愛人は不幸じゃない 非モテ女子は彼女たちにスキルを学んで

リタ・トーコ ライター
更新日:2019-05-27 06:06
投稿日:2019-05-27 06:00
 昔から、なぜ「愛人=不幸そう」と思われるのでしょう?そもそも「愛人」という単語がなんとなく後ろめたい感じだったり、淫美な感じだったりするので仕方がないですが。でも、本当の愛人は、実は真似できないほどの女子力を持つ幸せな存在だったりすると思うんですよね。

「愛人」を経験すると女性はモテる!?得られるスキル

 愛人を経験している女性って、なぜかモテます!隙がないようであったり、ツンとしているようで溢れる笑顔は、女の私から見てもグッとくるものがある。

 これは、一般的な「モテない女性」にはないもの。「愛人」を経験したことによって、彼女たちはいくつものスキルを身につけているんです。具体的に、どんなスキルが手に入るのか見ていきましょう。

肝が座る

 法律上、世間的にも、不倫や浮気はもちろんNG。でも、そこをぴょんと飛び越えて「愛人」の座に収まる女性は、とにかく肝が座ってる。

 動く上で、相手や自分の家族のことなんて気にしません。「自分が相手を好き」という気持ちさえあれば良いので、何が起こっても動じません。リスクなんて始める前から頭の奥底にまで叩き込んでいるし、それでも興味や本能で進んでしまう潔さ。浮気がバレた時に奥さんに平謝りする男性とは、ここが違う。

 一度肝が座ると、人生で荒波が何度来ても乗り越えられるんです。これは恋愛だけじゃなくて、全ての事柄に応用できるスキルでしょう。

相手に依存しない

 世の女性がなぜ結婚したいか、それは、「婚姻届」によって、経済面であったり、妻の座だったり、とかく繋がることで安心したいから。

 そういった意味で愛人たちは、何1つ好きな男性と繋がっていません。中には子どもができて迷わずシングルマザーになる女性もいますが、「男性のお世話になんかならない」「好きな人の子どもを産んだだけ」という人生一度くらいは言ってみたいセリフを自信たっぷりに言いのけてしまいます。

 男性に依存しない、これはなかなかできないこと。逆を返せば、依存しなくても立っていられる経済力、男前さを持っているということ。まぁ、中にはお金で繋がる愛人もいますが、そこは今回省きます。あまりお勧めできないから。

小さな幸せで満足できる

 女性は慣れてくると我儘になるもの。でも、愛人を経験した女性は、いつになっても小さな幸せでとても満足します。このスキルは、例えいつか愛人ではなくなって、普通の男性と恋愛に落ちた時にとてつもないメリットになります。

 少しの時間しか会えなくても満面の笑顔を浮かべられる、ドタキャンをしても軽く許してくれる、コンビニのスイーツでもはしゃげる。など、とにかく男性からしたら可愛いこと(都合が良いこと)この上ない。

 ただし「安い女になる」というわけではないのです。愛人を経験した女性たちは「自分のことを考えて動いてくれた男性の愛情」に対して一定の評価を示すことができるので、いつもフラット。

 男性が自然と大きな幸せを与えて笑ってほしくなる、それが「愛される人=愛人」なのです。

いつでも手を抜かない

 愛人である以上、いつも自分の都合で男性と会えるわけではありません。だからこそ、彼女たちはいつでもスタンバイをしています。

 すっぴんでも耐え得る肌を、脱いだ時に恥ずかしくないスタイルをきちんと保っている、これは女子力が高いという言葉に置き換えても良いのではないでしょうか。

 10〜20年選手の愛人たちを知っていますが、みんな本当に若くて綺麗。女性ホルモンがだだ漏れてますから。「おばちゃん」の時期なく年を重ねていけるって、女性にとってこの上なく嬉しいことではないでしょうか。

失うことを恐れない

「飽きたら終わり」と、平然と言うのが長年愛人をしていた私の友人。愛人というと、「どっぷり」という感じがしますが、失うことを恐れないのも彼女たちの強み。

 今日終わるかもしれない、永遠ではない、そう知っているからこそ、今ある全ての力を今日の恋愛に注ぐことができるのです。

 いつか飽きてさっと離れた彼女たちを追いかける困った男性の姿を目にしたことがありますが、まぁ、これこそどっぷりというか。離れる覚悟もないなら愛人なんて持つ器ではない、と言いたい。

時間の使い方がプロフェッショナル

 愛人は待ってばかり、妻の元にいる男性を想って泣き暮らしていると思いますか?いえ、愛人たちはとにかく時間を上手に使います。なぜなら、少しでも魅力的でいたいから。

 自分磨きかもしれないし、見聞を広めているかもしれない、だけど、その合間にもしも呼ばれたら二つ返事で行ける、そんな毎日を送っている女性が多いです。

 男性を尊敬している時、その力は特に働きます。少しでもびっくりさせたい、頑張る姿は見せたくない、水中で足をばたつかせて、でも水面では優雅な姿を見せる白鳥のよう。そんな男性がもしいたら、一瞬で惚れるでしょう?そんな魅力があるのが、彼女たちなのです。

「愛人=不幸そう」は周りの勝手なイメージ

 そういえば、「愛人顔」なんて言われる顔の特徴がありますね。一重で目がきつく、薄い唇。よく言えば色っぽく、悪く言えば不幸そう、みたいな。

 でも、私の会ってきた愛人たちは、そんな「愛人顔」と言われるような感じではなく、長年愛人をしている女性ほど柔和なイメージ。そして、線の細い体のどこからこんなパワーが!?と思うほどに強い。何もしなくてもモテるけれど、ほいほいと男性に付いて行ったりはしません。理由は「好きな人がいるから」、と。

 要は、愛人=不幸そうというのは、周りの勝手なイメージではないかと思うんです。強い愛を持って自分の足で立ち、自分で幸せを見つけられる魅力的な女性、というのが私の思う愛人像。

 持論ですが、とにかく世のモテない女性たちは愛人になってみたら良いのかと。そうしたら、もう少しだけ愛され女子が増えると思うのですが。試してみる価値あるかもないかも?そこは自己責任でお願いします。

リタ・トーコ
記事一覧
ライター
引きこもり既婚ライター。夫とのゆるい幸せを楽しみつつ、つい浮つく。類は友を呼ぶのか、周りに似た友人が多い。人生1回きり。興味に負け続ける女。好きな言葉は「自己責任」。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「将来見据えて倹約したいのに…」妻のお出かけ願望が理解できない30代男
「冷酷と激情のあいだvol.194〜女性編〜」では、結婚早々に節約生活を強いられている生活に嫌気が差している新妻・果穂さ...
並木まき 2024-05-11 06:00 ラブ
非正規雇用のアラフォーが結婚した男は、“夜のベッド”が生き甲斐のケチ夫
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-11 06:00 ラブ
「子供欲しい」が夫に言えない…タイムリミットに焦る妻の複雑事情
 夫婦であれば、夫に「子供欲しい」と言うのはそう難しくないはず。でも、言えずにモヤモヤしている女性もいるようです。今回は...
恋バナ調査隊 2024-05-10 06:00 ラブ
結婚に優柔不断な彼はいつ見限るべき?「時間を返して」と嘆く女性たち
 定期的に会い続けている仲の男性がいるけれど、今後のことについて話をしようとすると避けられてしまう。そんな悩みを抱えてい...
内藤みか 2024-05-09 06:00 ラブ
①ナル②浮気③競う④群れ サッカー部だった男の嫌いな特徴5、ラス1は
 モテる男の部活といえば、何を思い浮かべますか? そうですね、サッカー部です。学生時代、サッカー部のイケイケ男子に憧れて...
恋バナ調査隊 2024-05-08 06:00 ラブ
幸せになれるのは超わずか…セフレの終わりは突然やって来る
 付き合ってはいないものの体の関係を持つセフレ。「割り切った関係」「楽な関係」であるため、恋愛が億劫になっている人は憧れ...
恋バナ調査隊 2024-05-07 06:00 ラブ
父が浮気している…? 大人になった今だからできる4つの家庭崩壊回避術
 あなたは自分の父が浮気していると知ってしまった時、どうしますか? もし知ったのが未成年の頃であれば、誰に相談していいか...
恋バナ調査隊 2024-05-06 06:00 ラブ
え、彼氏いたの?処女のままの私と、処女を喪失していたオタ友への嫉妬。
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかった私ですが、これまで処女...
mirae.(みれ) 2024-10-08 11:41 ラブ
サレ妻「不倫相手に会う」の巻 ママ友、かばう夫…ただで済むと思うなよ
 夫に不倫された“サレ妻”。「ただで済むと思うなよ!」と、怒りや憎しみMAXで不倫相手に会いに行く人もいます。  ...
恋バナ調査隊 2024-05-05 06:00 ラブ
性欲満たしたいだけでしょ?マチアプスピード婚を“汚点”と言い切る40男
「冷酷と激情のあいだvol.193〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合ってスピード結婚へと至った夫とのレスに悩む妻...
並木まき 2024-05-07 10:33 ラブ
子づくり提案→アバズレ認定に絶望しかない…37歳バリキャリ女性の後悔
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-05-04 06:00 ラブ
圏外男性からの告白LINE、顔を合わせるの気まずっ!上手に断る3本立て
 異性に告白されるのは嬉しいものですが、中には好きになれない相手、恋人として見れない相手からの告白もありますよね。 ...
恋バナ調査隊 2024-05-04 06:00 ラブ
アラフォー世代以上の婚活成功の近道は「ありのまま」より「ちょいモテ」
 アラフォー、アラフィフという年齢に達してから慌てて婚活をスタートさせる女性が少なくありません。  しかし「ありのまま...
内藤みか 2024-05-02 06:00 ラブ
好きになった彼はモテ男でした。ライバルに勝ち、選ばれる女になる法5つ
 たまたま好きになった人がとてもモテると、恋のライバルも当然多いはず。中には積極的なライバルもいて、自分の恋を諦める人も...
恋バナ調査隊 2024-04-29 06:00 ラブ
40代既婚男性が20代女子からモテる謎…理由5つと夫に浮気心が出る面倒
 40代の既婚男性は、実は20代の若い女子に特にモテるといわれています。「なぜ40代の既婚者なのに、若い女子からモテるの...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ
22時半すぎ「さみちぃ!さみちぃ!!」連投⇒30分後のレスに激おこで“こじらせ40代独女”と見なされた件
 40代の女性は立派なオトナ! 豊富な恋愛経験に魅力を感じる男性も多々いるでしょう。  しかし、固定観念や思考の癖...
恋バナ調査隊 2024-04-27 06:00 ラブ