挿入ナシで満たされる女~ミセスグランプリ舞台裏と恋事情#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-01-07 17:31
投稿日:2022-12-30 06:00

人生観の転換を起こしてくれた

彼との対話は自分自身との対話(写真:iStock)
彼との対話は自分自身との対話 (写真:iStock)

 同時に彼との会話は、私自身との対話にもなったんです。

 ――私って容姿ばかり気にしていたけれど、無理せず、もっと自然体で生きてもいいはずよね。

 ――美魔女仲間に合わせて、インスタ映えするファッションじゃなくてもいいんじゃない?

 ――ブランド物のジュエリーよりも、母から譲り受けたアクセサリーのほうが自分にとっては価値があるわ。

 まさに人生観の転換を起こしてくれたのが今の夫となった彼でした」

出会いから3カ月で入籍

家事も手伝ってくれる(写真:iStock)
家事も手伝ってくれる (写真:iStock)

――素敵なエピソードですね。続けてください。

「出会いから3カ月で入籍しました。お互いバツイチでしたし、コロナ禍ですからパーティなどはせず入籍のみ。

 ウォーキング講師の仕事も理解してくれるし、家事も分担してくれる。威圧的な言動はないし、紳士的です。

 コロナ禍でも、ありがたいことにウォーキングレッスンはオンラインでできました。レッスンメニューを増やして『美姿勢』や『ミスコン・ミセスコンテスト対策のウォーキングとポージング』も取り入れると、生徒さんがかなり増えて嬉しかったですね。

彼との出会いで読書が習慣に

容姿は衰えても、知識は増やせる(写真:iStock)
容姿は衰えても、知識は増やせる (写真:iStock)

 彼もリモートワークがメインでしたし、通勤時間が減ったぶん、論文執筆や研究にも集中できるようでした。

 そうそう、結婚してから私の中で大きく変わったことがありました。

 夫の圧倒的な読書量を知り、私自身『容姿は衰えても、知識は増やせる』と、小説やビジネス本、ノンフィクション、自己啓発、歴史など、さまざまなジャンルの本を読むようになったんです。

 で、目黒区のマンションが2人の愛の巣となったわけですが、あまりにもスピード婚だったため、婚前交渉はなく……」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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