更新日:2023-04-07 06:00
投稿日:2023-04-07 06:00
どうなることかと思ったけれど…
――無事、ミッション完了ですね。
「はい……。一時はどうなるかと思いましたが、とりあえず彼のザーメンをゲットできてホッとしました。セックスもカメラ2方向から撮っていますし、スマホにも収めています。ICレコーダーも音声は録音されているでしょうから、あとはXさんにバレないように回収し、A社長に連絡するのみとなりました。
ホテルに入ってからすでに2時間が経っていました。早く切り上げなければなりません。私はXさんに微笑を向けました。
――Xさんが気持ちよくなってくれて嬉しい。また逢いましょう。
――あ、ああ……。今度は体調万全にしておくよ。
――次に逢うまで、これでいっぱいオナニーしちゃうから。
私は彼の精液を入れたコンドームを摘まみ上げて軽く揺らしました。
社長から意外なLINEが
――先にシャワーを浴びていいわよ。ホテルは別々に出ましょう。
――分かった。またチャットルームで連絡しあおう。
軽くキスした後、彼はシャワーを浴びて衣服を身に着け、部屋をあとにしました。
彼を見送ったのち、私はカメラ2台とICレコーダー、スマホを取り出し確認したんです。どれもバッチリ録画と録音がされています。ザーメン入りのコンドームは、破れぬようティッシュで包みました。
A社長にLINEすると、すぐに返答がきて……それは予想外の内容でした。
――T子さんがいるラブホテルの入り口付近に、依頼人がいる。その人にデータを渡してくれ
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