「資産狙いの寄生虫かも…」恋人の打算に幻滅し始めた男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2022-12-10 06:00
投稿日:2022-12-10 06:00
冷酷と激情のあいだvol.120〜女性編〜」では、半同棲にある恋人・ツヨシさん(41歳・仮名)がモラハラを始めたことに苦慮する女性・香代子さん(37歳・仮名)の心情をお届けしました。
 ところが、香代子さんの恋人であるツヨシさんは、香代子さんとは異なる視点で現状に課題を感じているようなのです。

いい関係を築けていると思ったけど

「香代子とはいい関係を築いてきていると思っていたけれど、ここへきてちょっと様子が変わりましたね。

 結婚の話も出ていますが、僕のことを好きとか大切だとかって以前に、単純に永久就職先を探しているだけのような気がして、香代子の愛情に疑問があります」

 渋い表情でこう話すツヨシさんは、自分に香代子さんの2倍以上の年収があることや、実家の資産も香代子さんの実家と自分の実家では、比較にならないほど差があることが気になっていると話します。

自分の実家の資産をアテにしているのでは

「うちは特別な資産家というわけではないですけど、まぁそこそこの土地やビルなど不動産をいくつか所有しています。

 一方、香代子の実家はそういうのは一切なくて、言っては悪いけど団地暮らしで持ち家もありません。

 最初の頃は香代子の人柄に惹かれて付き合い始めたので、こういう格差みたいなものは気にしていなかったんですけど、結婚の話が出てからは香代子が僕や僕の実家をアテにしているように聞こえる発言が目立ち、不快なんですよ」

 ツヨシさんいわく、まだ結婚したわけでもないのに、香代子さんは、さも自分の資産や収入かのようにツヨシさんのお金に関する話を出してくるとのこと。そんな姿を見て「図々しいな」と思うようになってしまったと悲しそうに話します。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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