妻のマイルールにヘトヘト…子作りに挑めなくなった夫の悲哀

更新日：2022-07-16 06:00

投稿日：2022-07-16 06:00

「冷酷と激情のあいだvol.99〜女性編〜」では、3歳年上の夫であるアキラさん（仮名）が子作りルールに従ってくれないことに嘆く妻・真実さん（仮名／30代後半）の悩みをお届けしました。
　真実さんはアキラさんが家庭のルールを守らないことに大きな憤りを感じているようでしたが、実はアキラさんは真実さんとの結婚5年目を迎えた今、親しい仲間たちに夫婦問題について頻繁に相談をするようになっていました。

ルール化したがる妻との生活に疲れ

ルールだらけの生活は思ったよりつらかった（写真:iStock）

「うちの奥さん、やっぱりちょっとおかしいんじゃないかと思うんだよね」

　お酒が回り始めると、必ずといっていいほど妻の話を始めてしまうというアキラさん。妻のことは愛しているけれど、このまま夫婦として一緒に人生を歩んでいくことには疑問があると悩んでいるそうです。

「もともと神経質なところがあるというのはわかっていて結婚したし、彼女なりのルールが多いことも、俺は理解をしているつもり。本人も自分の性格が変わっている自覚があって、ルール化しないと平穏な生活を送れないことについて悩んでいるみたいだったから、そこは俺が合わせればいいやと思っていたんだよね。

　だけどやっぱり夫婦として一緒に生活を送るとなると、なんでもかんでもルールにしたがる妻との生活は、想像以上にきつかった」

今更だけど…結婚せずに普通に付き合っているくらいが

すぐに体調不良を訴え… （写真:iStock）

　アキラさんは自分が妻に結婚を申し込んだ責任感から、まだ離婚は考えていないと話します。しかし妻を愛していることと妻が設ける家庭内ルールを守ることは別だと考えていて、妻との共同生活のあり方そのものには深く悩んでいるそうです。

「真実とは、結婚せずに普通に付き合っているくらいがちょうど良かったのかもしれない。

　まぁ、そんなこと今更だけどね。

　それに、真実の状態は結婚当初より悪くなっていて、俺は真実に病院に一度行くように勧めているんだけど、まったく聞き入れてくれないのが不満です。

　なんでもルール化するのはいいけど、俺から見るとちょっと神経質すぎる。真実がつくったルールに俺が従わないだけで『吐き気がする』『頭痛がひどくなってきた』『お腹が痛い』などと言われるので、俺はもう疲れちゃったんですよ」

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並木まき

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ライター・エディター

元市議会議員・時短美容家（一般社団法人 時短美容協会・代表理事）の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎（ちみもうりょう）な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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