今さら聞けない「ガチでリアルな離婚話」それは幸せか不幸か

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2022-10-22 06:00
投稿日:2022-10-22 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「私、バツつきました!」と誰かの話を聞いても驚かない時代ですが、離婚する時の大変さは昔も今も変わりません。
 ですが、世の中の受け取り方は少しずつではありますが、寛容になりました。今回はガチでリアルな離婚経験者の声をお届けします。離婚予備軍の方々、必読ですよ。

【その1】子供が不憫に思える

 まずは、後悔したという経験者の声から。よく聞かれるのが、子供が「パパに会いたい」と泣く時です。シンママになった人たちは口を揃えて「私さえ我慢していればよかったのかも」「私が頑張れば離婚しなくて済んだかも」と、何度となく涙をこぼします。子供の悲しみは自分ごとよりつらいものですからね。

 子供は普段はケロッと過ごしていても、テレビや映画で仲の良さげな家族が登場するとふと思い出すのでしょう。「あ~んパパぁ」とポロポロと泣き出すことも珍しくなく、ママは子供が目に触れるもの一つひとつに気を遣い、冷や汗ものです。

 とりわけ離婚当初は子供だけでなく、自分自身も父親・夫がいない環境に慣れていません。ナーバスになって当たり前です。ですが、子供が寂しがるからと後悔する必要はありません。

 人は良くも悪くも耐性を備えているので、すぐに慣れます。子供はお菓子やおもちゃを取られただけで泣きますね。ハッキリ言って、パパに会いたいと泣く子供の涙には、さほど深い思いはありません。

【その2】現実はやっぱり金銭面が厳しい

 シンママになると夫からの養育費や児童手当などのお金が入ってきますが、なんともまあ、日本の福祉事情はお粗末だと思います。

 離婚後の母子家庭で養育費の支払いを受けているのは、24.3%(厚労省「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果」より)。4人に3人の割合で養育費を受け取れておらず、70%超の元夫がきちんと約束の期日まで払いきっていないともいえるデータです。

 シンママの貧困は社会問題です。ジュースは週に1本しか飲んではいけないという子供との約束。ファミレスに行くのは半年に一度の大きな楽しみ……。このように先進国と思えない節約を強いられるのは子供を安心して預けられる環境が整っていないことにあります。

 働きたくても子供が発熱したとなれば、仕事を休まざるを得ません。雇用する会社側も子供を抱えるシンママの採用に慎重になるのは、突然の欠勤が困るというのも理由の一つでしょう。

 離婚したいと考え始めたら、まずは社会に出て仕事を始めることを強くおすすめします。子供がいるから働けないとは限りません。夫がいる間に工夫をして働ける状態を模索してください。

 もしかしたら自信がついて、夫との関係性も変わるかもしれません。環境の変化からまた仲良くなれる可能性もありますよ!

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


緊急事態宣言中なのに?マッチングアプリの男性に聞いてみた
 首都圏は再び緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出の自粛が呼びかけられています。そんななかでも、マッチングアプリで知り...
内藤みか 2021-01-14 06:00 ラブ
気を抜いたら…男性がドン引きするデート中の女性の行動とは
 待ちに待ったデート! 当日はお洒落して1%でも可愛い要素をプラスしてカレに会いたいですよね? 私は会う前、ついつい鏡を...
若林杏樹 2021-01-13 06:26 ラブ
恋の始まり!? 女性が思わず“胸キュン”する男性の行動9選
 恋愛対象として意識したことがなかった男性でも、ふとした行動や言葉で、思わず新鮮さを感じて「胸キュン」してしまうことって...
恋バナ調査隊 2021-01-13 06:29 ラブ
喧嘩別れするカップルの5つの特徴! 後悔しないためには?
 恋人ができた時、誰も別れることなんて考えないでしょう。しかし、交際を続けていると思いがけないことで喧嘩になり、別れてし...
恋バナ調査隊 2021-01-12 06:00 ラブ
出会いはナンパ!他とは比較にならないほどカラダの相性が…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-01-19 11:03 ラブ
付き合ったらヤバい男性が送るLINEの特徴&見抜く方法
 世の中には、かっこいい顔をしていながらも、浮気男やマザコン、サイコパス男、ストーカーなど、中身がヤバい男性が存在します...
恋バナ調査隊 2021-01-11 06:00 ラブ
友人の“恋愛アドバイス”はどこまで聞く? 困った時の考え方
 アドバイスと言う名のダメ出しを食らったことってありませんか? 正しいことを言われているし、欠点は直すべきなんだろうけど...
七味さや 2021-01-11 06:00 ラブ
尽くされる女性の8つの特徴&彼氏にもっと愛される方法♡
 女性の中には、「男性に尽くす女性」と「男性から尽くされる女性」がいます。尽くし続ける恋愛に疲れてしまう女性もいる一方、...
恋バナ調査隊 2021-01-10 06:00 ラブ
離婚の裏に2つのエピソード…結婚1年で軌道修正した妻の激白
「冷酷と激情のあいだvol.28〜男性編〜」では、わずか結婚1年で、年上妻から離婚された男性・Hさんの困惑をご紹介しまし...
並木まき 2021-01-09 06:06 ラブ
幸せだったのに…わずか結婚1年で妻に出て行かれた夫の困惑
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-01-09 06:00 ラブ
頑張りすぎないで…絶対的に愛される“程よい手抜き”のススメ
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。愛されたい、大事にされたいという思いが強ければ強いほど頑張ってしまうものです...
山崎世美子 2021-01-09 06:00 ラブ
もしかして好きかも?男性が恋の始まりを予感する9つの瞬間
 男性が恋の始まりを予感する瞬間には、さまざまなパターンが存在します。そこで今回は、男性が恋の始まりを感じる8つの瞬間を...
恋バナ調査隊 2021-01-09 06:00 ラブ
清楚系女子はモテる!6つの特徴&男性心理に隠れたモテ理由
 女性には、それぞれタイプがあります。そのタイプによって、男性からのウケが変わってくるもの。そんな中、いつの時代も男性人...
恋バナ調査隊 2021-01-08 06:00 ラブ
“枯れ専女子”の4つの特徴&年上男性にハマってしまう理由♡
 最近、よく耳にする「枯れ専女子」。聞いたことはあるけど、実際にどんな女性のことを指すのか、イメージが湧かない人も多いで...
恋バナ調査隊 2021-01-08 06:00 ラブ
マッチングアプリで20代男子と熟年男性の違いを考察してみた
 年末年始、感染が拡大したことで、初詣にも行かず、自宅で時間を持て余していた人はかなり多かったようです。このような時にマ...
内藤みか 2021-01-07 06:00 ラブ
恋愛で見返りを求めるデメリット&求めない恋愛をする方法
 恋愛をすると、相手に求めてしまってばかりの人がいます。理想通りの反応がないと、「思っていた人とは違った……」と、気持ち...
恋バナ調査隊 2021-01-07 06:00 ラブ