「私が男なら私と結婚したい」プロポーズ連敗中の40代女の嘆き

並木まき ライター・エディター
更新日:2023-02-04 06:00
投稿日:2023-02-04 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷”と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

40代、結婚したいのにYESがもらえない

 千晶さん(仮名)は41歳。これまで数々の恋愛を経験してきましたが、どの相手とも結婚に至らず、ずっと独身を続けてきました。

「私の結婚願望は、ずっと人よりも強いほうだったと思うんです。今は40代になって、30代の頃までと比べると、諦めみたいな感じで昔よりは結婚願望が薄くなりましたが、それでも完全に結婚を諦めているわけではありません。

 だから今の恋人とは、できれば結婚という形でゴールインをしたいのですが、私からプロポーズしたにもかかわらず、彼にYESと言ってもらえず……。

 いったい、私の何がいけないのかわかりません」

私が男なら私と結婚したい

 現在は、47歳のマコトさん(仮名)と交際5カ月だという千晶さん。結婚を前提にお付き合いを始め、2カ月前に千晶さんからマコトさんにプロポーズをしたものの「すぐの結婚は考えられない」と言われてしまったのだとか。

「自分で言うのもおかしな話ですが、私は同世代の女性と比べて外見にも気を遣っていますし、料理や家事のスキルも高いほうです。

 しかもきちんと仕事を続けてきていますから、収入だってそれなりにあります。

 だから、私が男だったら絶対に私みたいな女性と結婚したいのに、これまで付き合った人もマコトさんも、なぜ私と結婚したがらないのか不思議で仕方ありません」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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