大人こそ見直したい「自愛メソッド」甘やかしているだけになってない?

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2023-07-07 06:00
投稿日:2023-07-07 06:00
 2023年もあっという間に下半期ですが、みなさんちゃんと自分自身を大切にできていますか?「ご自愛ください」と人には言うけれど、実は自分が一番できていなかったり……。
 日々忙しく過ごす大人のみなさんこそ、しっかりと自分に優しくしてほしいです。

 

 

 

自愛≠自分を甘やかす

 私の周りの優しい人たちは、よく「無理をしないでね」「自分を大切にね」と言っています。

 その影響もあってか、私も人によく言うようになりました。でも、自分自身を大切にするって、具体的には何をすればいいのでしょうか。

 みなさんは誰かにご飯を作る時、栄養面や彩りなどたくさんの部分に気をつけませんか? その気配り、自分に対してもできていますか?

 私はめんどくさがりなのもあって、自分ひとりで食べるご飯にはあまりこだわりがありません。

 優先順位としては、1に自分がラク、2に自分が好きなもの、3に栄養バランスといった感じ。

 ちょっと前までは、この「1」が自分を大切にすることだと思っていました。確かに間違いではないかもしれませんが、どちらかというと”甘やかし”に入りますよね。

 自愛に含まれる部分ではあるけれど、自分に優しくしてるのとは違うような……。

 つまり、私の食事の優先度の「3」がトップに来るのが、本当の意味での自愛なんじゃないでしょうか。

自愛=心身のメンテナンス

 好きじゃなくても、栄養バランスの良い食事や定期検診へ行くなど、自分をメンテナンスする。

 これが「自分に優しくいる=自愛する」の正解ではないでしょうか。

 どうやったって、年々トシはとります。これからも長く付き合う体、メンテナンスは定期的にやるべきだと思いませんか?

 暑くなる週末、みなさんもしっかり“ご自愛”くださいませ。

登場人物紹介

コミ:どろんぱの人気ホステス。お酒が好きで、仕事から帰っても家で必ず晩酌をする。健康診断にはここ3年ほど行っておらず、それを遠回しにママに指摘されている。

ママ:どろんぱのママ。自分という存在に重課金するのが大好き。体のメンテナンスはもちろん、心のメンテナンスも怠らない。自信と自愛を語らせたら天下一。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


バカにしてる、よね? 部下になめられる理由と上司が改めたい悪癖3つ
 キャリアアップはうれしいけれど、部下ができると「なんだかなめられている気がする…上司としての威厳がないのかな?」と新し...
そのあえぎ声、どこまでが本当ですか?
 素朴な疑問、と頭に付ければ何を聞いても許されるとは思っていないのだが、失礼を承知で、どうしても聞きたいことがある。 ...
いつだって癒しを提供…成長が楽しみな“たまたま”を愛でる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
お正月にしめ縄って必要かぃ?「しめ縄」と「しめ縄飾り」の違いも解説
 今年もあと2週間を切りました。年末だというのにあまりの暖冬、ここ数日は少しは寒くなったものの更年期のワタクシは、本職の...
「女は見た目がすべて」の思い出に悶々…容姿いじりのトラウマの克服法
「女は見た目がすべて」なんて言葉が昔からあるように、男性よりも女性の方が外見を厳しく見られる傾向です。そして残酷なことに...
落ち込んだらシーラカンスのことを考えるといいかもしれない
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
人生初のぎっくり腰なぜ発症? 40女の激痛を救った意外なコスメは…
 齢46、人生初のぎっくり腰になりました。腰が砕け、身動きがまったく取れない状態に陥るって本当にあるんですね。  デス...
韓国は「ひとり飯」ほぼタブー! おひとり様=みじめな人認定で苦労した
 ちまたでは『孤独のグルメ』(テレビ東京系)や『ひねくれ女のボッチ飯』(テレビ東京系)、『めんつゆひとり飯』(BS松竹東...
2023-12-19 06:00 ライフスタイル
“たまたま”とももうすぐお別れ…去勢前のおやつシーンを激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
自然の石を積んだ石垣でできた江戸時代から続く「棚田の村」
 見知らぬ土地で、山道を越えて現れた見事な石垣に圧倒される。ここまで積み上げる労力を想像すると途方に暮れるし、これが自然...
妙齢って何歳? 三省堂 現代新国語辞典のいまっぽい凡例に注目
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
#3 結婚で“輪”から去る友人への寂しさ。心地よい独身生活で失ったもの
【#2のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、毎晩芸人の卵や音楽仲間と飲み歩いている。高円寺はうんざ...
#2 友達の結婚、喜べないのはなぜ? 勝ち組を裏切りだと感じてしまう記憶
【#1のあらすじ】  ミュージシャンの沙恵は高円寺に暮らし、芸人の卵や音楽仲間と毎日飲み歩いている。高円寺はうんざ...
「最終的には学歴!」すごいですねー(棒)高学歴義母のマウントLINE3選
 義母が高学歴だとなんとなく上品でスマートな人柄が連想されますが、現実では学歴の高さと人格は比例しないようです。実際には...
2023-12-16 06:00 ライフスタイル
#1 夢を諦めきれない32歳の女。高円寺で燻る芸人らと酒に溺れる日々
 この街は、まるでネバーランドだ。  いつもの店に行くと、いつもの仲間がいて、相変わらずのバカな話で盛り上がれる。...
母親が施設から帰ってくる夢…認知症の予兆を「ボケたな」で済ませない
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...