汗をかく夏にアクセサリーをつけていると、変色したり、最悪の場合、金属アレルギーになってしまったり……。今回は夏でもアクセサリーを楽しむために、原因やトラブルを防ぐコツをご紹介します。
夏のアクセサリー…汗でアレルギーや変色が起こる原因
まずはなぜ夏にアクセサリーをつけていると、アレルギーや変色が起こってしまうのか、原因を見ていきましょう。
1. 汗による「硫化」
夏にアクセサリーをつけていたら、黒ずんだり、変色してサビてしまったりした経験は誰しもあるでしょう。これは、汗や皮脂が触れた状態でアクセサリーを放置する時の「硫化」という化学反応が原因。
シルバーアクセサリーの銀と硫黄が反応すると、「硫化銀」という物質が黒ずみとなって現れるのです。ほかにも、空気や硫黄が含まれた温泉に触れたり、化粧品などに反応してしまう場合もあります。
2. 汗による「イオン化」
夏にアクセサリーをつけっぱなしにしていて、金属アレルギーになってしまった人は多いですよね。汗によってアクセサリーから金属が流れ出すと、イオン化し「金属イオン」になります。
そして、汗に反応して作られた「金属イオン」が皮膚のタンパク質と結合すると、体が異物だと判断してアレルギー症状を起こすのです。
夏のアクセサリー問題…汗による金属アレルギーを防ぐ方法
アクセサリーによる金属アレルギーや変色の原因がわかったところで、まずは、金属アレルギーを予防する方法を見ていきましょう。
1. 金属の種類をチェックする
アクセサリーをつける時には、金属の種類を認識することが大切です。特にニッケルやクロムが多く含まれるアクセサリーは、金属アレルギーになりやすいでしょう。値段は高くなりますが、純度の高いプラチナやゴールドを使ったアクセサリーのほうが、アレルギーになりにくいと言われています。
2. 肌に直接触れない工夫をする
金属アレルギーになるのは、肌に直接アクセサリーが触れた時です。そのため、汗をかきやすい夏場はネックレスなら服の上からつける、ピアスなら肌に直接触れない「ピアスコンバーター」を使ってつけるなど、肌に触れない工夫をするのが効果的です。
3. 安全な素材に置き換える
最近では、チタンやセラミック、樹脂、サージカルステンレスなど、アレルギーになりにくい素材を使ったアクセサリーも販売されています。
アレルギーになってしまう前に、安全な素材を使ったアクセサリーを購入するよう心がけるとアレルギーを未然に防げますよ。
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