宇宙はすでに行こうと思えば行ける場所? 2023.2.19(日)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-02-19 06:00
投稿日:2023-02-19 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 きょうはコペルニクスの誕生日。地球が太陽の周りを回るという「地動説」を唱えた人だよ。天文学史上最も重要な発見と言われているよ。

 僕らが当たり前に持っている知識や、何気なく使っているモノを支える技術は、改めて誰かの発見や革新があってこそだと気付かされる。普段、意識することもなく享受しているけども。

 ところで、現代の子どもたちは、テレビで宇宙ステーションとの中継を見て、宇宙を「行こうと思えば行ける場所」と認識しているみたい。

宇宙飛行士さんが呼びかける「宇宙で待っているよ」の言葉を素直に受け入れている。ずっとその気持ちのまま成長してほしいな。

 技術に文化、平和な社会、美しい自然……。なんでもいいんだけど、僕らは次の時代に何を残していけるだろう。

 人生も後半に入ると、そんなことを考えるようになるね。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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