「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)

コクハク編集部
更新日:2023-04-23 23:03
投稿日:2023-02-28 06:00

黒いカーテンの向こうに広がる世界は…

 と、気になることをいくつか聞いたところで、本日の会場となる「上野シアター」へと移動します。

 地下に下りて、受付に並びチケットを購入。入れ替えなしで途中で外出もできるそうです。通常5000円のところ、女性割ということで3500円。

 ドキドキしながら黒いカーテンをくぐると、思ったよりも小さめな会場。全部で30席くらいでしょうか。その分、舞台と客席がすごく近い。この日は土曜日で新井さんの3周年記念イベントということもあり、立ち見もチラホラ。

「プ———!」と開演の合図が鳴ってショーがスタート。新井さんを含む5名の踊り子さんによるステージが展開されます。

 舞台の上の踊り子さんは、少女のように無邪気な表情をしたかと思えば、妖艶な雰囲気をまとって再登場したり、音楽も衣装もクルクルと変わって、ぼんやりしていたら置いて行かれそうだ。そうこうしている間に1枚、また1枚と脱いで、一糸まとわぬ姿へ……。

 最初こそ間近で躍動する肉体の迫力に圧倒されましたが、だんだんと目が慣れてくるとあることに気づきました。

「横を向いた頭が丸くてがきれい」「足の爪のかたちが可愛い」など、なぜかストリップでなくても見られるようなパーツに目が行くんです。おっぱいや女性器ではなく。

 なんでだろう? 同性だから??

 よく考えてみると、実際、街中で美しい人を見かけたとしても、同性だからってジロジロと眺めるわけにいかないわけです。それじゃ不審者です。

 でもここはストリップ、双方の合意の上で好きなだけ「見る」「見られる」が許された場所。

 踊り子さんたちが足を大きく開いて、その姿勢をキープするタイミングがあります。お約束で大きな拍手が起きるんですが、その間、目をつぶっている踊り子さんもいます。

 なんとなく、それは「大丈夫だよ。見てもいいんだよ」という踊り子さんからのサインなのかもしれないと都合よく考えました。ここではきっと自分が見たいものを見て、受け取りたいように受け取ればいいのだと。

帰り道、癒されている自分に気付く

 ストリップを観に行ったはずなのに、帰り道は不思議と心のどこかが癒されている自分がいました。非日常な空間を体験して高揚しているんだけど、どちらかというとまったりダウナーな気分。

 常連さんたちはこの心の安らぎを求めて、何度も通うのかもしれないな……。

 今回、私が参加した「新井モーニング」は今後も不定期で開催するようです。気になる方は、新井さんのnoteやSNSをこまめにチェックしてみてくださいね。

(編集M)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり癒し漫画/第86回「小悪魔マル」
【連載第86回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
【女性語】「おいど」って知ってる?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
無痛分娩したいけど夫の反応が気になる…隠れた男の本音と説得方法は?
 いつの時代も出産は命懸けです。特に、痛みに強い不安がある人は「無痛分娩」を検討しているかもしれませんね。でも、気になる...
闇深けぇ…起業家女性の「たかが接客業」にゾク。ギャップ満載LINE3選
 ネット社会の現代では、「現実の顔」と「SNSやLINE上の顔」の2つを持つ人が多いですよね。  顔が見えない世界...
斎藤元彦知事案件で炎上! キラキラ広報女子の天国と地獄、「叩かれる自慢」と「許される自慢」の境界線は?
 兵庫県知事選で再選された斎藤元彦氏をめぐる公職選挙法違反疑惑。選挙期間中に「広報戦略を全般を担当した」とPR会社「me...
「アンパンマン嫌い」の親が“強要”するのは虐待? 炎上騒動に思うアンチと子育ての妥協点
 先日、Threads(スレッズ)において、生後6カ月の赤ちゃんを育てている女性が「(我が子に)アンパンマンを徹底的に避...
好奇心が止まらない! チビッ子ギャング“たまたま”は次の遊びを模索中
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「綿花」は冬の超絶人気商品!コットンフラワー、コットンツリーの値段は? どう楽しむ?
 12月の足音が聞こえ始めると、クリスマスとお正月商材の準備でお花屋さんは大爆発! 猫店長「さぶ」率いるわが愛すべき...
「体目当てだって気づかないと」菊池風磨構文でぴしゃり!友達の心にしっかり刺さった神LINE3選
「菊池風磨構文」とは、Sexy Zoneから改名したtimelesz”が新メンバーを募集するオーディションで生まれた構文...
残念ばーさんにはなりたくない! 平均年齢70代の“おじさまの海”で学ぶ
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
更年期め、50代手前で不眠で悩むとは…「大変だ、眠れない!」試行錯誤の睡眠導入術
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
通りがかりの小さな秋祭りで①
いつか主役になっていくのだろうと思わせる眼差し とっても頼もしい
野生炸裂! 躍動感たっぷりなワイルドハンター“たまたま”の雄姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
男も女も絶対信用できない言葉7選「行けたら行く」ほど当てにならないものはない
 今回は、信用できない言葉を特集! コミュニケーションにおいて本音と建前を使い分けるのは大切ですが、ここで紹介する言葉は...
アラフォーは「ウケる笑」でやり過ごしていいですか? 友達とのLINEで実感した老い3選
 友達とLINEしているときに「私、年取ったな…」と感じた経験はありませんか? 今回は、そんな“老化を実感したLINE”...
夜更かしをやめたい時の5つの処方箋。ダラダラスマホで寝不足の後悔
 SNS時代の現代では、大半の人が暇な時間をスマホいじりに費やしていますよね。そのせいか、夜にスマホをダラダラといじり続...