お雑煮の具に“もち菜”を入れる県ってどこ? 2023.1.11(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-01-11 06:00
投稿日:2023-01-11 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。
1年中食べたい(C)小原玲
1年中食べたい (C)小原玲

 1月11日はお正月に年神様に供えた鏡餅を割って、家族の円満を願って食べる「鏡開き」の日。包丁で“切る”んじゃなくって、手や木鎚で割ったり、砕いたりするのが決まりごとなんだって。

 ところでお餅と言えば、お正月のお雑煮はみんな食べたかな?

 お雑煮って、地域によって具材やおつゆ、お餅の形まで全然違うからおもしろいよね。お餅をそのまま煮込む地域もあれば、お餅を焼いてから汁に入れるところもあるし。

 それを知らないまま上京して、スーパーで「もち菜ありますか?」って聞いたら、「そんな野菜は聞いたことないなあ」って言われて、ちょっと恥ずかしかった学生時代の思い出。

 気になって同級生に聞いてみたら、鶏肉のほかに、穴子やブリなどのお魚や海老、中にはイクラを入れるところまであってびっくり! どれもおいしそうで、おうちでも試してみたい組み合わせばかり。いつか「全国お雑煮めぐり」してみたいな。

 ちなみに、お雑煮に「もち菜」を入れるのは愛知県。小松菜に似た食感で別名・正月菜(しょうがつな)とも呼ばれる、この地域のお正月には欠かせない素材なんだ。贅沢感ではイクラに及ばないけど、シンプルでホッとするお雑煮だよ。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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