篠田麻里子まで…不倫騒動で復帰できる女性芸能人の境界は?

コクハク編集部
更新日:2023-01-03 06:00
投稿日:2023-01-03 06:00

ほぼノーダメージで活動する女優2人

 一方で、不倫疑惑があっても“ノーダメージ”の芸能人もいる。女優の斉藤由貴(56)や篠原涼子(49)だ。斉藤は自身が独身だった1991年に故・尾崎豊さん、93年にはタレントの川崎麻世(59)との不倫が報じられ、いずれも謝罪に追い込まれている。2017年には医師との不倫騒動があった。

 篠原の場合、元夫の市村正親(73)との離婚直後に週刊誌で韓国の男性アイドルグループ「スーパーノバ」(元・超新星)のグァンス(34)との不適切な関係が報じられた。

 しかしながら、いずれも女優業は順調で、斉藤は1月から放送のNHKドラマ『大奥「徳川家光×万里小路有功 編」』で春日局役、同月には連続ドラマW(WOWOW)のギバーテイカーで重要な役どころを演じる。

 篠原も22年10月期のフジテレビ系人気ドラマ『silent』に出演。主人公の相手役を演じた目黒蓮(25=Snow Man)の母親役で存在感を示した。さらに大みそかには28年ぶり2回目となるNHK『第73回NHK紅白歌合戦』に小室哲哉と出演し、話題を振りまいた。

 タレントとの待遇の違いは?

一環してぶれないキャラクター

「斉藤さんも篠原さんも直近の不倫騒動後、大企業のCMはありません。ただ女優業に関してはほとんどダメージがないといえます。斉藤さんは直近の不倫謝罪会見でも、白い服を着て、記者の質問にものらりくらりとかわしていました。

 1回目の不倫騒動から、どれだけバッシングされてもキャラが一貫していますから、それ以上追及されない雰囲気を持っています。

 彼女の場合、正統派な主演の役者ではなく、掴みどころのないキャラや怪演も多い。プライベートと女優との境界が曖昧なタイプですね。

 斉藤さんのように役を選ばない女優さんはイメージが固定されないので、致命的な不祥事でない限り、演技の世界では生き残れます」(前出の川内氏)

過去の栄光にとらわれず汚れ役ができるか

 クリーンなイメージを求めるスポンサー企業の付いた作品や、ライバルの多い話題作の主演にわざわざ選ばれることはないが、情報番組やバラエティー番組に比べて、ドラマはスポンサーも厳しくなく、活躍の場はあるという。

「篠原さんは騒動の渦中にネットフリックスのドラマ『金魚妻』で、主役の不倫する妻を演じています。過去にも、不倫騒動があっても、体を張った演技やいわゆる“汚れ役”を選べる女優さんは復帰も早いですね」(前出の川内氏)

 事実はともかく、イメージダウンした篠田や熊田はいばらの道となりそうだ。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


永野芽郁が「清純派」って誰が言った? 批判するのはお門違いなワケ。江頭2:50への“涙”も大正解!
 日曜劇場『キャスター』(TBS系)で共演中の韓国人俳優であるキム・ムジュンを自宅に連れ込みお泊りし、なんとその翌日に妻...
堺屋大地 2025-05-02 06:00 エンタメ
「あんぱん」蘭子と豪の秘めたる恋に“過去の名作”を思い出す。河合優実は百恵ちゃんによく似ている
 縁談の返事をしに出掛けた蘭子(河合優実)を連れ戻したのぶ(今田美桜)に、蘭子は本心を明かす。季節は巡って秋になり、うさ...
桧山珠美 2025-05-01 19:16 エンタメ
なにわ男子・道枝駿佑は“肉食女子”から守られたのか?「キャスター」男性俳優陣が気になるよ
 芸能界広しといえども清純派と呼べるのは芦田愛菜だけ。長年、そう訴えてきましたが、今回の一件が図らずともそれを証明したの...
共亜事件は「虎に翼」のオマージュか。あんぱん、ブギウギの3人が同時代を生きている
 昭和11年、家族や嵩(北村匠海)に見送られ、のぶ(今田美桜)は女子師範学校の寮に入る。軍国主義の担任・黒井雪子(瀧内公...
桧山珠美 2025-04-28 18:40 エンタメ
「あんぱん」最後まで毒親だった登美子(松嶋菜々子)。去っていく彼女に問うてみたいこと
 受験したのぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の明暗が分かれる。静まり返った柳井家で、寛(竹野内豊)たちに頭を下げる嵩。そこ...
桧山珠美 2025-04-26 12:50 エンタメ
春ドラマの評判を調査!『最後から二番目の恋』は令和の鬼渡?『あんぱん』『対岸の家事』の感想は
 2025年4月期も話題のドラマが続々スタート! 多すぎてどれを見るのか迷ってしまう…。そんな人のために忖度なしでドラマ...
「あんぱん」千尋(中沢元紀)は本当に良い子…史実どおりの展開なのか。しょくぱんまんのようなイケメンだ
 けんかした嵩(北村匠海)と千尋(中沢元紀)に、寛(竹野内豊)は改めて後継ぎはいらないと告げる。そして、何をしながら生き...
桧山珠美 2025-04-23 17:51 エンタメ
こうでなくちゃ! 志尊淳の正解を「恋は闇」で見た。いい人よりも“妖しい姿”に妄想が駆り立てられる
 新ドラマ「恋は闇」(日本テレビ系)の志尊淳が良きです。  前クールの「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった...
「あんぱん」なんて贅沢!今が旬、河合優実の“目で語る”表現力と色気に驚く。俳優・ソニンのEE JUMP感を消した演技も見事
 なりたい夢を見つけたのぶ(今田美桜)は、女子師範学校合格に向けて猛勉強をし始めるが、成績が思わしくなく頭を抱える。同じ...
桧山珠美 2025-04-21 14:23 エンタメ
怪演・市原隼人に「ヤバい超大物」2人が熱烈ラブコール。迫真すぎる“ガンギマリ”の演技がモテる理由か
 大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(NHK)にて、盲目の大富豪にしてゾクッとする異様な雰囲気を放つ鳥山検校を怪演...
堺屋大地 2025-04-21 06:00 エンタメ
ラランド・サーヤは「名誉男性」なのか? お笑い界の“女すぎる”という悪口に思うこと
 ラランド・サーヤが参加するバンド「礼賛」が大阪で行ったライブで、痴漢行為が発生。被害女性がSNSで被害を訴えたことで発...
帽子田 2025-04-20 06:00 エンタメ
「あんぱん」松嶋菜々子の“毒”さえチャーミングにする厄介な美しさ。ドキンちゃんにも見えてしまった
 8年間音沙汰のなかった登美子(松嶋菜々子)が突然帰ってくる。登美子に対してわだかまりが残ってはいるものの、自分の漫画を...
桧山珠美 2025-04-19 06:00 エンタメ
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の登場が不穏…色っぽいけど。貴島中尉(市川知宏)は“あのキャラ”を意識?
 新聞社に出した漫画で賞金をもらい、ご機嫌の嵩(北村匠海)。一方のぶ(今田美桜)は、パン食い競走で転びそうになったところ...
桧山珠美 2025-04-17 16:02 エンタメ
カトパンへの嫌味に物議…新井恵理那は承認欲求のカタマリか、悪役を演じる聖人か?
 昨年3月、8年間出演して総合司会も務めていたテレビ朝日系の朝の情報番組『グッド!モーニング』を降板したフリーアナウンサ...
堺屋大地 2025-04-17 06:00 エンタメ
【募集】春ドラマ何見る? 面白かった&ガッカリを教えて!『最後から二番目の恋』『あんぱん』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「期待している」「面白...