値上げの嵐でクサクサ!金運UP“黄色のオンシジューム”に注目

斑目茂美 開運花師
更新日:2022-11-09 06:00
投稿日:2022-11-09 06:00

オンシジュームってなんですか?

 オンシジュームとは、中南米の熱帯・亜熱帯地域を中心に分布するランのこと。その種類はざっと400種類ともいわれています。

 小さくヒラヒラと舞うような可愛らしい花弁が、細く長い茎に垂れ下がるようにたくさん付いていて、とてもエレガントで華やかな印象。お祝いの花束やアレンジメント、パーティー会場などのイベントには欠かせない花材の一つでございます。

 樹上での着生生活を営むオンシジュームは、野生では低地~高地までさまざまな場所に自生しており、めっちゃ小型で可愛らしいものから大型でボリュームたっぷり系までとにかく種類が多い!

 育てやすく咲かせやすいので、鉢物としても人気が高いんですよ。「蘭ヲタク」であったワタクシの母は胡蝶蘭シンピジュームをはじめ多くの種類のランを育て、とりあえず皆咲かせてはいたのですが、育てるのが超絶下手くそで(苦笑)。

 そんな母もさまざまなオンシジュームを育てておりましたが、オンシジュームだけが「まともな形に咲いている」と娘のワタクシですら感動するほどの簡単さ。まさにビギナーさん向けのランが、オンシジュームといえるのでございます。

 花色は黄色が最もメジャーですが、品種改良がどんどん進み、ピンクやオレンジ白クリームといった色味に加え、甘い香りのするもの、香水のような良い香りがするもの、私が見たことのないものまであると思われます。

 今回は「ハニーエンジェル」など黄色のオンシジュームを中心にフォーカスを当てさせていただきます。

ドレスをまとって踊る女性に見えることから…

 ラン科オンシジューム属のオンシジュームの語源は、ギリシャ語の「onkos(とげ、こぶ)」で、独特の形状を持つ花弁が由来。

 英名は「ダンシングレディーオーキット(踊る女性の蘭)」「バタフライオーキット(蝶蘭)」などと呼ばれていますが、オンシジュームの黄色い花姿がふんわりとしたドレスをまとって踊る女性に見える、あるいはヒラヒラの花弁がまるで飛んでいる蝶々のようだ……とその名がつけられたようでございます。

 日本名では雀蘭(スズメラン)群雀蘭(ムレススメラン)なんて呼ぶのも、花姿が仲良く枝に群れで止まっている雀のように見えるから……と、いずれも華やかなわりに一輪をよお~く見ると愛嬌のある可愛らしい花姿が何かに似ていると、見る者のハートをわし掴みにしちゃうからなんでしょうな。

 花言葉は「一緒に踊って」や一輪が清楚で可憐な花だから「清楚」「可憐」など見た目のまんま。花言葉の意味も覚えやすい!

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


頑張る大人こそ意識しておきたい「我慢のやめどき」サイン
「まあまあ、みんな我慢してるんだから」と、なだめられた経験はどのくらいありますか?  私は少なくない回数あるし、人にそ...
習い事は無理でもプチ趣味なら!クレーンゲームとガチャガチャにハマった
 アラフォーにもなると、興味のある趣味はある程度トライした経験があると思います。  新たに習い事を始めるにも、1万...
住宅街の中で東京の息吹を感じた 2023.8.18(金)
 住宅街で湧き水と出会うなんて。東京には知らない場所がまだまだある。 「東京の名湧水57選」のひとつにも選出されて...
駅が“ダンジョン”やないかーい!上京して仰天した地方とのギャップ8選
 住み慣れると忘れてしまいがちですが、多くの人は上京後に田舎とTokyoのギャップに仰天しています。上京後数年経った人も...
暑さのせい? 身も心も全開な“たまたま”の声が聞こえてくる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
亡くなったペットのお別れに注文増、大切な家族の供え花に必要な情報は?
 故人へのお供え花を作らせていただく花屋の感覚として、暑さ寒さが続く日や季節の大きな変わり目はお悔やみ花を作る機会が多い...
話題の「完全栄養食」ってぶっちゃけどう? メリット&デメリットを解説
 近年、健康志向の人やダイエット中の人に話題となっている「完全栄養食」をご存知ですか? 現代人は忙しく時間がない人が多い...
帰省中に岡山・蒜山高原でワーケーション 2023.8.15(火)
 この夏休みは、千葉から夫の実家のある岡山県に帰省しました。帰省中、パソコンを開きたかったのですが、夫の実家は人の出入り...
「押すなよ、絶対押すなよ」ビーチボーイズ“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「ジェンダーリビール」って知ってる? 大失敗した話&次はおにぎりで♡
 最近、世界の妊婦の間で流行っているのが「ジェンダーリビール」です。日本ではまだまだ聞き慣れない言葉ですよね。今回は「ジ...
人じゃないモノたちで賑やかな街 2023.8.14(月)
 街に人が戻ってきた。大阪はこうでなくっちゃね。  でも、ココは誰もいなくても賑やかな街だ。  ちょっと見上...
嫁の手作り料理をバカにし過ぎ!息子寵愛義母から来たムスコンLINE3選
「ムスコン」とは、息子から子離れできない親に対して使われる言葉だとか。特にムスコンの被害を受けやすいのが、お嫁さん。義母...
2023-08-13 06:00 ライフスタイル
親戚との会話に困ったら?「5つの話題」と相槌と“離れ技”で乗り切る戦法
 お正月やお盆の時期などに、頭を悩ませるのが親戚付き合いです。年に数回しか会わない親戚とは、何を話したらいいかわからず、...
動物&飼い主のほっこり癒し漫画/第55回「宅配トリモノチョウ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
もう義母になめられない! 帰省時に役立つ「良好関係キープ術」4つ
 結婚すると気になるのが、義母との関係。仲良くいられるかどうかで、結婚生活が大きく変わってしまいますよね。特に多いのが、...
たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今
 最近ちまたで注目を集めている「平成レトロ」。平成レトロとは「平成を懐かしく想う文化的風潮」のこと。1989(平成元)年...
2023-08-12 06:00 ライフスタイル