出戻ったら旧友の役所職員とばったり!子の戸籍問題に直面!!

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2022-06-30 18:37
投稿日:2022-06-21 06:00
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 子連れ離婚&シングルマザーとなった私を常に苦しめた悩みは「お金」です。本連載は当時を振り返りながら、ひでまるとともに実体験に基づく「離婚・再婚のリアル」をお伝えします。

地元へ凱旋、名誉の負傷?

 前回は離婚時の地獄の名義変更についてお話をしました。その後は実家に帰り、引っ越しの手続きを進めることに。

「良かった、心配していたんだ。子どもたちもtumugiのことも。帰って来てくれて本当に良かった。離婚なんて今は珍しいことじゃない。気にしなくていいんだよ」

 実家の玄関を開けると、普段なかなか感情を見せないおばあちゃんが、わんわん泣きながら私に抱きついてきました。この言葉にふっと肩の力が抜け、安心と同時に『そこまで心配をかけていたのか……』と複雑な気持ちになったことを覚えています。

 久しぶりに家族と過ごし、地元の街並みや昔馴染みの友達と会っていると、傷ついた心も少しだけ和らいでいく感じがしました。

 しかし、いつまでも甘えているわけにはいきません。新居の掃除や子どもたちの保育園探しなど、やらなくてはいけないことがたくさんあります。そのなかから、まずは住民票など行政の手続きを進めることにしました。

離婚したら子どもも自動的に私の姓に変わると思っていた

 市役所に行くと、なんと窓口に居たのは幼稚園からの幼馴染。実は、大学卒業後に市役所へと就職していたそうです。少し苦笑いをしながら現状を簡単に説明すると、出戻ったことに驚きながらも必要な書類を全て持ってきてくれました。必要事項に記入をしていると、横で見ていた幼馴染がおもむろに口を開きます。

「子どもたちは旧姓? それともtumugiの姓にするの?」

「え? 離婚したからもう自動的に私の姓になるんじゃないの?」

「家庭裁判所に申し立てて許可されたら子どもたちも改姓できるよ。やったの?」

「なにそれ!? やってない!!!」

<家庭裁判所>というワードに衝撃を受けながら、幼馴染から詳しく話を聞きました。

離婚後の戸籍は主に3パターン

 そもそも、離婚をしても自動的に戸籍から自分と子どもが抜けることはありません。子どもに至っては、自ら移動の手続きをしないと元夫の戸籍から動かないままです。15歳未満の場合は親権者などの法定代理人が手続きをし、15歳以上の場合は子ども本人が手続きをする必要があります。また、離婚後の自身の戸籍は自由に選択することができ、主に3パターンに分かれます。

1. 婚姻前の元居た戸籍に戻る(旧姓になる)
2. 婚姻前の旧姓で自分を筆頭にした新しい戸籍を作る
3. 婚姻時の姓をそのまま使いたい場合は離婚後3カ月以内に市区長村役場に届け出をし、自分を筆頭にした戸籍を作る

 そして、子どもを自分の旧姓にするためには、家庭裁判所に「子の氏の変更許可」の申し立てを行い、自分を筆頭とした戸籍に入れる手続きをする必要があります。

 私は離婚時に旧姓に戻り、元居た戸籍を選択していました。それに伴い、てっきり子どもたちも一緒に戸籍を移動し、姓も変わっているものだと思っていたのです。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
今すぐ離れて! 自己中男があなたから搾取する6つのこと。お金より大事なものを失うかも
 恋愛は人生を豊かにする要素の1つであるはず。マイナスになるような恋愛はしたくありませんよね。だとしたら、これら6タイプ...
恋バナ調査隊 2025-05-28 06:00 ラブ
なぜ? 親友の夫が襲来…彼女の「裏の顔」に愕然。まさか私が“使われてた”なんて!
 著名人が不倫で活動自粛するというニュースが相次ぐ昨今。そのせいか日常生活で「不倫」という言葉を聞くことが増えたと感じて...
彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ
ぎゃー! 初対面デート、相手がタイプじゃない…どうする? 5つの対処法
 素敵な男性と出会えるチャンスが潜んでいる、マッチングアプリ。マッチングアプリで恋愛成就させる人も増えている一方で、初デ...
恋バナ調査隊 2025-05-26 06:00 ラブ
【男女別】結婚の理想と現実をガチ告白。思ってたんとちがーう!
 あなたは結婚に対してどのような理想を持っているでしょうか? 理想の結婚生活を求めて婚活している人もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-05-25 06:00 ラブ
「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ