子なし女とプチ遠距離不倫に悩む男「いつまで待たされる?」

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-11-26 06:00
投稿日:2022-11-26 06:00

不安定な関係を続けたくない

「僕は不倫関係を継続してまで、菜摘と一緒にいたいわけではないんです。もちろん菜摘のことは好きですけど、不安定な関係を何年も続けるほど、僕もお人好しではない。

 でも、菜摘に何度『離婚の件は、どうするんだ?』と尋ねても『そろそろ進める』と返ってくるだけで、行動に移してもらえないことに苛立ちます」

 ユウスケさんと菜摘さんは、現在プチ遠距離不倫中。車で2時間ほどかかる距離に離れているふたりのデートは、月に1〜2回程度だそうです。

なぜそんなに時間がかかるのか

「それでもこの1年半の間に、何度も旅行に行きましたし、菜摘や僕が出張のときにはそのスケジュールに合わせて出張先で一緒に過ごすデートも繰り返してきました。

 僕も裕福ではないので金銭的な援助はしていませんが、菜摘は旦那さんの収入が低く、家計は菜摘の収入で賄っていると聞いています。

 正直、子どももいないうえに甲斐性のない旦那さんならば、離婚するのはそんなに大変じゃないと思うんですが……」

 菜摘さんの離婚が成立しないならば、ぼちぼち今の関係は清算をしたいと考えているユウスケさん。しかし菜摘さんとの話し合いをはぐらかされてばかりいるために、どう決断すべきか迷っていると話します。

生産性のない関係にウンザリ

「『そろそろ離婚する』って言われれば、そうですかとしか言えない。でもまったく動いていない、という繰り返しです。

 そろそろ本当になんとかしないと、こんな生産性のない関係を続けていても無意味です。菜摘にも話しているんですけどね、なぜ理解してもらえないのか……。

 ひょっとすると、僕に言えない特別な事情でもあるんですかね? 歯がゆいですし、将来が見えないことへの不安も大きいです」

 ◇  ◇  ◇

 不倫期間が2年を迎える前に、決着をつけたいと考えているユウスケさん。では菜摘さんは、なぜ「離婚をする」と言いながら行動に移していないのでしょうか。そこにはユウスケさんには言っていなかった切ない事情が隠されていました。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ
恋愛モード復活! 彼氏欲しい…恋人ってどう作るんだっけ?
「学生時代はすぐに恋愛ができたけど、今は好きな人すら見つからない」と悩んでいる方も多いはず。彼氏がいない期間が長ければ長...
若林杏樹 2022-04-27 16:49 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ
W不倫に溺れ、別居した元妻から婚姻費月10万円を請求された
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻に2...
30代40代大人の恋愛「きっかけのハードル」を下げてみない?
 大人になって恋愛の経験値が上がっていくと、付き合いはじめる前に「この人とは合わなそう」「この人はやめておいたほうがいい...
恋バナ調査隊 2022-04-25 06:00 ラブ
「長い不倫」の終わらせ方 “無知”ほど怖いものはありません
 恋愛は自由なもの。しかし、相手が既婚者となれば話は変わってきます。「出会ったのが遅すぎただけ」なんてセリフは、ドラマで...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:34 ラブ
夜の営みも“女優”であれ!離婚回避のために思考を切り替える
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。約8割のご夫婦が恋愛結婚ですが、離婚理由の男女とも第1位は「性格の不一致」。...
山崎世美子 2022-04-23 06:00 ラブ
罪悪感なく元妻を抱く男性「ソッチは嫌いじゃないですから」
「冷酷と激情のあいだvol.87〜女性編〜」では、元夫であるマサカズさん(仮名)と将来的な話が何もないままセフレ関係が続...
並木まき 2022-06-01 12:30 ラブ
元夫と肉体関係にある42歳女性「私は彼女でも妻でもない」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-01 12:28 ラブ
男ウケのいい顔の特徴って?色気やフェロモンを感じる部位も
「男ウケのいい顔になりたい」と、思っている女性は多いはず。でも実際には、男性が感じる女性の「モテ顔」は女性が感じる感覚と...
恋バナ調査隊 2022-04-22 06:00 ラブ
急増する“貝男子”の生態 激戦を制しアプリでやり取りすると…
 コロナ禍以降、マッチングアプリで女性に話しかけられない、貝のように口を閉ざしている男性が増えています。  プロフィー...
内藤みか 2022-04-21 06:00 ラブ
「本命の女にはしないよ」一流男性が明かすシビアな検査項目
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-29 15:00 ラブ
性欲が強い男は“テカ顔”!?「夜の営み」改善は人相学にあり
 統計学のひとつに「人相学」というものがあります。顔立ちから“人となり”を判断するものですが、中には性欲の強い人に共通す...
恋バナ調査隊 2022-04-21 06:00 ラブ