「40代ならではの終活」時間を味方に5つの取組みから始める

コクハク編集部
更新日:2022-08-02 06:00
投稿日:2022-08-02 06:00

40代にしておきたい5つの終活

 40代から終活をはじめるのは、自分の人生を見つめ直すきっかけにもなるはず。気負わずに、少しずつはじめていきましょう。

1. エンディングノートを作成する

 終活のスタートは、エンディングノートの作成からはじめるのがおすすめです。まずは、ノートを用意してみましょう。市販のエンディングノートや、なにも記載されていないノートでもなんでも構いません。

 記載するのは、病院の通院歴、連絡してほしい人の連絡先、銀行口座、クレジットカード情報など。亡くなった時を考えて資産を誰に残したいか、どんな葬儀にしてほしいかなども記載しておきましょう。

 残しておきたいことは、なんでも記載して構いませんし、もちろん書き直しも可能です。

2. 断捨離で荷物を減らす

 40代はまだまだ体力も気力もありますから、終活として断捨離をはじめるのにも向いている時期。綺麗に片付けば、スッキリした部屋で気持ちよく過ごせますよ。

 また、今から断捨離して部屋がスッキリしていれば、老後、荷物につまずいて転倒するなどのリスクも防げますね。

3. 保険や口座の見直し

 終活をする際に避けて通れないのが、お金のことでしょう。病気やけがをして入院、手術となれば、当然お金がかかります。

 保険加入から数年経っていると契約内容を忘れている人も多いですから、あらためて保険を見直しましょう。銀行口座がいくつもある人は、この機会に一つにまとめるなどしておくと便利ですよ。

4. 支え合える人間関係の見直し

 老後に漠然とした不安を抱えている人は多いです。特に、独身の人は「一人で大丈夫だろうか?」と、ふと心配になる時もあるのではないでしょうか。

 そんな人は、この機会にあらためて支え合える人間関係を見直しておくと安心です。なにかあった時、頼れる家族や友人、知人を見つけておきましょう。

5. 「終の棲家」を考える

 今のお住まいが持ち家の人は、「ここが終の棲家」と考えているでしょう。しかし、老後一人になり、病気やけがをすれば一人暮らしができなくなる可能性もあります。

 そのため、今からいざという時の施設について調べておくのも、終活のひとつ。どんな施設があるのか、料金はどのくらいかかるのか、事前に調べておくだけでも安心につながりますよ。

安心して過ごすためにも早めに終活をはじめよう

 終活は、決して暗いだけのものではありません。これから先、安心して暮らしていくための準備でもあるのです。40代で終活というと、抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、早めの準備こそが、老後を安心させてくれるはずですよ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


最近「卒業」したこと7選。SNS、婚活、親の言いなり…手放したら幸せが増したかも
 数十年人生を生きていれば、「これ、やめてよかったな」「あれを卒業してから人生が変わった」と感じるものが一つや二つありま...
乱発されすぎじゃない?『LDK高評価』うるおいアイテム3品をポチった40代女の不満・疑問・納得
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
天国のおばあちゃんがAV好きに? 米国で起こった笑えないタトゥー失敗の裁判トラブル
 アメリカといえば、タトゥー文化が根付いている国のひとつ。街を歩けば、腕や足、首、果ては顔にまでタトゥーを施している人を...
2025-03-11 06:00 ライフスタイル
ロマンチックおばさんですがなにか? 親の小言もスルーし、好きな服を着続けてきた51歳独女の決意
 パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。先日、SNSで話題になった「ロマンチックおばさん」。とあ...
尊すぎる! 親子“たまたま”に遭遇♡ パパを超える日は来るかな?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
東日本大震災津波伝承館にて~伝えて、記憶する。
 伝えてゆくということ、そして、記憶するということ。  東日本大震災から14年目となる、2025年3月11日、何を...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第92回「町のちいさな動物病院にハルがキタ」
【連載第92回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女偏漢字探し】「燗」の中に隠れた漢字は?(難易度★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
56歳で初めて包丁を握ったYO! 万年実家暮らし男性が力説する「テキトーな自炊」の愉しみ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
主婦vs丸の内バリキャリの「マウント合戦」は漫才よりも笑える。“負け顔”ができる女芸人の観察
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。SNS・mixiのコミュニティに麻梨乃が書き込むと、2人の同期生...
早稲田卒、商社OLの称号は「貧乏な夢追い人」とは違うの。誰よりも高い“現在地”は私だよね?
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。約20年後、懐かしさで当時使用していたSNS・mixiのコミュニ...
ゲッ…まだ「mixi」見てるの? 独身女2人の即レスに“意地悪な幸せ”を感じる上から目線の主婦
 mixiでの呼びかけに、応答があったのは2人だけだった。  当然だろう。そこはもう誰もいない公園なのだ。あの頃は...
否定ばかりする人のLINEがしんどい…。我慢せず、受け手側ができる3つの対応策とは?
 LINEのやりとりで、相手から否定ばかりの内容が届いたら対応に困りますよね。  腹が立ち、関係をやめたいと思って...
金運を上げる花5選!植物で開運を狙う基本のキ。黄色いお花だけではない【開運花師おすすめ】
 いくらやりくりを頑張っても、追いつかない物価高。こうなったらもう金運を呼び込むしかないかも?  お花や開運に関する...
辻希美は第5子妊娠の衝撃度。長女希空とは18歳差に…年の差きょうだいの良さと熟考すべきこと
 元モーニング娘。の辻希美(37)と夫の俳優・杉浦太陽(43)が3日、第5子妊娠を発表した。  2007年6月に結...
一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード
 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。 ...