バレンタインに考えた 僕らが物を贈る意味 2023.2.15(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-02-15 06:00
投稿日:2023-02-15 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 きのうはバレンタインデーだったね。最近は義理チョコよりも、男女問わず自分へのご褒美にチョコレートを購入する人が多いって聞いたよ。

 毎日がんばっている自分にちょっと高級なチョコレートをプレゼントするなんて、なんだかとっても素敵だな。

 この前、小さな女の子が森の近くの公園で一生懸命、何かの木の実を拾ってポケットに詰め込んでいたんだけど、何を思ったのか、近くで遊んでいた自分より小さな子に「あげる」って木の実を渡しに行ったんだ。

 最初はキョトンとしていた小さな子は、もらった木の実を大事そうに自分のポケットにしまうと、手をつないで一緒に遊び始めた。お互いまだ言葉はうまく話せなくても、何かを感じたみたいだね。

 贈り物って、好意を伝えるためのシンプルでプリミティブな行為。それがチョコでも木の実でも、相手に気持ちが伝わったらうれしいね。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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