コスパ最高ランク、“超満開”長っ! 開運花の「レウイシア・エリーゼ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2023-03-29 06:00
投稿日:2023-03-29 06:00

勢いで買った花

 猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋。お店の立地が神奈川のカントリー風情たっぷりな場所にあるせいか、周りには農家さんも多く、比例してご年配のお客様の多い土地柄でございます。

「老人会」の活動がいまも盛んで、若手(!)である70代のメンバー主導でカラオケ大会や食事会などが行われており、参加景品に鉢花を贈呈する際には手前どもをご利用いただいておるのですが……過日、前年と同じお花を景品に使ってしまうという失態をおかしてしまったのでございます。

 ところが、「去年受け取った時は期待してなかったけど、これスゴイ花だったからイイよ」とのお許しをいただきました。

 そうなんです。ワタクシもそのポテンシャルの高さに驚いて、見かけるとついつい勢いで仕入れてしまう花とは一体……。今回は「花は見かけによらないの。ゾンビみたいなレウイシア・エリーゼ」の解説でございます。

レウイシアってなんですか?

 ピンクやオレンジ、白、黄などなど鮮やかな色が特徴のレウイシアは、多肉植物に似た高山植物の一種です。寒い冬の時期から店頭に並びはじめ、春から夏にかけて咲きますが、ほぼ同時期に売られるパンジーやビオラのような“スター選手”と比べると、「待ってました感」が薄いというかなんというか……。

 安価なわりに手が出しづらい、その認知度の低さの理由は、一体なんじゃろか? と考えると、「開花期間が異様に短かくて、育てるのも難しそう」な見た目にあるのではなかろうか。

 つまり、開花時期が過ぎたら多肉植物のような葉だけを見ている期間が長く、いつの間にか腐って消えてるんじゃないかぃ? と思わせてしまうフォルムではなかろうか。ワタクシ自身、花が可愛いんだけどなぁと思いながらも、仕入れるのをちょっぴり敬遠しておりました。

 ところが、仕入れてみたらビックリ! 検証用に保管しておいたレウイシアは、「ほっぽらかし園芸」という名の過酷な放置プレイにも見事に答えてくれたスゴイ奴でした。

 次々と花芽が上がってきては咲き続け、真夏はちょっとお休みして秋に再び咲く異様に長い開花期間。しかもいつでも株いっぱいに“超満開”、お値段以上のポテンシャルを持ち合わせた植物でござんした。

 それもそのはず。本来ならば暑さや湿気に弱いレウイシアを、梅雨の存在する温暖な気候の日本に合わせて品種改良したのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


アプリもう不要!? 映えるエモい写真をiPhoneだけでクリエイトしてみた
「今」という貴重な一瞬をとらえてくれる写真。記憶に残すだけじゃなく、写真にして大切にしておきたい! と思う瞬間ってたくさ...
2023-05-16 06:00 ライフスタイル
二人暮らしで生活費月10万円は可能? とっておきの節約術4つ
 恋人と二人暮らしをはじめて実感するのが、「なかなか貯金が貯まらない」ということ。これから結婚や出産など、大きな出費に備...
お触りしたい!陽だまりで手入れ中の“たまたま”にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
コロナ禍で対応分かれた子どもの「付き添い入院」、骨身に沁みたのは…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
見上げたら、ガラスの谷間の底にいて… 2023.5.15(月)
 深くて暗い地下からやっと地上に上がった頃には、じんわり汗をかいていた。 「ずいぶん来たな」と思って空を見上げたら...
テレビの音量は8、トイレ掃除は素手…理解不能な夫の実家の謎ルール!
 どんな家庭にも「我が家独自のルール」があるものですよね! 中には、他人には理解できない謎ルールもあるでしょう。でも、嫁...
すいかばかのレシピ~'23年<1>生産量ワーストの地で昆虫性のすいか作り
 4月の山梨県北杜市白州町。この地でひとり、こだわりのすいかを作る男がいる。通称「すいかばか」こと寿風土(ことぶきふうど...
心の中に「気が強い美女」を飼う効果 2023.5.14(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
自分を「幸せじゃない」と思う人に62歳の童貞が伝えたいこと
 キミは「プロ童貞」を知っているか──。コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん...
62歳の童貞・山口明が語る二刀流時代「大谷君より早かった」
 キミは「プロ童貞」を知っているか──。コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん...
ひとり旅のメリットとデメリット 正しく天秤にかけて楽しい時を!
 家族や友人、恋人など誰かと一緒に旅行をするというのは、経験したことがありますよね。でも、ひとり旅って経験したことありま...
子アリ夫婦のつかの間デートに“夜パフェ” 2023.5.13(土)
 GWはみなさん、どこかにお出かけしましたか? 我が家は遠方から義母が飛行機に乗って遊びに来てくれたんですが、連休前日に...
親切の押し売り問題どう乗り切る? しても・されても凹む人への処方箋
 相手の親切心を受け取らないって、すごく苦しいですよね。たとえそれが自分にとってありがたくないものだとしても、受け取らな...
誰も歩かない小道、誰もいない海 2023.5.12(金)
 誰も歩かない小道を進んで、誰もいない海を眺める。  プライベートビーチっていうとちょっと違う気もするけど、このひ...
千葉で震度5強 3.11から12年「まだ終わっていない地震」と専門家指摘
 東京近郊の人は11日早朝の「緊急地震速報」にヒヤリとしただろう。同日午前4時16分、千葉県南部を震源とした最大震度5強...
花咲く庭で発見! モテランキング1位“たまたま”をパチリ☆
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...