3. 乾きが早すぎるコンシーラー
ほうれい線やクマなど、隠したい部分を簡単にカバーできるコンシーラーは、プチプラにもたくさんお目見えしています。
けれど40代以上が夏メイクに使うなら、うるおい感のあるコンシーラーがキレイをキープするには不可欠。30代までよりも肌そのものが乾きやすくなっている40代以上は、プチプラによくある乾きが早すぎるコンシーラーだと、メイクの持続力に欠けてヨレたり粉を吹いたりといった残念な展開を招きやすいのです。
乾きが早いコンシーラーは、ファンデーションとの境目がくっきりと悪目立ちすることもあるため、上からミストなどでメイク直しをすれば少しはカバーできるものの、できれば最初からうるおい感強めなコンシーラーで仕上げたほうが安心です。
4. ツヤ感が強いパウダー状のハイライト
40代以上の「のっぺり顔」を回避するためには、目のまわりや鼻筋のハイライトはとても大事です。けれどプチプラのハイライトには、うるおい感が大人肌には物足りないものもあるため、夏にはこれが老け見えを招く要因になりかねません。
「ツヤ感×粉感」の組み合わせは、大人世代ほどテカリとメイク崩れのダブルパンチに見えやすく、せっかくハイライトをしているのに、かえって汚い雰囲気の見た目になってしまいやすい点に要注意。
メイク直後は綺麗に見えても、炎天下で汗をかいたときには、実際にはメイクが崩れていなくてもドロドロのテカリ×崩れ顔に見えやすくなる危険度が高めです。
5. マット感が強いピンクorレッドの口紅
30代まではさほど気にならなくても、40代以上は唇の縦ジワが目立つと、それだけで老け見えやオバ見えの印象が強まります。
そこでプチプラコスメを選ぶときに気をつけたいのが、塗ってからしばらくしてからのシワの出方です。マット感が強いピンクやレッドの口紅だと、シワがくっきりと見えやすいものも少なくなく、上からグロスを重ねていてもシワ感がはっきり目立ちやすいのです。
大人世代はやっぱり最初から、こういった口紅は選ばないに越したことはありません。
またシワ感が出やすいマットリップは、実際には乾いていなくても見た目に唇がカピカピに乾いているように見えるものも多いので、大人の顔を貧相に見せやすい面も否めません。
おわりに
ここ数年のプチプラコスメにおける進化は目を見張るものがあり、価格以上の高価値に驚く製品も増えています。私も普段のメイクにたくさんのプチプラコスメを取り入れています。
とはいっても一方で傾向として40代以上が使うと、チープ感が強まるプチプラコスメもあるのが現実。40代になると30代までとはそもそも“土台”となる肌感も変わってくることから、大人世代のプチプラメイクはコスメ選びが明暗を分けると言っても過言ではなく……。
最初からオバ見えや老け見えを招きにくい仕上がりのものを選ぶのが、プチプラメイクの満足度を上げる秘訣です。
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