性交時のアソコのひきつれは膣の乾きが原因?【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2023-04-13 06:00
投稿日:2023-04-13 06:00

3. 膣トラブルに有効な対処法とは

 膣まわりは、顔や手足と違って目に触れにくいので変化に気づきにくく、トラブルが起こりやすい部位です。

 しかし、正しいケアや対処法で、トラブルの発症や症状の悪化を抑えることも可能です。

 それでは、その方法をみてみましょう。

3-1. 膣の常在菌を洗い流さない

 膣まわりを清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎは禁物です。

 洗浄力の強すぎる洗浄液では、膣を守っている常在菌まで洗い流してしまいます。膣と同じ弱酸性で、低刺激の専用ソープを選びましょう。

 洗浄の際は、優しく丁寧に洗ってあげることがポイントです。膣周りは皮膚が薄く繊細なため、傷つけてしまわないよう細心の注意を払いましょう。

 清潔な状態にしたあとは、しっかりと保湿をすることを忘れずに。

3-2. 性交時は潤滑ゼリーを使う

 潤滑ゼリーは、性行時の痛みや不快感などを解消する効果があります。

 使用することで、膣まわりの自然なうるおいを再現できるようになり、スムーズで痛みの少ない性行為が可能になります。

 潤滑ゼリーを使用するときも、洗浄時のケアと同様、膣周りに優しく塗りましょう。擦り込むように力を入れてしまうと、刺激や爪などで膣内を傷つけ、かえって痛みを引き起こしてしまうことがあります。

3-3. 大豆イソフラボンで体内にうるおいを補給する

 大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た働きをするため、とくに更年期の女性におすすめです。

 豆腐や豆乳、納豆などの大豆製品で手軽に摂取することが可能で、更年期によるエストロゲンの減少をカバーできます。

 さらに、カルシウムも多く含んでいるため骨を強くする効果のほか、食物繊維も豊富なので、加齢とともに乱れがちな腸内環境を整える嬉しい効果も期待できます。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...