「怒らない女」の謎メンタル その“正体”はレベチすぎた!

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2022-09-30 06:00
投稿日:2022-09-30 06:00
 あんまり怒らない人、みなさんの周りにはいますか? 8割の人間が怒るようなことが起きても、どこか涼しい顔でサラッと流す人。
 そういう人はきっと、心のコントロールがうまいのだ……と思っていたら、そうじゃなかったんです!
 さてさて、どろんぱでは怒るコミをママがなだめているところ。今日はまたずいぶんと荒れ模様です……。

 

 

 

(漫画:おくげちゃん)
(漫画:おくげちゃん)

言ってみたいセリフNo.1「私は“アガってる”から」

 怒りの感情を見せない人、つまり冷静な人というのは私の体感だと年上のお姉さんに多いです。

「きっといろんな経験があるから、心のコントロール法を身につけているんですよね」。この答えありきで、そのお姉さんに聞いてみたことがあります。

 当時、お店の従業員の誰もが「ありえないでしょ」と憤る事件が起きていたのですが、お姉さんは我関せず。人生、何周目? みたいな落ち着きっぷりです。

 そして、みんなが怒って文句を言い合う中、颯爽と帰っていきました。女性のコミュニケーションって、共感するのが大事じゃないですか。だからその時私は、「え? 大丈夫なのかな?」と不安になってしまったほどです。

 しばらくたった後に、「腹が立たなかったの?」と聞いてみたら、「うーん……私はあんまりかなあ」と。

 やっぱりね。アンガーマネジメントができるタイプのすごい人ね。と思いながら聞いていました。

嫌だなと思う相手と同じ土俵に立たない

 しかし、その後に続いたセリフにびっくり。

「っていうか、その人に興味がないの。どうでもいい。生きてる次元が違うっていうか、レベルが違いすぎるというか……。私はもう“人生アガってる”って感じじゃん?」

 か、かっこえーーー!!! なるほど、そういう事件を起こすような人間は眼中にないんですね!

 アンガーマネジメントとかそういうレベルの話ではなかったと思うと、つい笑ってしまいました。

 私はまだまだそんなレベルには到達できそうにないですが、いつか必ず”アガった女”になりたいものです。

登場人物紹介

コミ、ママ(漫画:おくげちゃん)
コミ、ママ (漫画:おくげちゃん)

コミ:どろんぱのホステス。喜怒哀楽が非常にわかりやすい性格。特にお酒が入ると感情が昂りがちに。ビールが一番好きだけど、最近はウイスキーのおいしさにも気づいた。

ママ:どろんぱのママ。いつも冷静で客観的だが、怒るととても怖い。年齢を重ねても見た目の変化が少ないので、妖怪説あり。高次元で生きているので、レベルの違う人間は見えてないみたい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【月5万円】収入&スキルUPを目指すシンママは集合!
☆月に5万円、10万円の収入UPをしよう! ☆文章力をUPさせよう! 『コクハク』の読者選抜チームとして、メディ...
2024-04-30 13:20 ライフスタイル
家事大っ嫌い~!40独女のQOL(生活の質)が爆上がりした2大時短家電
 7月よりドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)が放送されるそうですね。 “干物女”を生み出したドラマ「ホタルノ...
40代もやらかす“プチ老害”の落とし穴 全長数十cmの長文LINEで見切れ
 40代にとっては他人事のように感じる「老害」ですが、実は今、40代の人から届く「プチ老害LINE」に困る若者が増えてい...
困り顔がたまらない! オッドアイ“たまたま”君にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
今更「アイドル」になろう。そして、安倍なつみとCoCoの追憶
「おら、アイドルになる!」  そう叫んで、女の子走りでステージから捌けた瞬間、自分でブッと吹き出してしまう。アイド...
友史上極ネガ、ごめん連呼、Wi-Fiジャック…LINEの異変はSOSサイン?
 毎日ネガティブなニュースが流れる現代では、メンタルがやられてしまう人が少なくありません。  自分は大丈夫でも身近...
早咲きも遅咲きも
 桜の種類によって咲く時期はそれぞれ違うのだという。  ソメイヨシノは蕾が膨らみかけている白州で八ヶ岳を背に満開の...
ほっこり癒し漫画/第72回「爪切りはイヤイヤ」
【連載第72回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」って最上級の褒め言葉?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
インフルだから修学旅行ずらせる?⇒令和も健在!“あたおか”モンペの恐怖
 モンスターペアレント、略してモンペ。自己中心的、理不尽、過保護、クレーマーとして学校や教師を悩ませる存在ですが、LIN...
私が見た最凶の闇ホステス!後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女
 ホステス歴10年。スナックへの愛は今も増しており、これからもスナックの良さを知っていただくべく、何か綴れたらと思ってい...
“取り柄のない”自分の才能の見つけ方 手作りも副業も無理…深く悩まないで
 コロナ禍以降、近場のイベントを楽しむ人が増えました。そのなかで伸びてきているのが、手作りのものを販売する市場的イベント...
お花畑に2匹目の“たまたま”が♡ 今日の恋愛運はいかがかにゃ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
LINEグループを自然な言い訳で退会するテク⇒「一旦」の前置きは使える
 付き合いや流れでメンバーに加わることのあるLINEグループ。  通知がうざかったり、会話の内容が嫌だったりすると...
お財布に優しい「ド根性植物」8選 ほっぽらかしでも毎年咲いてくれて感謝
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の店先に、一体どこから生えているのか分からない「羽衣ジャスミン」が咲いています。勝手に土...
台湾の聖子ちゃん?女神「媽祖」の人気が凄まじい…カオスな宗教お祭り記
 ガヤガヤとうごめく人混みの頭上に降りそそぐ、どう考えてもヤケドしそうな熱々の花火! 街全体が熱狂に包まれ、路上はさなが...
2024-04-24 06:00 ライフスタイル