚のサイン? 夫婦関係が壊れる寸前の“危険ワード”6つ
 離婚を経験した男女に、離婚直前に飛び交っていたワードをうかがいました。ご夫婦の間で、これらのワードが口癖のようになって...
恋バナ調査隊 2025-10-13 08:00 ラブ
【漫画】「家には帰りたくない」クズ男との別れ…“魔王”と呼ばれるイケメンは何者?『できても、できなくても』#2
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
「寄生虫としか思えない」47歳男性が“専業主婦 希望”を一蹴。更年期の妻を受け入れない複雑事情
「冷酷と激情のあいだvol.267〜女性編〜」では、仕事への活力が下がり、退職して専業主婦になりたい夏菜子さん(仮名)の...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
専業主婦になりたいのに…貯金ナシの44歳妻、夫が意地悪すぎると嘆き「結婚の“特権”ですよね?」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-10-11 11:45 ラブ
【漫画】「あなたは不妊症です」婚約者も仕事も失って…私は女として“失格”なの?『できても、できなくても』#1
【『できても、できなくても』あらすじ】  「桃生翠さん…残念ですがあなたは不妊症です」――ブライダルチェックで発覚した...
順風満帆だった45歳 経営者の転落。美人CAから若い女に乗り換えるはずが…地獄の「三者面談」の顛末
 世の中、不倫の話題で持ちきりだ。2024年に実施された調査によると、既婚男性の約2人に1人、既婚女性の約3人に1人が婚...
蒼井凜花 2025-10-10 11:45 ラブ
閉経前にもう一度…“癒し”を求める50代女性「ただ話を聞いてもらいたい」男性を求める切実な理由
 ドラマやネットなどで「女性用風俗」が取り上げられることが増え、一般の女性たちにもその名が浸透してきました。  ア...
内藤みか 2025-10-10 11:45 ラブ
「恋愛は効率か、それとも不要か?」タイパ世代に広がる新しい恋愛観。20代で結婚相談所に登録も
「最近のJ-POPは、前奏が短すぎて歌いにくい」カラオケでそう感じたことはありませんか?  我々、40代が青春時代...
男の「私たち付き合ってるよね?」への本音。告白はなくても“彼女認定”されるきっかけ
「彼からの告白はないけど私たちって付き合ってるのかな?」と、曖昧な関係性に不安を抱えている女性もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-10-08 08:00 ラブ