ポケモンカード強奪事件で私がとった行動 息子と上級生宅に乗り込むと…

tumugi・ひでまる ツレ婚夫婦ライター
更新日:2023-06-12 06:00
投稿日:2023-06-12 06:00
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザーを経て「ひでまる」と再婚。今では3人目の子どもが誕生し、5人家族で暮らすアラサーです。
 3人の子どもを抱えながら働くって、思っていたよりも大変! 本連載は子育てをしながらバタバタと過ぎていく毎日の中で、私が感じたことやちょっとした事件(笑)を「働くママのリアル」を通してお伝えします。

ようやく手に入れた小学生らしい生活

 みなさん今日もママ業お疲れ様です! 前回は子どものリハビリ通院への付き添いについてお話しました。

 仕事をしながらのリハビリ通いは、ワーママにとって厳しい問題です。

 それがたとえ、ママフリーランスだとしても同じこと。周りに迷惑が掛かってしまう以上、働く環境を自ら整えていく必要があります。ときには、「今は子どもを優先する時間だ」と割り切る気持ちも必要かもしれませんね。

 幸いにも長男のリハビリは順調に進んでおり、徐々にしっかりと歩けるようになってきました。以前よりも活発に動けるようになり、学校が終われば図書館をのぞいたり、友達と遊びに行ったり。毎日楽しそうに過ごしています。

 ようやく手に入れた小学生らしい生活に安堵する一方で、今度は学校外における友達間のトラブルに頭を悩ませるようになりました。

 子ども同士の言い合いや、仲間外れ、買い食い、おもちゃの破損など、親の目の届かないところでさまざまな問題が……。今回はそんな、子ども同士のトラブルに親はどう行動すればいいのか? についてお話します。

子どものおもちゃでトラブル発生…?

 みなさんのお子さんはなんのおもちゃにハマっていますか? うちの長男は、ポケモンカードが大好きです。

 お年玉や誕生日プレゼントでコツコツ集めたたくさんのカードを、ファイルに入れてコレクションしています。友達の間でもポケモンカードが流行っており、カードバトルやトレードをしながら楽しく遊んでいるようでした。

 そんなある日、遊びから帰宅した長男の様子がおかしいことに気が付きます。ポケモンカードが入ったファイルをパラパラめくりながら、なんだか浮かない表情……。

 不思議に思っていると、長女が帰宅。帰ってきてそうそう長男に「あんたポケモンカード返してもらったの?」と尋ねています。

 ……ポケモンカードを返してもらう???

 穏やかじゃない会話を耳にした私は、長男に事のあらましを説明するよう促すと、衝撃的な話が飛び出してきたのです。

ポケモンカード強奪!? 上級生に言いくるめられてしまった

 簡単にいうと、「ポケモンカードで同級生と遊んでいたところ、上級生がやってきて強いレアカードをとられてしまった」そうです。

 長男いわく、「『2枚あるし良いだろ?』って言われて……。拒否したら殴られそうだったから渡しちゃった。カードは売ってお金にするんだってさ」と言っています。

 相手は6年生で、長男は4年生。2年の違いとはいえ、まだまだ体格差もあり、殴られそうになったらきっと委縮してしまいます。また、その相手は長女の同級生で、学校でも問題行動を起こす生徒なんだそう。

 話を聞いていろいろと思うところはありましたが、まずは長男の気持ちが大切です。

「長男はカードを渡しちゃって良かったの? 後悔してない?」

「本当はイヤだった。でもあげちゃったから取り返せない……」

 悔しそうな顔の長男を見ていると、こちらまで悲しくなってきました。ポケモンカードが好きで、欲しくてとってしまったならまだ理解はできますが、売るために奪うのはいかがなものでしょう……。

 このまま黙ってはいられないと思い、長男とともに相手の子のお宅へ突撃することにしました。

tumugi・ひでまる
記事一覧
ツレ婚夫婦ライター
10代で結婚、20代で離婚した3人の子を持つ占い師ライターtumugiと、元妻に2回も不倫サレてバツイチとなった会社員のひでまるが出会い、ステップファミリー(子連れ再婚)に。夫婦ともにFPの資格を所持し、保険会社勤務の経歴を持つ。自らの体験から『ステップファミリーの本音』をテーマに情報発信をしている。ステップファミリーを目指す方の背中を押すべく占い×実体験のアドバイスを用いて活動中!
ブログYouTubeXInstagram公式LINE
◆相談はこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり癒し漫画/第67回「おかえり銀ちゃん」
【連載第67回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
私「あ、大丈夫よ?」勘違い女「なんとか調整する」いや誘ってないから!
 自意識過剰だったり、自分に自信があったりする女は“勘違い女”になりがち。そんな女性からのLINEには、思わず「いやいや...
ペラペラさが逆に良い!100円均一のトラベルグッズが海外旅行で重宝した
 コロナが落ち着いて旅行する機会が増えた方も多いのではないでしょうか。  トラベルグッズを買い揃えるために100...
ババア(婆)と言われ、架空の48歳妹になりすました73歳女に思うこと
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ミス日本は不要? 開催意義と椎野カロリーナ不倫発覚で“分不相応”の根拠
「ミス日本コンテスト2024」に選ばれたウクライナ出身のモデル・椎野カロリーナさん(26)が2月5日、グランプリを辞退し...
2024-02-10 06:00 ライフスタイル
酒豪の友達を持った宿命? 飲み会で「割り勘負け」を防ぐ6つの賢い方法
 友達との飲み会は楽しいけれど、気になってしまうのが大酒飲みとの割り勘。お酒を飲まない人なら、会計時に「ソフトドリンク1...
“子供部屋”を出てチヤホヤされて 36歳女性が勘違いから気づいた現在地
 西荻窪の実家で母親と2人で暮らし、工場でパート勤務をしているかおり。平坦な毎日だったが何気なくインスタに投稿していたシ...
工場での単純作業は悪くないが…恋愛経験ゼロの女に起きた“タグ付け事件”
 西荻窪の実家で母親の信美と2人で暮らし、工場でパート勤務をしているかおり。彼女は今の生活に特別な不満もなく、趣味のカフ...
私は子供部屋おばさん?彼氏ナシ・非正規でもシフォンケーキで満ちる日常
 工場内に終業のチャイムが鳴った。  機械の停止音とともに「お疲れさまでした」が飛び交う。  同じロゴの入っ...
蛙化現象わかったフリしてない?恋愛中でもどこか冷静な若者のリスク管理
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
うんざりするけども!目上の人の苦労話は“秒”で遮断するのはもったいない
「今の人は恵まれてる、昔はさ~」から始まる目上の人の苦労話、みなさんもうんざりするほど聞いてますよね。  その苦労話で...
台湾最高!くまのプーさん気分も味わえる「40女激オシ台湾産ビール」3種
 仕事の後のビールは、全てを忘れさせてくれる大切な存在。そんな1日の終わりに飲む1杯にはこだわりたいですよね。  そこ...
2024-03-07 18:25 ライフスタイル
戦うべき相手は過去の自分 時には昇ってきた階段を振り返る
 時には昇ってきた階段を振り返る。ずいぶんと上がった、と誇りに思うこともあるし、まだこんなところか…と凹むことも。 ...
親を嫌いになってもええやん? 40女が手放せた“無理と我慢”
 早いものでもう2月。新年をきっかけに、今年こそは! と決意を新たにした方も多いのではないでしょうか。  筆者もそのう...
コミュ力ゼロ、ママ友関係が苦痛でしかない…テッパン切り口&対処法
 子育てをはじめるともれなくついてくるのが、たくさんの人間関係。保育園や学校、ママ友との交流の機会が多いので、コミュ力の...
愛しいおんにゃの子に猛アピール♡“たまたま”君の恋の行方は
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...