8LOOMロス半端ない…メン花「ポピー」の優しさに包まれたい

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-01-25 06:00
投稿日:2023-01-25 06:00

ポピーってなんですか?

 ポピーは、赤・オレンジ・白・黄色など明るくカラフルでポップな風貌の、早春から店頭を彩るお花でございます。切り花として入手できるのは1~3月。ツボミや茎には細かい毛がボーボーに生えていて、花がかわいいわりに全身毛むくじゃら。ギャップ萌え~といったところでしょうか。

 原産はシベリア~ヨーロッパとされ、フランスでは「コクリコ(小さいオンドリ)」と呼ばれています。オンドリの赤いトサカが語源ですが、日本では「ヒナゲシ」「虞美人草(グビジンソウ)」でおなじみですね。

 ずいぶん昔、アグネス・チャンが「丘の上ヒナゲシの花が~♪」って歌っていましたが、あのヒナゲシがポピーだと知ったのは、オトナになってから(汗)。

 でもって、リアル「丘の上のヒナゲシ」を見たのはわりと近年の話……。丘の上で風に揺れる真っ赤なヒナゲシ軍団があまりにもかわいらしく、これは歌いたくもなるわ~と思っちゃいました。

 ポピーと一口にいっても一年草から多年草まで、種類もさまざま。ポップでカラフル、まるで太陽みたいな陽気なイメージまんまのものもあれば、青や黒もございます。

 お花屋さんで切り花として売られているポピーはアイスランドポピーという一年草で、毛むくじゃらのツボミが縦に裂けると薄紙のような一重の花弁が顔を出します。

 まっすぐな茎は少なく、全体がウニャウニャとウネった茎が艶かしい生き物のような印象。そこがまた花好きの心を刺激するのでございます。

 そういえば、虞美人草と呼ばれる由来になったのも、奏時代末期の楚王・項羽の愛姫「虞美人」が、自害した時に飛び散った鮮血だか遺体だかが姿を変えたのがポピーだった、という伝説からでございます。

 項羽と劉邦といえば「四面楚歌」。この四字熟語を授業で教えていただいた時の余談でしたが、あまりに衝撃的でよく覚えております。

 隠れキリシタンみたいに日本のどこかにいまだサムライは存在していると信じていたほどおバカなワタクシでしたので、「綺麗な方は、死んでも花に変身とかマジであり得る」と思っておりました。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


女性だけじゃないYO!「スマホ&パソコン童貞」60代オヤジの幸福論
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
この世の最凶生物はナチュラルマウントさん!距離をとる以外に対処法ナシ
 みなさんの周りには、いまだにマウントをとってくる人はいますか?  明確に「マウントをとってやろう!」と思って来てく...
なんでもない日、子どもらしさが愛おしい 2023.7.14(金)
 自分にも、あの人にも、知らないどこかの誰かにだってこんな時代があった。  僕らみんなが子どもだった。誰もが通る道...
40代への「貫禄がある」は悪口とは限らない!5つの“褒められ”特徴は?
 貫禄というと「老けている」といった、マイナスイメージを持つ人もいるでしょう。けれど、そもそもは品格や風格、威厳を表す言...
“たまたま”探しの猫旅へ!素敵な「ねこの島」が見つかるかも
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
タイパ重視!? いしだ壱成、田口淳之介…有名人のホスト化が止まらない
 いしだ壱成さん、押尾学さん、田口淳之介さん、そしてついに羽賀研二さんまで。最近、芸能人や有名人のホスト化が止まりません...
近所付き合いってめんどくさい! “鉄則5カ条”だけ守ってイライラ回避
 家族と暮らしていてもひとり暮らしでも、多少の近所付き合いはあるものです。「マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるか...
イライラ虫よサヨナラ! 夏を快適にする「虫除け植物」おすすめ6選
 うるさいコバエや蚊にイライラが募るシーズン突入でございます。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店先は、ほぼワタク...
人生一度きり! アフターコロナの変化を上手に受け入れるための心構え
 令和5年5月にコロナが5類感染症に移行してからというもの、だんだんと以前の生活に戻りはじめているこの頃。皆さんは、アフ...
「誰かいい人いるといいね」は余計なお世話?2023.7.12(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
疲れやすい40代にぴったり!新しい休暇スタイル「ホカンス」の楽しみ方
「心身ともに疲れやすくなったな〜」と感じているアラフォーは多いはず。せっかくの休日も家でダラダラ過ごしているうちにあっと...
めんどくさい女友達に振り回されるの苦痛過ぎる! タイプ別対処法を紹介
 いくつになっても悩みが尽きない、女友達との関係。なかには、親しくしているけれどちょっとめんどくさい女友達もいますよね。...
ぬいぐるみと格闘中!「ジオラマ食堂」のやんちゃ“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
飲みたいけど楽しめない? お洒落な居酒屋でも“母親だから”に縛られる
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
仲悪い義理の妹がストレスかけてくる…うまく付き合う方法あるの?
 結婚すると、必ずついてくる家族同士の関係。よく姑と嫁との確執の話は聞きますが、「仲悪い義理の妹との付き合いがしんどい!...
あるべき世界が戻ってきた 夏はすぐそこに 2023.7.10(月)
 去年の夏は何してた? あまり家の外に出なかった記憶がある。  猛暑の中、みんながマスクをつけていた。不思議な光景...