妻を労う夫が選んだスノーピーク×久保田の酒 2023.5.4(木)

コクハク編集部
更新日:2023-05-04 06:00
投稿日:2023-05-04 06:00
 銘酒「久保田」を製造する朝日酒造と、アウトドアブランドの「スノーピーク」。一見、何の関係もないようですが、実はどちらも新潟県に本社を置く企業です。ひょんなことから、そんなふたつの企業がコラボしたユニークな日本酒をゲットしたのでご紹介します。

夫からのお詫びとお礼

 4月も後半のある日、終電で帰ってきた夫がスーツのまま寝室のベッドに倒れこんで、布団に顔をつけて「うわー!!」と叫びました。

 なんでも「なんか疲れたな~と思って今月の勤務表を確認したら、なんと20連勤だった」とのこと。言われてみれば4月は日付けが変わってから帰ってくることも多く、週末はほぼ不在でした。

 そんな会話をした数日後、細長い箱に入った荷物が届きました。

 このサイズ感と重さはお酒に違いない! 夫にLINEをすると「自分が20連勤だったということは、その間の週末の子どもの対応やらをすべてお任せしてしまったわけで、そのお詫びとお礼です。どうぞお受け取りください」と返信が。

 休みなく働いてヘロヘロな状況でも、結婚7年目の妻への気遣いを忘れない。しかも妻が喜ぶものを知っている! ──そんな夫が選んでくれたのが、スノーピークと朝日酒造がコラボした「爽醸 久保田 雪峰」です。前置きがだいぶ長くなりました(笑)。

なんだ、この甘い香りは…!

 真っ白な化粧箱を開けると、曇ガラスに白で印字された高級感ただよう瓶が登場! 見た目からして爽やかです。背面には「日本の美しい自然をより深く楽しむために共同開発したお酒です」と書いてありました。

 さっそく開けてみます。お気に入りのお猪口に注ぎ、口を付ける前に写真を撮ろうと思ったんですが、ふんわりといい香りが漂って、たまらず一口。

 もう少し香りの説明をさせていただくと、メロンや桃、マスカットのようなフルーティーで甘い香り。なんとなく空間が浄化されたような感じがするのは気のせいでしょうか?

 口に含むと、お米の甘味と旨みがまっすぐ伝わってきます。芳醇でまろやか、華やかでやさしく、春にぴったりなお酒です。

春の日差しの下で飲みたいお酒

 普段から夫の帰宅が遅いこともあり、晩酌する際は子どもが寝た後にひとりでじっくり飲むことが多いのですが、軽やかな飲み口に背中を押されて、不思議と誰かと話したい気分になってきました。

 残念ながらこの日は平日で家に誰もいない昼間の時間帯。それは叶わなかったので、お猪口を手に持ったままリビングからウッドデッキに出てみることに。

 目の前に広がるのは自然の雄大な景色……ではなく、隣家の壁ですが(笑)。

 午後の日差しを感じながら春を感じるお酒とともに過ごす時間は格別! 明るい時間から飲むのが気持ちいいお酒でした。もしかして、普通の日にこうやって外に出て日本酒を飲んだのは初めてかも。

 アウトドアで登場する飲み物というと、キャンプでコーヒーを沸かしたり、スキットル(映画とかでワイルドな男性が携帯している金属製の薄い水筒のこと)に入れたウイスキーをたしなむイメージがありますが、これからは「アウトドア×日本酒」というのも新しい選択肢になりそうです。

 個人的にキャンプや登山などとは縁遠い人生ですけど、好きなお酒を入口にアウトドアに興味を持つというのもアリかもしれないと思っています。

 そうそう、オンラインショップに「期間限定生産&数量限定」とあったので、気になった方は急いだほうがいいかもしれません!

 商品の情報はこちら:朝日酒造 公式サイト

(編集M)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


仏様のお供えは「花」とは限らない! もうすぐお彼岸、仏花にまつわるケンミンSHOW的な話
 ねこ店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の仏事に手厚い土地柄の片田舎にあります。とりわけ、夏のお盆からお彼岸月の9月...
ロボット掃除機より優秀!? “激落ちくん”のお掃除スリッパが突き付けた我が家の床の現実
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...