コンプラ重視で女優が見せられない代わりに…
TVコラムニストの桧山珠美氏はこう分析する。
「ジャニーズの肌の露出といえば、ひと昔前までは一部舞台で上半身が裸になっていたり、雑誌『アンアン』のSEX特集で生々しい絡みを見せていましたね。これらはあくまで限定された空間や静止画の世界の話でしたが、今のアラサー前後のタレントはその枠を飛び出し、濡れ場を演じるようになった。
背景のひとつには、テレビドラマ側の事情もあるのでしょう。コンプライアンスに厳しくなった時代の問題かもしれませんが、濡れ場シーンの傾向として、女優が胸をはだけさせる作品はほとんど見ません。男優がお尻や胸を見せて、女性はシーツに包まれているイメージ。
つまり、大人のドラマなら、男性の俳優に裸が求められます。中島くんも重岡くんも、アラサー。年相応の恋愛ドラマに出演する以上、ジャニーズといえどもピュアさだけでは生き残れなくなったと考えます」
20~30代のライバルには、イケメン俳優やLDHのメンバーなどわんさかいる。天下のジャニーズとはいえ“濡れ場ご法度”では通用しないのだろう。
なにわ男子、Snow Man、美少年らに追われる立場
加えて、SMAPや嵐など、ひとつのグループがトップを独占していた時代では無くなったことも、無関係ではない。
「たとえば、キムタクは若い頃から一貫してトレンディードラマを中心に“汚れなきイケメン”で通してきました。SMAPは長い間、他グループの追随を許さない存在でしたから『ぜひ、キムタクに!』というテレビ局側からの需要も高かったでしょう。しかし、現在は新しいグループが誕生しては乱立し、ドラマやバラエティー番組などに起用されています。ピュアな男子役は『なにわ男子』や『Snow Man』、『美少年』など常に控えていますから、ベテラングループのメンバーは、俳優として場数を踏むためにタブーなど言ってられないのではないでしょうか」(前出の桧山珠美氏)
先の中島や重岡に対するSNSの声も大半は好意的だ。ファンも喜ぶとなれば、もっともっとサービスしちゃうかも?
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