コロナ禍で対応分かれた子どもの「付き添い入院」、骨身に沁みたのは…

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-05-15 06:00
投稿日:2023-05-15 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

末っ子が小児科に入院することに

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は幼稚園の行き渋りについてお話しました。

 入園当初に誰もが頭を抱える行き渋りは、親も子もメンタルがやられてしまう要因の一つです。そういうときは無理をせず、思い切って休んでみることも大切。笑顔で登園してくれる日を願いながら、そのいつかが来るのを気長に待つことが一番の近道なのかもしれません。

 また、新生活が落ち着いてきて安堵感から体調を崩しやすい人もいるのではないでしょうか? 我が家も4月の後半から風邪が蔓延しており、常に誰かしらゴホゴホと咳き込んでいる状態です。

 とくに末っ子は体調が悪く、ついには熱と片側顔面麻痺のような症状が出てぐったりとしてしまいました。慌てて夜間救急にかかりましたが原因不明とのことで、現在も小児科に入院しています。

 実は子どもの入院経験はそれだけでなく、2019年の3月・8月、2022年の8月頃に長男もペルテス病の手術のため、約3週間ほど入院していました。

 このように、コロナ前の入院を2回、コロナ禍での入院を2回ほど経験しているのですが、どちらも対応は大きく異なり、その際に良い面も悪い面も痛感することに。今回はそんなコロナ前後の子どもの入院、付き添い、面会の制限についてお話します。

コロナ前後で付き添いが一変

 突然の子どもの入院は心配ですよね。それに加え、現在は緩和されつつありますが、まだまだコロナ禍の影響による制限は大きいと感じます。長男の入院した病院は整形外科専門なので、大人から子どもまで一般病棟に入院していました。一方で、末っ子の入院しているのは総合病院のため、小児科があります。

 コロナ前は子どもが入院となると年齢にもよりますが、付き添いをお願いされることがほとんどでした。未就学児から小学生の入院となると、やはり小さな子どもをひとり残して預けるのは親としても心配してしまいますよね。

 しかし、その付き添いがコロナ禍になると一変します。

病院側の指示がコロコロ変わる

 コロナ禍での病院の対応は感染症対策の観点から、付き添いや面会時間または面会そのものを禁止してしまうところが多くなりました。

 仕方がないこととはいえ、一度入院してしまうと退院まで会えないこの状況に、患者さんも家族の方々も不安になってしまいます。そのなかでも、子どもの入院については病院によって対応が大きく異なるようです。

 長男の入院した病院では小児科ではない一般病棟のためか、当初は子どもが患者の場合のみ週に2回まで面会OKという決まりがありました。

 しかし、数日経つと病院側の判断で「親が付き添いながら一緒に入院するか、退院まで面会謝絶か」のどちらかを選ぶよう、いきなり選択を迫られることに。

 長男も小学4年生とはいえ、まだまだ親離れするには早い年齢です。話を聞くと、寂しさのあまりナースコールを押したり、毎晩泣いたりしているそうでした。そういった状況から病院側としても、世話係として私に付き添って欲しいと考えたのでしょう。

 いきなりの申し出に正直困惑しましたが、遠方に住む両親に末っ子を預け、夫のひでまるにも、在宅で仕事をしながら長女の世話をしてもらえるよう会社に交渉してもらいました。

「最初から付き添い前提で話を進めてくれていれば、しっかりと準備できたのに」

 多少のモヤモヤは残りましたが、やはり子どものそばにいられるのはこちらとしても安心です。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ミルクに難色、昭和育児の「母乳信仰」って何なん? 押しつけがましい上から目線LINEにイラッ
 初めての育児や、何人もの育児をしているお母さんは、とりわけ、毎日大変! そんなお母さんを追い詰める身内、どうにかならな...
セレブ妻が赤羽のサイゼリヤに落ちるまで 上流階級との「品格の差」に絶望
 悠々自適なセレブ生活を送っている医師の妻・大宮由香。ある日、お嬢様学校に通う娘のクラスメイト・愛舞(らぶ)とその母親・...
勝ち組ママ友が放った屈辱的な一言。私を「一般人」と一緒にしないで!
 四ツ谷・番町エリアに暮らす医師の妻である大宮由香は、娘・葵を名門お嬢様学校に通わせている。小学校に入った葵から友人がで...
嘘でしょ…娘の友達が「キラキラネーム」? 玉の輿セレブの大きな誤算
 都会の中心でありながらも、ハイグレードな住宅街として知られる四ツ谷・番町エリア。  大宮由香は、小学校に入ったば...
スメハラ? 90年代の出版社は“異臭”がプ~ン…男と香水と時代の変化
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
移住の思わぬ落とし穴。収入激減で大後悔!こんなはずじゃなかった…
 コロナ禍でリモートワークに対応する会社が多くなり、地方への移住を一つの選択肢として捉える人は増えました。でも、あまり調...
直木賞作家・荻原浩氏インタビュー 世にはびこる誹謗中傷「耳の痛い意見が人を成長させるとは言い切れない」
 パリ五輪でも選手や審判などに対する誹謗中傷は深刻な問題となっている。誹謗中傷は、他人への悪口(誹謗)と根拠のない出鱈目...
まるで最高級の餡子玉! 黒猫のプリプリ“たまたま”がキュートすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(後編)父を亡くした喪失感を「ゆみ子」に重ね合わせた
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
江角マキコ芸能界引退から7年、初めてデビュー作を語る(前編)伴走してくれた能登の人たちに「感謝と恩返し」を
 芸能界から引退している江角マキコさんが、7年ぶりとなるインタビュー取材に応じた。目的は、石川県輪島市を支援するために特...
2024-08-07 07:00 ライフスタイル
「夏の庭の花・植物の水やり問題」災害級の暑さで1週間留守に…対策は?
「災害級の暑さ」なるフレーズ、耳にする日が続いていますが、気付けば夏休みシーズン到来!  我が花屋は神奈川の片田舎の温...
深夜3時にメッセ連続投下!グループ脱退したい…常識知らず&KYなママ友のお騒がせLINE10連発
 保育園や幼稚園の保護者同士でやりとりするママ友LINE。同じクラスのママに誘われて断るわけにもいかず、半ば強制的にグル...
ふるさと納税について夫婦で考えたら、意見が食い違って爆笑の大喧嘩に…「特別vs日常」何が正解?
 選んだ自治体に寄付をしてお礼をもらうことができるだけでなく、一部の税金が還付または控除される、“ふるさと納税”。  ...
2024-08-07 06:00 ライフスタイル
「子どもの夏休み暇対策」どうしてる? 頑張るママのお助けアイデア7選
 子どもが小学生になると、夏休みの過ごし方で悩む大人がたくさんいます。近年では外遊びも猛暑による熱中症の心配があるので、...
【調香師解説】夏バテ解消アロマでフェロモンも復活!睡眠、胃腸、イライラを鎮める香りは?
 毎日暑いですね。フェロモンは最低限の生命力が維持されたうえで、余力から生まれてくるものです。うだるような暑さが続くと心...