顔だけじゃない!勘違いしがちな「人は見た目が9割」の真意

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-01-20 06:00
投稿日:2023-01-20 06:00
「人は見た目が9割」と聞いて、みなさんはどう感じますか? 同意する人もいれば、「そんなことない」と否定する人もいるかと思います。私は断然、同意派です。
 なぜならここでいう見た目とは、美人とか男前とかの造形を指す言葉ではないからです。どろんぱでは、ママが常連のヘビ森さんの悩みを聞いているところです。

 

 

 

見た目=あなたのパッケージ

 超偏見が入った例を出しますが、青みがかった細めのスーツにゴツめの時計、ツーブロックで浅黒く日焼けした肌とばっちりホワイトニングされた歯。こういう外見の特徴を聞いた時、みなさんはどんな人を想像するでしょうか。

 私はもう思いっきり「うさんくせー!」と思ってしまいます(すみません)。

 昔、「うさんくさいってよく言われるんだけどなんで?」とお客さんに相談されたのですが、ズバリ「その見た目じゃない?」と答えたことがありました。だって今あげた特徴が、まるっと当てはまっていたから。

 もちろん、人にはそれぞれ好みのファッションがあるのは重々承知しています。そして、どんな装いをするかは個人の自由です。が、それを見た他人がどう判断するかも自由なんです。

中身を見てもらえる努力は必要不可欠

 見た目というのはいわばパッケージ。「パケ買い」なんて言葉があるくらい、外見は重要な判断要素です。

「外見で判断しないでほしい」という気持ちもわかりますが、それを相手に押し付けるのはナンセンス。であれば、相手が中身を見てくれるようなパッケージングをするべきだと思います。

 仕事の面接にパジャマでは行きませんよね? もし本来の自分と、他人に持たれる印象が違うなと思ったら、まずは見た目に注意してみるといいかもしれません。

 私も今年こそは痩せて、自己管理能力が高いイメージを持たれるようになりたいです……(血涙)。

登場人物紹介

ママ:どろんぱのママ。見た目も中身も美しさにこだわって生きている。派手で目立つのが好き。

ヘビ森さん:どろんぱの常連。アパレル会社の独身経営者で、現在婚活中。女性受けが悪いのはうさんくさそうなファッションのせいだと思っているが、たぶん原因はそこじゃない。酒乱。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


寿司か、シミ取りレーザーか。
 ストリッパーの仕事は10日単位である。会社員時代は7日単位で、そのうちの2日は休む習慣だった。だから10日なら3日くら...
見事!家事育児丸投げ上司を黙らせた ナイフ張りにキレッキレなLINE3選
 思ったことをはっきりと発言する人は、「きつい人」と誤解されやすい傾向にありますよね。  でも、嫌味を感じないほど...
少し冷たくなった空気 気候の変化と人間の進化の夢と現実
 天気はよくても空と運河の青が寒々しい。向こうに見える高層ビルに入ったオフィスは、きっとガンガンに暖房を効かせているんだ...
ポカポカ毛布の上でたまたまを披露!初々しさにきゅん♡です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
1泊14万円 天国にふさわしい館「ハレクラニ」に泊まってみた
 旅行でハワイに行くとなったら、まず始めに「どこのホテルにするか問題」が浮上します。ラグジュアリーな海向きのホテルにする...
葬儀代は減り、ペットのお悔やみ花は“予算度外視”…弔いは何で図る?
「ありましたっけ?」。今年の秋もそう思うぐらい短こうございました。異常に長い夏は11月のはじめまで続き、いきなりの冬……...
いい夫婦? 出会った頃と見た目が変わっても変わらないもの
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
異次元の入り口かにゃ? 興味津々の“たまたま”をロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どこにたどり着くのか分からない こんな気持ちのときがある
 あっちでもないし、こっちでもないし、でもやっぱりこうだし……。  行って戻ってこんがらがって。結局は同じ場所に戻...
「すっぴん」と“シミ撃退”韓国旅行の話
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
喪中はがきが届いたら? 寒中見舞い等で相手に心を伝えるためのマナー集
 年末が近づいてくる頃、突然「喪中はがき」が届いて慌ててしまった人もいるはず。  特に、日本の季節やイベントにまつわる...
春巻ではなくハルマキ?自炊疲れでも10分&大さじ4の揚げ焼きで“天国”へ
 餃子サンや焼売サンに比べて、どことなくハードルの高さを感じるのが、春巻サマです。  餡作りからしておっくう。だか...
#3 立川の夫と恵比寿の彼、女の幸せはどちらに?元アイドルが選んだ道は
【#1、#2のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎...
#2 専業主婦がライブ配信にハマるわけ「誰かが私の才能を見出して…」
【#1のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎日を送...
#1 10代で絶頂期の30歳元アイドル、まだ終わらないと信じる女の日常
 JR立川駅から徒歩で20分ほど。立飛のららぽーとからも、モノレールの駅からも、微妙に遠い住宅街の狭小住宅が麻美の現在地...
「股間を狙え」夜道の一人歩き対策で元ヤンバレ!過去のやんちゃがポロリ
 若い頃にヤンキーだった人も、大人になればだんだんと落ち着いてくるものですよね。  社会に出ると、若気の至りだった...