ホテル代は割り勘?おごられる? 意外だった“男女別の違い”

深志美由紀 官能作家
更新日:2019-05-26 06:00
投稿日:2019-05-26 06:00
 ひと昔前は、デートの代金は男性がおごるもの、というのが当たり前だった時代がありました。
 今は全てを男性におごってもらいたいという女性は少数派になってきたようですが、「食事はいいけど、ホテル代だけは男性に出して欲しい」という方も中には根強くいる様子。
 実際のところ、男女ともこの「おごり問題」、どう考えているのでしょうか?今回はSNSを通じてみなさんにアンケートを取ってみました。

ホテル代はおごるべき?

 まず最初に、男女問わずホテル代金の出し方について尋ねてみたアンケート結果です。

・男性がおごるべき30%
・女性がおごるべき1%
・割り勘17%
・その時々で変わる52%
(※回答320人中)

 という結果となりました。

 男性がホテルをおごるべき派が30%、いまだ約3分の1近くの方はそう考えているようです。

 意外だったのは「その時々で変わる」が割り勘派よりも多く、半分以上を占めていること。ちなみにその時々とは「誘った方が出す」「余裕がある方が出す」などのご意見がありました。

男女での考え方の違いは?

 少々サンプルの少ない人数ではありますが、男女の回答の違いはグラフのようになりました。

 注目すべきは、半分以上の男性が「食事もホテルも自分でおごりたい」と考えている半面、女性は4分の3近い人が「何がしかの方法でお金を出したい」と思っていることです。

 世の男性が思うより、女性は男性だけには負担を掛けたくないと考えているようですね。

ホテル代の割り勘についてそれぞれの意見

▲男性が出すべき派

「ホテル代を割られるなら、とくに大事にすらされていないと思う」(女性)

「少なくともホテル代は男性が払うべき。(自分で)払ったことはありません」(女性)

「私は親からデートの時は男性が出しなさいと教えられたので、いまだにそうしています。若い人たちが男女で割り勘するのはそれはそれで微笑ましく、いい習慣だなと思います」(男性)

「結果、割り勘になるならそれでもいいが、最初は私が全部出すと切り出します」(男性)

▲年齢による派

「年齢の差も大きいかも知れません。年下の子が相手の場合は少し多目に出すとか」(女性)

「性別で線を引くのではなく、収入の多寡で決めるべきだと思います」(不明)

「互いの経済事情を加味した傾斜はあると良いと思う」(女性)

▲誘った方が出す派

「基本的には誘ったほうが支出。どちらか一方ではなく、少しは出すという気持ちがある方が良いかと」(男性)

「誘った方が払えば良い」(女性)

「男が誘っているんだから、男が出すのが当たり前。甲斐性なしと思われたくもない」(男性)

▲割り勘派

「同じ時間を共有するので……(中略)割り勘がいいなと思っています」(女性)

「対等な仲なら割り勘が理想」(男性)

「二人で使っているので、割り勘すれば両方ハッピーではないかなと思います。片方の負担にさせたくないです」(女性)

▲その他

「食事の後にホテルならどちらかがどちらかを払うようにしている」(女性)

「片方が一時的に金欠なら男女問わずおごる、おごられるがあっていいかなと思います」(女性)

「『男女対等』とは分かっているけど、ホテルでは男性がスマートに払ってくれるのが理想。その分、別な場所でお返ししたいです」(女性)

「最初のデートは全部おごるけど、それ以降はトータルで割り勘で良いと思う」(男性)

まとめ

 ほかにも、たくさんご意見をいただきましたが、全部をご紹介できなくてすみません。

 ホテルの代金については、このように多種多様な考え方がありました。

 ともあれ言えるのは、今は昔のようにひとつの価値観が「当たり前」ではないので、お互いの金銭感覚や価値観を一度確認してみた方がいい、ということかもしれません。

 お金の話はカップルでもしにくいものですが、大切なパートナーと長く交際したいなら、勇気を出して一度話し合ってみるべきですね。

深志美由紀
記事一覧
官能作家
集英社ノベル大賞佳作受賞にてデビュー。2010年「花鳥籠」
で第一回団鬼六賞優秀作受賞、同作13年映画化。新聞や電子書籍など、男性のみならず女性にも受け入れられる官能小説を多方面で執筆。著書に「ゆっくり破って」(イーストプレス)「美食の報酬」(講談社文庫)など。自他ともに認めるダメ男好きで、自らの体験を活かしたエッセイ漫画なども配信中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


年収計2000万のパワーカップルに暗雲?レス問題回避に失敗した46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-06-15 06:00 ラブ
無意識な結婚ハラスメントにご用心!恋バナの延長線じゃすまないNG3つ
 結婚ハラスメント、いわゆる「マリハラ」をご存知でしょうか? 最近は何かとハラスメントに厳しいご時世、結婚についての話題...
恋バナ調査隊 2024-06-15 06:00 ラブ
熊谷真実、磯野貴理子は何が…2度3度結婚する中高年女性に特殊技能?
 女優の熊谷真実(64)が今月4日、自身のインスタグラムを更新し、ウエディングドレスの写真とともに結婚パーティーをしたこ...
そこ見る!? ヒモ男とヒモを飼いたい女性のリアリティーショーがすごい
 近頃、恋愛リアリティーショーも細分化されてきています。  バツイチだけの恋愛リアリティーや男性同士の恋愛リアリティー...
内藤みか 2024-06-13 06:00 ラブ
韓国人彼氏はプリンにも嫉妬なんてかわゆ♡ 日韓カップルのLINEを覗き見
 韓流ドラマなどを見ていると、主人公によくいる紳士的で優しい韓国人彼氏に憧れますよね!  実際に、韓国人彼氏がいる...
恋バナ調査隊 2024-06-12 06:00 ラブ
「恋愛も結婚も女性もわからなくて」色恋経験ゼロ男が淡泊に描く既定路線
「冷酷と激情のあいだvol.198〜女性編〜」では、結婚前提で交際する5歳年上の生真面目な恋人・サトルさん(46歳・仮名...
並木まき 2024-06-08 06:00 ラブ
「真面目で大事にされてもときめかない」味気ない男との再婚迷う41歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-06-08 06:00 ラブ
年齢を言いたがらないアラフォー女性 “私は若く見える”が招く婚活トラブル
 結婚相談所では生年月日はプロフィール上に掲載されていますが、相談所外での恋愛相談を聞いていると、「年齢」を巡って揉める...
植草美幸 2024-10-24 14:24 ラブ
ド緊張して顔が土色!? 夫の人見知り発動時に隣の妻がやるべき3つのこと
「夫が人見知りで困っている」という悩みを抱える妻は少なくありません。ご近所付き合いや親戚の集まり、子育て関係のイベントや...
恋バナ調査隊 2024-06-07 06:00 ラブ
“女風”で気持ち良くなりたいのに…アラフォー女性初回利用でなぜ大失敗?
 女性用風俗、略して「女風」の勢いが止まりません。東京都だけで約100店舗ほどがあるとされ、どのお店の誰を選べばいいのか...
内藤みか 2024-06-06 06:00 ラブ
唇かむ“サレ女”。高度化する浮気バレ対策、奴らはLINEに証拠残さない!
 今、SNSのショート動画には“スマホから浮気を発見する方法”に関する動画が溢れ返っています。LINEはトーク画面上から...
ミクニシオリ 2024-06-06 06:00 ラブ
「野球大好き男」彼氏がうざい件 たまには違う話をしてー!対処法は?
 野球大好き男を彼氏にもつと、一緒に野球観戦デートをしたり、勝利を祝ったり、楽しいこともありますよね。でも、時にはあまり...
恋バナ調査隊 2024-06-06 06:00 ラブ
「関西の女はモテない」のざっくり感。関東男性の本音と好相性のいい人
 恋愛において、相手の出身地は意外と大きな影響があるものです。文化や習慣、価値観などに関わるので、相性にも差が出てきそう...
恋バナ調査隊 2024-06-04 06:00 ラブ
【調香師監修】梅雨はフェロモン危機!パワフルシトラスで恋愛運UPを
 雨の日が続く梅雨時は、出かけるのも仕事に行くのも憂鬱な気分…ヘアスタイルも決まらないし、肌も心も曇りがちなフェロモンピ...
太田奈月 2024-06-04 06:00 ラブ
セルフプレジャーは私を解放してくれた。性欲は恥ずかしいものではない
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳までセックスをしたことはなくても「セルフプ...
mirae.(みれ) 2024-06-03 06:00 ラブ
お金に寛容な年上彼女、急募! 遊びの延長の同棲を後悔するバツ1男
「冷酷と激情のあいだvol.197〜女性編〜」では、同棲を始めた途端にセコい金銭感覚をあらわにした8歳年下の恋人・ユウタ...
並木まき 2024-06-01 06:00 ラブ